観光庁は4月16日、インバウンド消費動向調査(旧:訪日外国人消費動向調査)の2025年1-3月期(1次速報)を発表しました。
訪日外国人消費額は、前年同期比の約1.3倍となる、2兆2,720億円と推計されており、1-3月期として過去最高となりました。
また、国・地域別の訪日外国人消費額では、中国が1位だったほか、韓国が米国を抜き3位となりました。
※追記:2025年1-3月期調査の2次速報では、訪日外国人消費額は2兆2,803億円となっています。
*これまで実施されていた訪日外国人消費動向調査に代わり、2024年4-6月期より「インバウンド消費動向調査」として実施されています。
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2025年1〜3月の訪日外国人消費額は2兆2,720億円
観光庁は4月16日、インバウンド消費動向調査(旧:訪日外国人消費動向調査)の2025年1-3月期(1次速報)を発表。この期間の訪日外国人消費額は2兆2,720億円と推計され、1-3月期としては過去最高となりました。
前年同期と比較すると、28.4%増となっています。また2024年10-12月期の2兆2,969億円と比較して、約250億円減少しました。

国・地域別では中国が1位
国籍・地域別では、中国が5,443億円(構成比24.0%)で1位に。次いで2位に台湾(3,168億円、同13.9%)、3位に韓国(2,824億円、同12.4%)、4位に米国(2,188億円、同9.6%)、5位に香港(1,534億円、同6.8%)と続いています。これら上位5か国・地域で、全体の約67%を占めています。
特に中国は前年同期比で52.3%増と、大きく増加しました。

1人当たり旅行支出は22万1,994円
2025年1-3月期の訪日外国人1人当たりの旅行支出は、22万1,994円(前年同期比5.2%増)と推計されました。2024年10-12月期の1人当たりの旅行支出は23万5,565円であったため、1-3月期は1万3,571円の減少となりました。
国籍・地域別にみると、オーストラリア(36万6,640円)、フランス(33万8,442円)、英国(32万966円)の順で高くなっています。
費目別では、宿泊費が7万4,370円と最も多く、買い物代(6万4,650円)と続いています。
平均泊数は9.0泊となっており、2024年と比較して0.4泊の微減となっています。
なお一般客のうち、観光・レジャー目的で日本を訪れた外国人の1人当たりの旅行支出は、22万1,285円(前年同期比9.1%増)でした。
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<参照>
観光庁:インバウンド消費動向調査
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