訪日ラボは1月10日、中華圏の連休「春節」に向けた中国本土・台湾の最新旅行トレンドを解説するオンラインセミナーを開催。セミナーでは、訪日ラボが台湾人旅行者1,500人を対象に実施した「訪日旅行意識調査」の結果をもとに、台湾の最新旅行トレンドについて解説しました。
そこで今回は、株式会社mov 訪日ラボ コンサルティング部部長の川西がセミナーで紹介した内容から、台湾市場の最新旅行トレンドについて3回にわたってお伝えします。
第2回目となる今回のテーマは「旅マエの予約」。台湾人旅行者の「旅マエ」事情に焦点を当て、具体的な予約傾向や飲食店の集客方法について凝縮してお届けします。
- 前編:台湾人向け「旅マエ」プロモーションのポイントは?71.3%が使う「Googleマップ」など解説【訪日ラボコンサルタントが教える最新台湾トレンド・前編】
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後編:訪日台湾人は旅行予約にどんな媒体を使っている?【訪日ラボコンサルタントが教える最新台湾トレンド・後編】
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
台湾人は旅マエの予約、いつからする?
台湾人の旅行予約について押さえておきたいのは、旅行前の準備が非常に早い点です。予約のタイミングを調査したデータを見てみると、「3か月前」に予約をはじめる方が38.7%と最も多く、次いで「6か月前」が29.4%。「1か月前」や「1か月以内」に準備をはじめると答えたのは、それぞれ13%前後でした。
たとえば韓国の方々の場合、1~2か月前に予約を始める人が多いので、それと比べても台湾の方々の準備の早さが際立っていますね。

宿泊は98%、飲食も64%と多数
特筆すべきは、観光施設や体験、飲食店も結構予約する方が多いことです。なかでも、飲食店の64%という数字は衝撃的でした。これはつまり、「現地に着いてから探す」スタイルよりも、「行く前に計画を立てておく」傾向が強いことを意味します。どこまで事前に予約しているのかを見てみると、宿泊施設は98%、交通手段も89%の方が事前に押さえています。

飲食店は繁体字に対応したグルメサイトに掲載を
こうしたデータから、飲食店の方にとくに考えていただきたいのが、予約サイトの整備です。今、繁体字にも対応している予約サイトがたくさんあります。そういったサイトにお店を掲載することが、台湾の方々に選んでもらうための大きな一歩になります。
衝動的に来店するお客様を待つのではなく、訪日前に予約をしてくれる方を増やす仕組みづくりが重要です。これは飲食店の新しい課題であり、チャンスでもありますね。
関連記事:インバウンド集客に適したグルメサイト11選!初心者向けに選び方も解説
より詳しいインバウンド対策を解説した動画を公開中
以上、台湾人旅行者の「旅マエ」事情や効果的なツールの活用法を紹介しました。セミナーでは、さらに詳しい最新のトレンドや今後の傾向、具体的なプロモーション戦略なども解説しています。
ここでしか得られない実践的な情報が満載です。ぜひ動画をご視聴いただき、次の施策に役立てていただければと思います。
→ アーカイブ動画はこちら:春節最前線!中国本土・台湾の最新情報をお届け【訪日ラボトレンドLIVE! Vol.8】
訪日ラボでは、他にもインバウンドに関連したさまざまなセミナーを開催しています。ご興味のある方は、下記のセミナー一覧もご覧ください。
- 前編:台湾人向け「旅マエ」プロモーションのポイントは?71.3%が使う「Googleマップ」など解説【訪日ラボコンサルタントが教える最新台湾トレンド・前編】
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後編:訪日台湾人は旅行予約にどんな媒体を使っている?【訪日ラボコンサルタントが教える最新台湾トレンド・後編】
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【7/23開催】育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは
本セミナーでは、インバウンド観光における地方誘客や地域消費拡大の鍵として、「ローカルガイド」の可能性に焦点を当てます。
観光地では今なお、多言語で地域の歴史や文化を伝えられるガイドが不足しており、「訪日外国人の受け入れ体制が十分とはいえない」と感じている自治体も多いのではないでしょうか。
そこで注目されているのが、地域に根ざした人々が観光客を案内する「ローカルガイド」です。
2018年の法改正により、国家資格がなくても有償でガイドができるようになり、地域住民や移住者など、さまざまな人がローカルガイドとして活躍できる時代となりました
誰もがガイドになれる今だからこそ、地域の魅力を正しく伝え、訪日外国人に満足してもらえるガイド人材がこれまで以上に重要になっています。質の高いローカルガイドを増やせば、インバウンドの消費を促進し、地域経済への波及効果も大きく期待できます。
本セミナーでは、株式会社羅針盤と株式会社movが共催し、インバウンドを地域でどう受け入れ、地域の魅力をどう伝えるか。そのために欠かせないローカルガイドを増やすための具体的な打ち手や、現場での実践例を詳しくご紹介します。
<セミナーのポイント>
- いま注目のローカルガイドについて学べる!
- 地域としてインバウンドをどのように受け入れられるのかがわかる!
- インバウンドの満足度や消費を高めるための地域の魅力の伝え方について学べる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは【7/23開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年7月前編】「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年7月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

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