世界最大級の宿泊予約プラットフォーム「Booking.com(ブッキングドットコム)」は、LGBTQ+の旅行者の意識や行動、旅行に関する認識に焦点を当てた「Travel Proud調査レポート」を発表しました。
LGBTQ+旅行者のうち62%が、自身がLGBTQ+であることに関連して「ネガティブな経験をした」と回答。また、旅行への不安の高まりからさまざまな安全対策を講じていることも明らかになりました。
なお、同レポートは19の国と地域のLGBTQ+の旅行者1万3,300名を対象に実施した調査結果に基づくものです。
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LGBTQ+旅行者、62%が「ネガティブな経験をした」と回答
過去1年間に旅行中、自身がLGBTQ+であることに関連して「ネガティブな経験をした」と回答した人の割合は全体の62%でした。
一方で、自身のアイデンティティについてカミングアウトしていない旅行者においては、旅行中にネガティブな経験をした人の割合は34%と最も低くなっています。加えて、カミングアウトしていない旅行者においてのみ、旅行中に不安を感じなかった人の割合が53%と過半数を超えました。
また、旅行中に自身がLGBTQ+であることをオープンにしている人は31%(日本:9%)にとどまっており、さらには「人生で一度は訪れたい目的地を訪れるためであれば、自身のアイデンティティを明かさないこともいとわない」と回答した人は40%(日本:38%)に達しています。
一方で、82%(日本:63%)が、過去1年間の旅行において「自身の性自認や性的指向に関連したポジティブな体験を少なくとも1回経験した」と回答。
具体的には、自身が望む呼称や代名詞を適切に使用してくれるスタッフとの出会い(世界:34%、日本:27%)、プライドフラッグの掲示など宿泊施設におけるインクルーシブな取り組み(世界:32%、日本:20%)などを経験した人が多くなっています。ほかにも、58%(日本:44%)がこの数年間で社会的な受容が進んだと感じています。
旅行への不安の高まりから安全対策を強化 AIも活用
LGBTQ+の旅行者の44%(日本:29%)が、「数年前と比べて旅行時により多くの安全対策を講じている」と回答しています。具体的な対策として、以下が挙げられています。
- 不安を軽減するために信頼できる相手と現在地を共有する(世界:25%、日本:23%)
- 国境を越える前にマッチングアプリを削除する(世界:16%、日本:15%)
- オンライン上の行動を保護したり、アクセス制限のあるWebサイトを利用したりするためにVPN使用する(世界:19%、日本:15%)
ほかにも、43%(日本:36%)が、自身のアイデンティティに関する旅行の相談について、「AIであれば客観的で偏見の少ないアドバイスを得られる」と感じており、実際にLGBTQ+の旅行者の66%(日本:60%)が「旅行計画にAIを利用した」と回答しています。
また旅行者の37%(日本:32%)は、一般的な検索で見つけにくいLGBTQ+フレンドリーなスポットを探す上でAIが有効だと答えています。
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トランスジェンダーの旅行者特有の課題も明らかに
同レポートでは、トランスジェンダーの旅行者が直面する特有の課題も明らかになっています。
調査対象の属性のなかでもトランスジェンダーの旅行者においては、「近年、旅行に対する不安が増した」と回答した割合が、「旅行に対してより安心感を持てるようになった」と回答した割合を上回りました。
また、「過去数年間で旅行への不安が高まった」と回答した割合は、全体が27%(日本:18%)であったのに対し、トランスジェンダーの旅行者では43%に達しています。
さらに、多くの属性において最も不安を感じる場面として「夜遅い時間帯や日没後に公共の場にいること」(世界:22%、日本:14%)が挙げられましたが、トランスジェンダーの旅行者では、「性別によって区分された施設(トイレや更衣室など)の利用」が最も大きな不安要因であることがわかりました。
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<参照>
Booking.com Japan K.K.:ブッキング・ドットコム、2026年の最新調査から、LGBTQ+の旅行者の過半数が、旅行中は自身のアイデンティティの開示を慎重に判断している実態が明らかに
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