株式会社サーフジャパン(SURF JAPAN)は2025年1月から、ホテルのインバウンド宿泊客向けに周辺の飲食店情報を多言語で提供する「Hotel Eats」を赤坂・六本木エリアで開始すると発表しました。
ホテルのインバウンド向けコンシェルジュ機能を強化し、宿泊客の満足度を向上させながら、飲食店のインバウンド対策と集客も同時に解決するとしています。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
インバウンド宿泊客向けサービス「Hotel Eats」とは
訪日旅行客向けの多言語グルメサイト運営などを手がけるサーフジャパンは12月13日、「Hotel Eats」のサービス開始について発表しました。
飲食店を探す外国人客に向け、ホテル内のQRコードで案内
急増している訪日旅行者の多くは日本での食事を目的としていますが、50%以上が訪れるレストランを決めていないことが同社の分析でわかっているといいます。サーフジャパンが1月から開始する「Hotel Eats」は、ホテルのインバウンド宿泊客に向けて、周辺の飲食店情報を多言語で提供します。
「Hotel Eats」は、ホテルの客室やフロントデスクのPOP、ロビーの看板などに設置するQRコードをスキャンしてサイトを利用できる仕組み。QRコードはホテルごとに異なり、各ホテルに対応したレストランまでの距離や道案内、ゲストクーポンの特典などの情報が提供されます。
5か国語の多言語メニューに対応
「Hotel Eats」のサイトでは、店舗名や料理ジャンル、予算、「禁煙」や「個室」などのサービス条件による詳細検索や、地図上での検索ができます。
メニューは5か国語(英語、韓国語、中国語簡体字・繁体字、タイ語)に対応し、食材や産地、調理法などに関する情報も多言語で提供します。
また予約については、TableCheck社とのAPI連携により提供します。
関連記事:飲食店のインバウンド集客を支える決済機能付き予約ポータルサイト「TableCheck」とは
ホテル側は導入と運営に伴う費用負担なしで「Hotel Eats」を利用でき、顧客満足度の向上やフロントスタッフの負担を軽減できるとしています。
飲食店側が掲載したい場合は掲載プラン(料金等は現時点で非公開)の問い合わせが必要。メリットとしては食物アレルギーや苦手食材への対応など差別化されたサービスによって顧客満足度を向上させ、周辺ホテルからの集客による売上増加の効果を期待できるということです。
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<参照>
株式会社サーフジャパン:『Hotel Eats』は、ホテルのインバウンド宿泊客と周辺の飲食店を繋ぎ、宿泊客を飲食店へ新規顧客としてご紹介するインバウンド集客サービスで赤坂・六本木エリアから開始します。
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
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詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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