訪日ラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム
」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回はビジネスホテルチェーン大手10ブランドに寄せられた約10万件の口コミを分析しました。
「ブランド別の平均評価(★の数)」や「キーワード分析」に加え、口コミコムの新機能である外国語口コミ分析を用いた「各ブランドの口コミにおける外国語比率と言語内訳」についても分析しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
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調査結果(抜粋)
本調査は、ビジネスホテルチェーン大手10ブランドの口コミ10万6,195件を対象に行いました。
- 東横INN(株式会社 東横イン):305 店舗
- ホテルルートイン(ルートインジャパン株式会社):285 店舗
- アパホテル(アパサービス株式会社):229 店舗
- スーパーホテル(株式会社 スーパーホテル):145 店舗
- ホテルリブマックス(株式会社リブ・マックス):121 店舗
- ダイワロイネットホテル(ダイワロイネットホテルズ株式会社):56 店舗
- コンフォートホテル(株式会社チョイスホテルズジャパン):56 店舗
- スマイルホテル(株式会社ホスピタリティオペレーションズ):54 店舗
- ドーミーイン(株式会社 共立メンテナンス):51 店舗
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ホテルマイステイズ(株式会社マイステイズ・ホテル・マネジメント):49 店舗
(※調査対象の店舗は編集部がランダムに選出)
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。調査の全容をご覧になりたい方は、レポートをダウンロードしてご確認ください。
口コミ数が多く、平均評価が高いホテルチェーンは「ドーミーイン」

こちらの散布図では、調査対象10ブランドの「1店舗あたりの口コミ数」「平均評価(★の数)」を算出しています。
1店舗あたりの口コミ数がもっとも多いブランド、平均評価(★の数)がもっとも高いブランドはともに「ドーミーイン」で130.9件、★4.27でした。
「コンフォートホテル」は「中国語(繁体字)」の口コミが多い

こちらのグラフでは、外国語口コミ率上位3ブランドの「外国語口コミの言語割合」を算出しています。10ブランドに共通して「英語」の口コミが多いなかで、「コンフォートホテル」では「中国語(繁体字)」が外国語口コミの中で最多となっています。
【業界分析】頻出キーワード・ポジネガキーワード分析

こちらの表では、10ブランドの口コミにおいてキーワードがポジティブな文脈で使用されている割合(ポジティブ率)を算出し、キーワードの「使用回数」「ポジティブ率」「ネガティブ率」ごとにランキング形式で分析しています。
キーワード「清掃」は全ブランドに共通して低いポジティブ率に

こちらの表では、「客室」「サービス」「接客」に関連するキーワードに焦点を当て、各キーワードの「ポジティブな文脈で使用される割合(ポジティブ率)」の違いを調査しています。
< キーワード : 清掃 >
キーワード「清掃」は全ブランドでポジティブ率が低く、業界共通の不満点であるといえます。
< キーワード:スタッフ >
キーワード「スタッフ」においてポジティブ率の最高スコアは91%、最低スコアは40%と、ブランド間で顕著に差があらわれています。
レポートでは「利便性」「施設・設備」「価格」に関連するキーワードでも調査をしています。ぜひダウンロードしてご確認ください。
日本語と外国語では評価ポイントに大きな差

外国人と日本人では評価をするポイントが異なるなど、この分析でお客様が何に満足をしていて、何に不満を抱えてしまっているのかが明らかになります。
調査内容の詳細をご覧になりたい場合は、レポートをダウンロードしてご覧ください。また、自社の分析を希望される方は株式会社movまでお問い合わせください。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
調査の概要
- 口コミ分析対象期間:2024年1月1日〜2024年11月30日
- 対象サイト:Googleマップ
- 口コミ取得数:10万6,195件
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
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