中国国家統計局は1月27日、2025年1月の製造業購買担当者景気指数(PMI)を発表しました。
発表によると、中国の製造業における1月のPMIは前月比1.0ポイント減の49.1で、景気はやや後退の傾向となりました。
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2025年1月の中国の製造業PMI、やや後退
中国国家統計局は27日、2025年1月の製造業購買担当者景気指数(PMI)を発表。1月の製造業におけるPMIは前月比1.0ポイント減の49.1で、4か月ぶりに景気拡大・後退を判断する水準の50を下回りました。
また、非製造業におけるPMIは50.2で、前月から2.0ポイント減少しました。
国家統計局は、製造業PMIが減少した理由について、春節期間により従業員が帰省したことが影響したと説明していますが、トランプ大統領就任に伴い発生が予想される、米国との貿易摩擦激化への懸念による可能性もあります。
春節期間の旅行需要への影響は?
今回の発表で、中国の製造業における景気はやや後退していることが明らかとなりました。ちょうど28日に中国の大型連休「春節」が始まったこともあり、訪日需要への影響が気になる方もいらっしゃるかもしれません。
これについては、中国は人口が多くさまざまな層がいるため、「お金に余裕があり、景気が後退したとしても旅行に行くかどうかの意思決定に影響しない層」も一定数いると考えられます。昨今の円安傾向による「お得感」も手伝って、旅行先としての日本の人気はしばらく衰えないでしょう。
しかし、短期的な減少の可能性は少ないとはいえ、今後徐々に影響してくる可能性は十分にありますので、中国の最新動向を引き続き注視していきましょう。
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