箱根町は6月2日、2025年の入込観光客数(同町を訪れた観光客の延人数)について発表しました。
発表によると、年間の入込観光客総数は前年比4.0%増の2,112万人を記録し、コロナ禍前の2018年の99.4%まで回復しています。
国内観光客については、物価高騰などの影響を受けて前年比ほぼ横ばいとなった一方、外国人観光客については円安による訪日需要が追い風となり大幅な増加を記録しました。
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箱根の外国人宿泊者数、前年比27.6%増
箱根町における2025年の入込観光客数の内訳は、宿泊客が414.8万人(前年比4.1%増)、日帰り客が1,697.4万人(同4.0%増)でした。
そのうち宿泊客については、外国人観光客が62.9万人(同27.6%増)、一般客が349.1万人(同0.8%増)、修学旅行客が2.8万人となりました。
外国人の宿泊者数が大幅に増加した背景には、円安による訪日需要の高まりがあるとしています。一方で、日本人宿泊者数については、物価高騰や猛暑による出控えが影響し、前年と同水準の横ばいとなりました。
施設形態別に見てみると、旅館・ホテルが373.2万人(同4.2%増)、寮・保養所が37.8万人(同4.9%増)と前年を上回る結果となりましたが、民宿・国民宿舎・ユースホステル・民泊、ペンション・キャンプ場・コテージは前年を下回っています。
また、日帰り客についても、宿泊客と同様に外国人観光客の増加が寄与したことに加え、公共交通機関の乗車パスの利用が好調だったこともあり、前年を上回る結果となりました。

入込数最多月は11月 インバウンドがけん引し年間通して好調
月別の入込状況を見てみると、年間最多は紅葉やススキが見頃を迎えた11月(223.7万人)で、次いで夏休みシーズンの8月(196.9万人)となりました。
年初から春にかけては、1月後半の旧正月(春節)にアジア圏からの来訪が増加したほか、3月から4月にかけても学生層や桜目的のインバウンド需要で賑わいました。6月は記録的な猛暑のなかでも、外国人観光客を中心に前年を上回る水準を維持しています。
また、7月はSNS上での噂の拡散や、大阪・関西万博によって旅行需要が関西方面へシフトしたことなどが重なり、宿泊需要が一時的に落ち着く特有の動きも見られました。
しかしこうしたなかでも、外国人観光客については欧米豪を中心に堅調に推移し、7月の日帰り利用は前年を上回る結果となっています。
秋以降も、11月に懸念された中国政府による渡航に関する注意喚起の影響は限定的で、欧米豪を中心に紅葉シーズンの高い訪日需要が続き、年間を通じてインバウンドが下支えする構図となりました。
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