エムスリーキャリア株式会社は、外国人宿泊客向けオンライン診療サービス「HOTEL de DOCTOR 24」を12月よりテストローンチしました。
外国人観光客の滞在中の体調不良に対応することで、観光客・ホテル・病院、それぞれの課題解決を行います。
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会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
エムスリーキャリア、外国人宿泊客向けオンライン診療サービス始動
医師会員33万人以上を有するエムスリーグループで、医療人材ビジネスを展開するエムスリーキャリア株式会社は12月20日、外国人宿泊客向けオンライン診療サービス「Hotel de DOCTOR 24」をテストローンチしたと発表しました。
多言語での診療サービス提供 宿泊施設の負担軽減にも期待
インバウンドが急増するなか、日本滞在中の体調不良者も増加しています。
観光庁によれば、訪日旅行中に病気・怪我になったと回答した外国人旅行者の割合は約4%で、そのうち約60%が風邪・熱の症状でした。
一方、ホテル側も「会話対応、通訳が十分できない」「夜間などフロント人員が少ない際に病院の同行ができない」など、体調不良に対する対応負荷が高いことが課題になっています。
外国人宿泊客向けオンライン診療サービス「Hotel de DOCTOR 24」は、外国人宿泊客に多言語での診療サービスを提供することで、不要不急の救急搬送の削減や、宿泊施設の負担を軽減することを目的としています。

客室から24時間受診可能 本格的なサービス開始は2月
「Hotel de DOCTOR 24」では、宿泊施設の部屋から、22言語対応の医療通訳付きのオンライン診療をいつでも受診でき、近隣薬局で薬の処方が可能です。
ホテルや旅館などの宿泊施設は、宿泊客の体調不良時に同サービスを紹介するだけで、そのほかの料金や複雑なオペレーションは発生しません。
対応可能な症状としては、発熱などの風邪症状や腹痛・頭痛、めまい・動悸、アフターピル、皮膚のかゆみ・蕁麻疹などです。
エムスリーキャリアは、12月から複数の宿泊施設でテストローンチを行い、本格的なサービス開始は2025年2月頃を予定しているとのことです。
関連記事:訪日外国人の保険加入率は7割 未加入の理由は「滞在日数の短さ」「体力・健康への自信」:訪日外国人旅行者の医療に関する実態調査(観光庁)

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<参照>
エムスリーキャリア株式会社:エムスリーキャリアより外国人宿泊客向けオンライン診療サービスが始動「HOTEL de DOCTOR 24」
【7/9開催】消費額1.7兆円超!最新中国インバウンド市場の攻略ポイント
2024年、訪日外国人による旅行消費額は過去最高の約8兆1,257億円を記録。 そのうち中国は1.7兆円超(全体の約21%)と圧倒的な1位を占めており、宿泊日数や訪問者数でもトップクラスの存在感を示しています。
これだけ市場が大きく、経済インパクトのある中国インバウンド。 いま多くの企業が「中国向けに本格的な戦略を立てるべきではないか?」と検討を始めています。
しかし中国では、Googleをはじめとする多くのサービスに規制があり、中国現地のSNSや地図サービスを活用するなど、独自のカスタマイズされた対策が必要です。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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