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2016年11月2日、日本政府観光局(JNTO)により、2016年1月から10月までの訪日外国人観光客数が2,000万人を超えたとの報道発表がありました。

訪日外国人観光客数は異例のペースで増えており、JNTOは2020年の訪日外国人観光客数4,000万人誘致を目指して、これからもインバウンド誘致に向けた取り組みを加速させていくとしています。

「インバウンド誘致」は、国内でホットなキーワードとなっており、訪日外国人観光客の受け入れ環境の整備を目的に、外国人雇用に乗り出す企業も出てきています。

外国人雇用する際の諸問題を回避するために、各国のもつ国民性や仕事観を頭に入れておくことは重要です。

訪日ラボでは、外国人雇用に関して、「中国人」「台湾人」「香港人」「韓国人」「カナダ人」「オーストラリア人」「タイ人」「イギリス人」「アメリカ人」と、外国人の出身国別に平均年収や仕事観、国民性などに関して解説してきました。

前回の記事([まとめ編①]インバウンド対策で外国人雇用する際に知っておくべきこと)の続編として、今回は、「カナダ人」「オーストラリア人」「タイ人」「イギリス人」「アメリカ人」を外国人雇用する際に考慮しておくべき国民性や仕事観を重要な部分のみピックアップしてご紹介します。

 

タイ人を外国人雇用する際に知っておくべきこと

タイ人の国民性

歴史的に、東南アジア諸国で唯一どこの植民地にもならなかったことから、タイは他の東南アジア諸国とは一線を画した、仏教から成る文化、習慣をもっています。

一般的に、タイ人には以下の傾向があると言われています。

  • 学ぶこと・教育に熱心
  • 人前で怒りを表さない
  • 侮辱されることに敏感
  • 仏教を中心とした宗教心が強い
  • 階級意識が強い
  • 温和で対立を避ける

タイ人の仕事や会社に関する価値観

タイ人はセンシティブでバランス感覚に優れており、外交でも特定の国と対立しないことで、悪く言えば八方美人な傾向があります。

ビジネス時にも、温和で対立を避ける傾向があり、ソフトな印象を持ちやすいですが、侮辱されることに敏感な面があるので、抗議したり、会社で部下を叱ったりする場合、人前でなく、一対一で話すことが大切です。

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アメリカ人を外国人雇用する際に知っておくべきこと

アメリカ人の国民性

アメリカは、歴史的背景から良くも悪くも政治的、文化的に常に世界をリードしている国といえます。

また、「人種のサラダボール」をも言われるように、白人、黒人、アジア人、ヒスパニックなど多くの人種が共存している国でもあり、さまざまな価値観、宗教に寛大な傾向にあります。

アメリカ人には一般的に以下の傾向があると言われています。

  • 個人主義の意識が強い
  • 勤勉、節約、誠実さがモットー
  • 宗教、人種、思想など人と違うのがあたりまえと考える
  • 社交的
  • 比較的マイペース
  • 愛国心が強い

アメリカ人の仕事や会社に関する価値観

感情を表に出す傾向が強く、仕事上で人と出会ったときは、ハグをしたり、握手を交わしたりするのがあたりまえです。

また、ビジネス面においてアメリカ人は競争心や向上心が強く、結果のためならば自己犠牲をいとわない傾向にあります。ビジネスの考え方としては、常に効率性を追い求める傾向にあり、無駄を嫌います。必要とあらばドラスティックな手段も採用します。

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カナダ人を外国人雇用する際に知っておくべきこと

カナダ人の国民性

カナダはほとんどが移民で成り立っているという珍しい国です。ヨーロッパ、南アメリカ、アジアなど、地域を問わず世界中から多くの人々がカナダに移住してきます。

そのため、「多様性」が尊重される社会が実現しており、争い事も少なく治安も良好。壮大な自然と、おだやかな国民性を背景に繁栄を築いています。

これらの背景から、カナダ人には以下の傾向があると言われています。

  • 平和主義で、のんびりしている
  • 人と「違う」ことを当たり前と考え、個性を尊重する
  • 謙虚で礼儀正しく、日本人に比較的近い
  • アメリカに対抗意識を燃やす
  • 家庭を大事にする
  • 時間にルーズ

カナダ人の仕事や会社に関する価値観

先述の通り、カナダ人は家族を大事にする傾向にあります。そのため、日本やアメリカなど他の先進国と比較した場合、仕事に対しての熱量に差があるかもしれません。

また、カナダ人は自分の意見をはっきり述べますが、空気を読むことにも長けており、こういった点においては、ビジネス時などは日本人と打ち解けやすい傾向にあります。

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イギリス人を外国人雇用する際に知っておくべきこと

イギリス人の国民性

イギリス人には以下の傾向があると言われています。

  • 個人の行動や考えに立ち入らない
  • 他人との距離を保ちたがる
  • 皮肉を好む
  • 地域愛が強い
  • 感情を表に出したがらない
  • 礼儀正しく親切

イギリス人の仕事や会社に関する価値観

イギリス人は、先述の通りプライバシーを大切にし、相手に迷惑をかけないようにするという事がマナーになっているために、ビジネス上などではじめて人に会う場合、少し距離をおいてコミュニケーションをとる傾向にあります。

またイギリスも、日本と同じように島国であることから「島国気質」を持ち合わせており、イギリス人は、内向的で感情を表に出したがらない傾向にあります。

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オーストラリア人を外国人雇用する際に知っておくべきこと

オーストラリア人の国民性

オーストラリアはアメリカ、カナダのように、イギリスから文化的・歴史的影響を受けています。

また、広大な大地と温暖な気候から、おおらかで楽天的な国民性を兼ね備えています。自らを「オージー」と呼び、愛国心も強い傾向にあります。

その他では、オーストラリア人には以下の傾向があると言われています。

  • 陽気でのんびりしている
  • 山や海など自然が好き
  • 勝負事が好き
  • 仕事よりプライベートや家族との時間を優先する
  • 我が強い
  • 時間にルーズ

オーストラリア人の仕事や会社に関する価値観

オーストラリア人の仕事や会社に関する価値観に関して、以下のようなことが言えます。

  • 自分のプライベートの時間を比較的優先する
  • 直接的でわかりやすい表現を好む
  • 他人からの評判を気にせず、自分の意見を通そうとする

基本的にオーストラリア人は、他英語圏の国々のように、ローコンテクスト文化を持ち合わせているため、ビジネス上のミーティングなどでも常に直接的で解りやすい表現を好み、寡黙であることを評価しません。

また、スポーツを愛していることから、オーストラリア人と親交を深める際には、外部でのアクティビティーを活用すると良いでしょう。

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まとめ:外国人雇用の際には各国のもつ国民性・仕事観の把握を

訪日外国人観光客を誘致する際の対策として、外国人を雇用する企業が増えています。

外国人を雇用する際に、あらかじめ各国の持つ国民性・仕事観などを頭に入れておくことで、雇用後に待遇や人間関係を原因に揉めるなどの問題を回避することができ、円滑な外国人雇用が可能になるでしょう。

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