訪日外国人観光客が増え続け、インバウンド関連でビジネスをしている企業にとっては嬉しい状況が続いています。しかしながら、インバウンドに関して特に力を入れていない小売店や飲食店にとっては、訪日外国人観光客に対する接客のオペレーションが増えてしまい、困っているという現状もあるでしょう。
小売店や飲食店にとっての訪日外国人観光客対策といえば、決済関連と免税関連、および接客におけるコミュニケーションがあげられます。なかでも、接客におけるコミュニケーションは従業員の言語力に大きく依存する上、訪日外国人観光客全員が英語を喋れるわけでもなく、システム化がしづらい部分でもあります。
そんな状況の中、システム的に訪日外国人観光客とコミュニケーションをはかることが出来るツールがあります。それが株式会社情報センター出版局が提供する「接客指さし会話」です。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
「接客指さし会話」とは:指差しだけで訪日外国人観光客とコミュニケーションをとれるツール
「接客指さし会話」とは、電子書籍、書籍や関連ソフトウェアを扱う「株式会社情報センター出版局」が提供するインバウンド言語対策ツールです。
名前の通り、接客に必要な会話フレーズが紙媒体やタブレットなどの端末に表示されており、従業員と訪日外国人観光客がお互いに「接客指さし会話」を指で差し合うことでコミュニケーションをとることが出来ます。
「接客指さし会話」をリリースする「株式会社情報センター出版局」とは
「株式会社情報センター出版局」とは東京都新宿区にオフィスを構える出版社です。書籍および電子書籍を出版しており、ノンフィクションや文芸・エッセイ、アート・芸能など、多岐にわたるジャンルの本を出版しています。
主力商品はシリーズで772冊出版されている「旅の指さし会話帳」。海外旅行をするに出版されており、本に書かれている単語を指で指しながら発音すると、現地の人々と会話することが出来ることをウリとしています。それぞれの単語にはイラストも入っており、コミュニケーションの助けになります。また、状況に応じたインデックスがされており、会話することに重点を置いた作りになっています。この「旅の指さし会話帳」のノウハウをインバウンド対策に応用したサービスが、「接客指さし会話」です。
「接客指さし会話」の特徴:70カ国以上に対応可能&業種
や職種にフィットするようにカスタマイズ可能
それでは、この「接客指さし会話」の特徴・優れた点は何なのでしょうか。
特徴1:70カ国以上に対応できる豊富な言語対応
「旅の指さし会話帳」で培ったノウハウやリソースを活用することで、英語や中国語、タイ語といったメジャー訪日国言語はもちろんのこと、ロシア語やスワヒリ語まで70カ国以上をカバーしています。
特徴2:業種や職種にあわせてオーダーメイドできる
業種や業態によって、必要な接客用語は全く異なります。また、業種だけでなく、同業種であっても、必要なフレーズは店鋪によって千差万別です。そのため「接客指さし会話」では、それぞれの業種や職種にあわせてオーダーメイドの「接客指さし会話」を作成することができます。また、その媒体も印刷物やアプリなど、様々な形式で対応可能です。
導入事例:小田急、羽田空港、セブン-イレブンなどで導
入、テレビ番組「YOUは何しに日本へ?」とのコラボも
既に大手企業での導入も進んでいる「接客指さし会話」の導入事例をご紹介します。
小田急電鉄株式会社での導入事例
1999年から新宿駅にて「外国人旅行センター」を開設するなど、早期からインバウンド対策に取り組んでいた小田急は、改札や窓口などで「接客指さし会話」を導入。
リリース:2016年5月23日
株式会社羽田エアポートエンタープライズでの導入事例
インバウンドの窓口となる羽田空港の国際線での免税店などでも「接客指さし会話」を導入しています。
リリース:2015年9月30日
株式会社セブン-イレブン・ジャパンでの導入事例
セブンイレブンでは免税対応のために「接客指さし会話」を導入。複雑な免税手続きをアルバイトでも対応できるようにしています。
リリース:2015年7月6日
テレビ東京「YOUは何しに日本へ?」とのコラボ事例
訪日外国人観光客に「YOUは何しに日本へ?」とインタビューし、密着取材などをするテレビ東京系人気番組「YOUは何しに日本へ?」の公式アプリでコラボしています。このアプリの主要機能である「英語と日本語が表記された単語やフレーズをタップすれば日本語が流れる『指さし会話帳®』」の部分を担当しています。
リリース:2016年5月8日
サービス概要
サービス名 |
接客指さし会話 |
リリース日 |
2010年4月21日(導入事例より) |
カテゴリー |
言語対応 |
サービス概要 |
接客向け多言語対応サービス |
提供会社 |
株式会社情報センター出版局 |
URL |
http://biz.yubisashi.com/ |
まとめ:言語対応のシステム化が可能
インバウンド対策として、接客が必要な業種が単純に言語対応をしようとする場合、どうしても接客をする従業員の言語力に頼らざるを得ません。WEBサイトや免税対応などはシステム化するサービスが次々と出ていますが、リアルの接客の領域は言語対応をシステム化するのが難しい領域です。
そのような状況の中で、観光客向けに「旅の指さし会話帳」で培ったノウハウをもった株式会社情報センター出版局が、「接客指さし会話」というサービスを提供していることは意義があると思われます。
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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