日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2026年6月の訪日ロシア人数は1万2,800人でした。
また、観光庁が発表したインバウンド消費動向調査によると、2026年4-6月期の訪日ロシア人旅行消費額は275億円となっています。
本記事では、上半期のロシア市場のインバウンド動向について解説します。
訪日ロシア人客数最新データ:6月は1.3万人
日本政府観光局(JNTO)が発表している訪日外客統計によると、2026年6月の訪日ロシア人数は1万2,800人(前年同月比7.1%増)となり、6月として過去最高を記録しました。
2026年上半期(1〜6月)の累計は10万4,400人で、前年同期(8万3,691人)から24.7%増加しており、すべての月で前年を上回って推移しました。
ウクライナ侵攻による各国からの制裁の影響を引き続き受けているものの、経由便の多様化やクルーズ船の寄港などによって訪日客数が順調に推移しています。なかでも1月は前年同月比98.8%増と大幅に伸長しました。

ロシア人は春季と秋季に多く訪日する傾向があり、2025年は特に秋季がピークとなりました。
他の欧米豪市場と比べるとロシアの市場規模は大きくないものの、訪日客数は着実に増加しており、今後もさらなる伸びが期待できる市場といえるでしょう。
下半期もこのまま順調に推移した場合、2026年の訪日ロシア人客数は前年を上回って過去最高を更新すると考えられます。

訪日ロシア人消費額最新データ:4-6月期275億円
続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査です。
2026年4-6月期の訪日ロシア人旅行消費額は275億円(前年同期比62.3%増)となり、2025年4-6月期の169億円から大きく増加しました。

1人当たり消費額は45万4,945円
1人当たり消費額を見てみましょう。
2026年4-6月期の訪日ロシア人の1人当たり消費額は、45万4,945円(前年同期比39.8%増)でした。全市場の1人当たり消費額(24万4,457円)と比較すると21万488円高くなっています。また2025年と比べると、1人当たり消費額は12万9,427円多くなりました。
平均泊数を見てみると、4-6月期は10.8泊(同1.5泊減)でした。観光・レジャー目的においても、平均泊数は9.9泊(同1.3泊減)、1人当たり消費額は46万2,436円となっています。
他の欧米豪市場と比べると平均泊数が短い傾向にあり、1日当たりの消費額が高いことがわかります。

1人当たり消費額の構成を見ると、最も大きな割合を占めたのは宿泊費で15万6,659円でした。次いで買物代が15万184円、飲食費が8万3,229円、交通費が4万9,232円、娯楽等サービス費が1万5,641円でした。
5つの費目すべてで前年を上回っており、なかでも買物代は6万円以上増加し、全市場のなかでもっとも高くなりました。
ロシアの訪日客数の規模は比較的小さいものの、消費単価は他市場と比べて高くなっています。消費額も訪日客数の増加に伴って好調に推移していることから、2026年全体の消費額の伸びにも期待できそうです。
関連記事:2025年の訪日ロシア人数は19.5万人、消費額は565億円でともに過去最高
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以上、ロシアの最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、ロシアのインバウンド動向に関する情報を日々発信していますので、ぜひご覧ください。
※本記事では、以下のデータを用いて記事内容・グラフを作成しています。
- 観光庁:訪日外国人消費動向調査およびインバウンド消費動向調査(※1人当たり消費額は全目的で算出、速報値を含む)
- 日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計(※速報値を含む)
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<参照>
- 日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計
- 観光庁:インバウンド消費動向調査
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