2025年の訪日台湾人数は676.3万人、消費額は1兆2,110億円でともに過去最高:台湾市場の最新インバウンドデータを徹底解説【2025年年間】

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日本政府観光局JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年年間の訪日台湾人数は676万3,400人でした。

また、観光庁インバウンド消費動向調査によると、訪日台湾人の旅行消費額は1兆2,110億円で、訪日客数、消費額ともに過去最高を更新しました。

本記事では、台湾市場のインバウンド動向について解説します。

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訪日台湾人客数最新データ:年間676.3万人

日本政府観光局JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年の訪日台湾人客数は676万3,400人でした。前年比では11.9%増となり、過去最高を記録しています。

▲訪日台湾人客数の推移(2015〜2025):日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲訪日台湾人客数の推移(2015〜2025):日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

2025年の訪日台湾人客数は、年間を通してプラスの推移を見せましたが、特に59万5,900人(前年同月比24.4%増)を記録した10月の伸びが顕著でした。

これは、台湾の祝日である中秋節国慶節光復節がすべて金曜日または月曜日と重なり、3連休が3回発生したことによるショートトリップ需要の高まりによるものだと考えられます。

また、大阪・関西万博閉幕前の駆け込み需要に加え、台湾桃園~福岡発着便の増便、台湾桃園~神戸間で期間限定のチャーター便が運航されるなど、航空座席数の増加も寄与しました。10月以降の冬期ダイヤでも、台湾発着便数は全国的に大きく増加しています。

▲訪日台湾人客数 2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲訪日台湾人客数 2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
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エリア別で見ると、訪日台湾人客数は韓国中国に次いで3番目の規模となります。日本台湾交流協会による対日世論調査で、毎年「最も好きな国」の1位を日本が獲得するなど、東アジアの中でも日本に対する好感度が高い台湾ですが、人口規模と比較しても訪日客数の割合が非常に高いのが特徴です。

また、訪日台湾人はリピーターが8割以上と多く、訪れたことがない土地や別の季節に訪日したいといった回遊的なマインドが強い傾向にあります。地方都市の需要も高いため、誘客や現地での体験の質向上などの対応がカギだといえるでしょう。

▲エリア別訪日客数の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲エリア別訪日客数の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
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訪日台湾人消費額最新データ:年間1兆2,110億円

続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査によると、2025年年間の訪日台湾人旅行消費額は1兆2,110億円でした。前年比では11.1%増となり、過去最高を記録しています。国別では、中国に次ぐ第2位のシェアとなりました。

▲訪日台湾人消費額の推移(2015〜2025):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日台湾人消費額の推移(2015〜2025):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

四半期別で見ても、訪日台湾人消費額は年間を通して堅調に推移しています。最も伸び率が高かったのは春節を含む1~3月期で、前年同期比21.7%増の3,171億円となりました。

▲訪日台湾人消費額の年間推移(2024年比):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日台湾人消費額の年間推移(2024年比):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

1~3月期は、台北・高雄と新千歳・北九州空港を結ぶ航空便(チャーター便含む)の便数や座席増、クルーズ船の寄港など、訪日台湾人の移動を後押しする動きが多く見られました。

これにより、1月の訪日台湾人客数は59万3,431人(前年同月比20.5%増)と、2025年内で2番目の伸び率となっています。この結果が、訪日台湾人消費額にも影響を及ぼしていると考えられます。

1人当たりの消費額は18万5,595円

訪日台湾人客の消費額について、さらに詳しく見ていきましょう。

2025年年間の訪日台湾人の1人当たり消費額は、18万5,595円でした。全市場の1人当たり平均消費額(22万969円)と比較すると、3万5,374円少ない金額となっています。

1人当たり消費額の構成をみると、最も大きな割合を占めたのは買い物代で6万582円でした。前年と比較すると宿泊費、飲食費が増えている一方で、交通費、娯楽等サービス費、買い物代はわずかながらも減少しています。

▲費目別 1人当たり訪日台湾人消費額:インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲費目別 1人当たり訪日台湾人消費額:インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

エリア別で見ると、訪日台湾人の消費単価は中国香港に次いで3番目となっています。株式会社ジーリーメディアグループが2024年12月に実施した調査では、台湾人・香港人の6割以上が、訪日時の買い物予算として「10万円以上」と回答しており、訪日台湾人の購買意欲の高さもうかがえます。

関連記事:買い物予算は「10万円以上」が6割 台湾人・香港人に調査(ジーリーメディアグループ)

▲エリア別消費単価の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲エリア別消費単価の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

なお、台湾人の特徴として、旅行前の準備が非常に早い点が挙げられます。3か月前、6か月前に予約を始める人が半数以上を占めているほか、旅ナカで訪れる観光施設体験飲食店を予約する人も6割以上と多いことがわかっているため、消費単価向上を図るには、旅マエからのアプローチが欠かせません。この点も踏まえて、戦略を練るのがおすすめです。

関連記事:64%の訪日台湾人が“旅マエ”に飲食店を予約、どう集客すればいい?【訪日ラボコンサルタントが教える最新台湾トレンド・中編】

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以上、台湾の最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、台湾インバウンド動向に関する情報を日々発信していますので、ぜひご覧ください。

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※本記事では、以下のデータを用いて記事内容・グラフを作成しています。

  • 観光庁:訪日外国人消費動向調査およびインバウンド消費動向調査(※1人当たり消費額は全目的で算出、速報値を含む)
  • 日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計(※速報値を含む)

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<参照>

日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計

観光庁:インバウンド消費動向調査

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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