沖縄県産品を世界のガストロノミー市場へ 大阪で開催された「OKINAWA ACROSS THE WORLD 2026」をレポート

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沖縄県は、沖縄県産品の高付加価値化とグローバル市場展開を目的とした「高付加価値・グローバル展開加速化事業」の一環として、8月27日に、飲食・流通関係者を対象とした招待制の食体験イベント「OKINAWA ACROSS THE WORLD 2026 in Osaka」を開催しました。

大阪府イタリアンレストラン「il Centrino(イル・チェントリーノ)」にて開催された同イベントは、沖縄の自然、食、工芸、文化が育んだ逸材を世界へ届けることを目的に実施するもので、7月にはアメリカ・ニューヨークでも開催されています。

同事業事務局(沖縄JTB株式会社・THE CROSS株式会社共同企業体)によると、今後、日本3都市を含む世界8都市のトップシェフ、クリエイターとともに、沖縄独特の世界観や非日常をストーリーとして発信・展開していく方針で、世界のガストロノミー市場に県産品が選ばれる世界の構築を目指します。

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世界8都市で開催 沖縄固有の産品を「体験」として届ける食プロジェクト

今回のイベントでは、沖縄県 商工労働部 グローバルマーケット戦略課の天野芳昭氏から沖縄の観光戦略やプロジェクト方針の説明があった後に、沖縄県産の極上肉、フルーツ、泡盛・ラムなどの厳選素材や、やちむん・琉球漆器など伝統工芸品を用いた料理がふるまわれました。

▲「OKINAWA ACROSS THE WORLD 2026 in Osaka」で配布されたリーフレット:高付加価値・グローバル展開加速化事業 事務局提供写真
▲「OKINAWA ACROSS THE WORLD 2026 in Osaka」で配布されたリーフレット:高付加価値・グローバル展開加速化事業 事務局提供写真

世界5大長寿地域(通称:ブルーゾーン)の一つとされる沖縄県。野菜や魚介類を多く摂取する食文化や活動的なライフスタイルは世界からも関心を集めており、特に欧米人はブルーゾーンを求めて旅行先を選定する傾向もみられるといいます。

このほかにも、厳しい認定基準に基づいて育てられている石垣牛や、「ゆいまーる」「いちゃりばちょーでー」といった言葉に根差した相互扶助・寛容の精神、大自然や固有の歴史、文化から得られるウェルネス体験など、沖縄には固有の産品や体験価値が多数存在します。

これらを強みとし、沖縄県では現在「令和8年度高付加価値・グローバル展開加速化事業」が進められています。同事業は沖縄県産品の高付加価値化とブランド化を推進する実証的な取り組みとして、国内を含むグローバル市場での販路拡大を目指すもので、すでに開催済の都市も含め、世界8都市(沖縄、大阪、東京、台北、香港シンガポール、パリ、ニューヨーク)で展開される予定です。

ミシュラン一つ星受賞経験もある大阪のレストランで食と伝統工芸を融合

各都市では、現地に住む人々の好みもふまえ、沖縄県産品を使った独自のアレンジ・料理が展開されていますが、今回開催された大阪では「ミシュランガイド京都・大阪」で一つ星の連続受賞経験もあるイタリアンレストラン「il Centrino」で、食とお酒のペアリングに加え、伝統工芸を融合させた体験が提供されました。

オーナーシェフの北口智久氏は実際に沖縄を訪れ、生産者との出会った経験を大阪へ持ち帰り、今回のコースを考案したとコメントしています。

▲il Centrino オーナーシェフ 北口智久氏:高付加価値・グローバル展開加速化事業 事務局提供写真
▲il Centrino オーナーシェフ 北口智久氏:高付加価値・グローバル展開加速化事業 事務局提供写真

コースでは、食材に合うワインや、沖縄でつくられた泡盛やラム酒に加え、島らっきょうや完熟マンゴー、シークヮーサー、車海老、石垣牛、南ぬ豚、琉球パインなどといった県内各地のこだわりの品々がふんだんに使われた料理が合計6皿提供され、新たな味わいを創出。天野氏は、新しい食や文化を生み出す関西地域のパワーと柔軟な発想力、審美眼と沖縄県産品が交わることで、ブランドがより洗練されたものへと進化する手ごたえを感じたとしています。

▲「OKINAWA ACROSS THE WORLD 2026」でふるまわれた沖縄県産品を使った料理:高付加価値・グローバル展開加速化事業 事務局提供写真
▲「OKINAWA ACROSS THE WORLD 2026」でふるまわれた沖縄県産品を使った料理:高付加価値・グローバル展開加速化事業 事務局提供写真

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訪日ラボ編集部

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