日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客統計(年間推計値)によると、2024年年間の訪日香港人数は268万3,500人でした。また観光庁のインバウンド消費動向調査によると、訪日香港人消費額は6,584億円となり、訪日客数、消費額ともに過去最高を記録しました。
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訪日香港人客数最新データ:年間268.4万人
日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2024年の訪日香港人数は268万3,500人となりました。コロナ前の2019年比17.1%増、前年比では26.9%増となり、過去最高を記録しました。
2024年は地方路線を含む新規就航や復便、増便などがあり、訪日客数の増加に寄与したと考えられます。

訪日香港人消費額最新データ:年間6,584億円
続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査によると、2024年年間の訪日香港人旅行消費額は6,584億円で、コロナ前の2019年比で86.8%増となりました。
2023年の4,800億円も大幅に上回り、過去最高を記録しました。

また四半期別で見ても各期で2019年と2023年を上回り、順調に消費額が伸びている様子がわかります。

1人当たりの消費額は24万8,011円
1人当たり消費額を見てみると、2024年の訪日香港人の1人当たり消費額は、24万8,011円でした。全市場の1人当たり平均消費額(22万7,242円)と比較すると約2万円多く、2019年から約9万円増加しています。

消費額の構成をみると、最も大きな割合を占めたのは買物代で8万8,762円。次いで宿泊費が7万3,716円、飲食費が5万3,576円、交通費が2万2,629円、娯楽等サービス費が8,882円でした。
なかでも買物代は2019年比で3万円以上、2023年比で1万円以上増加しており、訪日香港人客の購買欲の高さがうかがえます。
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以上、香港の最新インバウンドデータを解説しました。ほかにも訪日ラボでは、香港のインバウンド動向や香港人観光客の特徴などをまとめていますので、ぜひご覧ください。
※本記事では、以下のデータを用いて記事内容・グラフを作成しています。
- 日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計(※速報値を含む)
- 観光庁:訪日外国人消費動向調査およびインバウンド消費動向調査(※1人当たり消費額は全目的で算出、速報値を含む)
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<参照>
日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計
観光庁:訪日外国人消費動向調査 / インバウンド消費動向調査
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