観光庁は11月29日、観光客に意識してほしいマナーを示したポスター「未来のための旅のエチケット」と、観光地における禁止・推奨事項を図式化した「観光ピクトグラム」を策定したと発表しました。いずれも5言語(日本語・英語・韓国語・中国語繁体字・中国語簡体字)に対応しています。
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観光庁、マナー啓発のための新たなポスターとピクトグラムを公開
観光庁は、マナー啓発や推奨する行動に関する新たなコンテンツとして「未来のための旅のエチケット」及び「観光ピクトグラム」を作成しました。
インバウンドをはじめとした観光需要が成長軌道にある一方で、観光客によるマナー違反行為の発生が課題となっている地域もあることを背景に、各地で実際に発生しているマナー違反行為や取り組みを踏まえ、有識者、地方公共団体、関連事業者等と連携し、当コンテンツを策定したとしています。
各コンテンツの概要
「未来のための旅のエチケット」は、観光客に意識してほしいマナーを7つの行動例で示したポスター・リーフレットで、5言語(日本語・英語・韓国語・中国語繁体字・中国語簡体字)に対応しています。
取り上げられている行動例は以下の通りです。
- 歴史・文化・自然を学びマナーを守る
- 混雑を避けて、上手に観光する
- 荷物を減らし、手ぶらで身軽に旅する
- 文化財の価値や意味を知り、大切に扱う
- 未来のために、観光地の美しさを保つ
- 地元の産品を選び、地域を応援する
- ゆっくり滞在して、日本各地の多様な魅力を楽しむ

また、「観光ピクトグラム」は、禁止する事項(14種類)と推奨する行動(8種類)を図式化したもので、「未来のための旅のエチケット」と同様に5言語の補助表記が用いられています。

関係者と協力し、マナー周知等の取り組みを推進
観光庁はこれまでにも、訪日外国人旅行者向けマナー啓発動画の作成や、各地域等におけるマナー啓発コンテンツの制作・普及活動の支援を行ってきました。当コンテンツについても、関係者と連携して活用し、SNSや旅行情報・予約サイト、観光地におけるマナー周知を推進するとともに、活用事例も踏まえて改善を加えていくということです。
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<参照>
観光庁:「未来のための旅のエチケット」と「観光ピクトグラム」を策定しました
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
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