ビジネス旅行市場が回復 「対面での交流」が再び注目

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世界旅行ツーリズム協議会WTTC)は2024年のビジネス旅行市場がコロナ前の水準を超え、1兆5,000億ドル(約225兆円)*に到達する見込みだと発表しました。

コロナ禍以降、Zoomなどのビデオツールをはじめとしたプラットフォームが台頭し、オンライン会議が主流になった一方で、世界各国で「対面での交流」の重要性が再び注目されたこともあり、2024年は2019年の水準を6.2%上回る見込みです。

*1米ドル=150円で訪日ラボ換算

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アメリカと中国を中心にビジネス旅行が復活

アメリカ中国において、ビジネス旅行市場は回復を見せています。

WTTCのレポートによると、2019年に世界総額の30%を占めていたアメリカのビジネス旅行支出は、2024年には4,720億ドル(約70兆8,000億円)に達すると見込まれており、当時の支出額を13.4%上回ると予想されています。

アメリカに次ぐ市場である中国においても、ビジネス旅行の支出が2019年比で13.1%増加し、2,110億ドル(約31兆6,500億円)に到達するとしています。また世界第3位のドイツでもビジネス旅行の回復が見られ、2019年のピーク時をわずかに上回る875億ドル(約13兆1,250億円)に達する見込みです。

「対面での交流」の重要性を再確認

力強い復活を遂げているMICEについても、長いパンデミック期間を経て対面での交流を再開しているといいます。

オーストラリアのパースで開催された「第24回グローバルサミット」にて、WTTC会長兼CEOのジュリア・シンプソン氏は、ビジネス旅行の回復について「パンデミックによる厳しい数年を経て、ビジネス旅行は予想よりも早く回復している。国際ビジネスにおいて対面交流の重要性が改めて示された」と述べました。

ほかにもレポートでは、ビジネス旅行と個人旅行を組み合わせた「ブレンデッド・トラベル」の成長も、ビジネス旅行の魅力を高めているといいます。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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