日本政府観光局（JNTO）は11月20日、2024年10月の訪日外客数推計値を発表しました。
10月の訪日外客数は331万2,000人で、2024年7月（329万2,602人）を上回り、単月過去最高を記録。また1〜10月の累計は3,019万2,600人で、1964年の統計開始以来、過去最速での3,000万人突破となりました。
1〜10月累計では、23市場のうち、9月時点で1〜9月累計の過去最高を更新した5市場（豪州・メキシコ・ドイツ・イタリア・中東地域）に加え、今月は新たに6市場（台湾・フィリピン・インド・⽶国・カナダ・スペイン）で過去最高を記録しました。
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10月の訪日外客数は331万人
日本政府観光局（JNTO）が11月20日に発表した訪日外客数推計値によると、2024年10月の訪⽇外客数は331万2,000人でした。9月の287万2,200人と比較すると、約44万人の増加となりました。
2019年同月比は32.7%増と、9か月連続で2019年同月を超えました。
また1〜10月の累計は3,019万2,600人で過去最速で3,000万人を突破し、2019年の年間訪日外客数（3,188万2,049人）に迫っています。
国別1位は韓国
国別では韓国が73万2,100人（2019年同月比271.1%増）で、前月から引き続き1位となっています。2位が中国（同20.2%減、58万2,800人）、3位が台湾（同15.8%増、47万8,900人）、4位が米国（同81.6%増、27万8,500人）、5位が香港（同10.1%増、19万8,800人）でした。韓国は日韓関係悪化の影響により、2019年10月の訪日客数が大きく落ち込んでいたため（2019年7月の35％程度）、増加率が大きくなっていることに注意が必要です。
ほか、2019年同月比での伸び率が大きかったのはメキシコ（同160%増、1万9,200人）、カナダ（同76.5%増、6万6,500人）などです。
1〜10月累計では、23市場のうち、9月時点で1〜9月累計の過去最高を更新した5市場（豪州・メキシコ・ドイツ・イタリア・中東地域）に加え、今月は新たに6市場（台湾・フィリピン・インド・⽶国・カナダ・スペイン）で過去最高を記録しました。
10月の押し上げ要因として、紅葉シーズンを迎えたことで多くの市場にて訪日需要の高まりが見られたことが挙げられます。なかでも中国は、地方路線などの増便や国慶節の影響でコロナ前の約8割まで回復しました。台湾・香港についても、同様の理由で10月として過去最高を記録しています。
また米国においても、直行便数の増加や祝日の影響もあり、10月として過去最高を記録しました。
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＜参照＞
日本政府観光局（JNTO）：訪日外客数（2024年10月推計値）
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