中山道馬籠宿は、岐阜県中津川市に位置するかつての宿場町です。歴史を感じられる景観が特徴で、日本人のみならず多くの訪日外国人が訪れるスポットです。
中山道馬籠宿とは?岐阜県中津川市にあるかつての宿場町:ハイキングをする訪日外国人が多い
中山道馬籠宿は、岐阜県中津川市に位置する江戸時代の宿場町です。中山道は江戸時代初期に開通した五街道のひとつで、東京の日本橋と京都を結びます。馬籠宿は風情ある景観が見どころの観光スポットであり、訪日外国人には馬籠宿から妻籠宿へのハイキングも人気です。妻籠宿までは全長9キロメートルあり、3時間ほどのハイキングとなりますが、途中の馬籠峠までバスで行って時間を短縮することもできます。
TripAdvisorで28位&平均評価は4.5/5を獲得:訪日外国人は中山道馬籠宿にどんな感想を持っているのだろうか
TripAdvisorの「外国人に人気の観光スポットランキング 2020」によると中山道馬籠宿は、日本で28番目に訪日外国人に人気の観光地となっています。TripAdvisor上では5点満点中4.5点の高評価を受けています。中山道馬籠宿を訪れた訪日外国人はどのような感想を持っているのでしょうか。TripAdvisorの口コミからいくつかピックアップしてみます。
- We hiked from Magome to Tsumago and both little areas were beautiful and a must visit while in Japan. Best to go early in the morning to miss the heat and the crowds.
- 口コミ日本語訳
- 私たちは馬籠から妻籠までハイキングしましたが、どちらの小さなエリアも美しく、日本にいるなら必見です。暑さと人ごみを避けるために、早朝に行くのが最善です。(カナダ バンクーバー)
- Reasonable footwear is required and there are some steady undulations but generally a moderately easy walk. Magome is beautiful with lots of delicious street food which I would recommend.
- 口コミ日本語訳
- 適した靴が必要です。起伏がありますが、全体的にちょうど良い歩きやすさです。馬籠は美しく、おすすめできるおいしい食べ歩きグルメがたくさんあります。 (イギリス ノッティンガム)
- The Nakasendo Way is an experience that makes for a near-perfect day hike for visitors from Nagoya.
- 口コミ日本語訳
- 中山道は名古屋から来る人にとって、近くて完璧な日帰りハイキングの体験です。(オーストラリア メルボルン)
訪日外国人は中山道馬籠宿でどのような写真を撮っているのだろうか
2020年10月22日時点でInstagram上で「#magome」とタグが付けられた写真はおよそ22,000件投稿されています。では、具体的に訪日外国人は中山道馬籠宿でどのような写真を撮っているのでしょうか。Instagramの投稿で特徴的なものをいくつかご紹介します。
中山道馬籠宿の景観を写真におさめる訪日外国人が多数
中山道馬籠宿の景観の良さを写真におさめる訪日外国人が多いようです。中には浴衣を着て撮った写真もあります。
ハイキング中の写真を撮る訪日外国人も
ハイキングの道中の写真を撮影してInstagramに投稿している訪日外国人もいます。
中山道馬籠宿ではどのようなインバウンド対策をしているのだろうか/何故インバウンドに人気なのだろうか
TripAdvisor、またInstagramの投稿から中山道馬籠宿は訪日外国人にとって人気の観光スポットとなっていることが把握できます。中山道馬籠宿は訪日外国人を誘致・集客するためにどのようなインバウンド対策を行っているのでしょうか。以下で解説していきます。
ハイキングコースの途中に茶屋を整備:来訪者のニーズを把握し環境整備へつなげる
馬籠宿と妻籠宿の中間地点には、地元観光協会が運営する休憩用の茶屋があります。茶屋では無料で飲み物や漬物を提供し、同時に訪問者の国籍やニーズを調査しています。そこで得られた情報をもとに、パンフレットや看板の整備、トイレの洋式化、フリーWi-Fiの設置など、ハイキングコースの環境整備につなげています。
公式ウェブサイトを英語に対応:多言語でインバウンド向けに情報を配信
馬籠観光協会の公式ウェブサイトは、日本語のほか英語にも対応しています。日本語版を翻訳して制作された英語版は日本語版とほぼ同じ情報量で、「食べる」「見る・遊ぶ」「買う」「泊まる」など旅のシチュエーションごとに豊富な情報を提供しています。公式ウェブサイトを多言語化することで 海外向けに情報を配信 できるので、より多くの外国人に観光地の魅力をアピールできます。