香港は、中国の南部に位置する特別行政区です。長期にわたりイギリスの植民地であったため、イギリスの文化と伝統的な中国の文化が合わさった独自の文化を形成し、発展していきました。言語は中国語の一つである広東語、文字は繁体字が用いられています。
コロナ禍前(2019年)の訪日香港人数は約229万人と、全国籍中で4番目でした。コロナ禍(2021年)には約1千人まで落ち込んだものの、その後の回復が比較的早く、2023年にはコロナ禍前の8割ほどの水準となる約 211万人まで回復しました。また、2023年の訪日香港人の消費額は2019年比136%の4,795億円で、国籍別で5番目となりました。
香港人は海外旅行が好きだと言われており、その中でも距離的な近さや、円安などに伴う金銭的負担の少なさなどから、日本も人気の国の一つとなっています。訪日「リピーター」も多いことから、コロナ禍後のインバウンド対策においては、香港人旅行客の「リベンジ旅行」需要をとらえることが重要になりそうです。
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