日本政府観光局(JNTO)が発表している情報によると、2016年に日本を訪れた訪日外国人の中で最も多かったのは訪日中国人(約637万人)、第3位となったのが訪日台湾人(約417万人)、第4位が訪日香港人(約184万人)で、中国語圏で過半数となる結果となりました。
【速報】2016年のインバウンドは過去最高の2403.9万人!
昨日2017年1月17日、JNTOより訪日外客数統計の2016年年間値が発表され、2016年のインバウンドは過去最高の2403万9千人であったことがわかりました。2015年の1973.7万人に対し、前年比21.8%増となり、初の2000万人突破。JNTOが統計を取り始めた1964年以降、最多の訪日者数となりました。 目次2016年 2400万人突破!このままのペースであれば4000万人も不可能じゃない2013年から振り返るインバウンド市場各国のインバウンド市場推移訪日中国人観光客訪日台湾人...
こうした訪日中国人、訪日台湾人、訪日香港人などの中国語話者の外国人観光客に共通した悩みと言えるのが、ネットでホテル、飲食店を予約する際に必須入力になっている事が多い名前のふりがな、カタカナを入力出来ないという問題です。
インバウンド対策の第一歩 多言語対応の資料を無料でダウンロードする
インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)
会社DONIKA「ネーム変換」
国内の観光事業者などインバウンドにおける機会損失を防ぎたいという声を受けて開発されたのが、会社DONIKAの「ネーム変換」です。これは入力された台湾、香港の繁体字、中国の簡体字の名前を、日本の漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字、ピンイン、ピンインのカタカナ読みに変換するサービスです。
中国語圏の訪日外国人は、変換されたふりがな、カタカナを予約フォームへの貼り付け、入力するなどしてスムーズな予約が可能となります。国内の観光事業者などは、「ネーム変換」を使用することでピンインの読み方を確認出来るため、お客様をおもてなしする際に正しい発音で名前を呼ぶ事が出来るなどのメリットがあります。
「ネーム変換」の使い方
それでは例として台湾の繁体字の名前の変換を試してみましょう。今回は以前ご紹介した記事でも取り上げた台湾の有名俳優である賀 軍翔(ハー・ジュンシャン)さんの名前で試してみました。
性、名を入れて「変換」ボタン(※轉換)をクリックします。そうすると僅か3秒ほどで変換が完了します。ご覧のとおり日本の漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字、ピンイン、ピンインのカタカナ読み表示されます。
注意すべきは国内の観光事業者側からの名前の読み方としては、カタカナ読みではなく、ピンイン読みで行う必要があるということです。なお、ピンイン読みの発音が難しい場合は、スピーカーマークを押すことで音声を読み上げてくれるのでわかりやすくなっています。
まとめ
今回ご紹介した会社DONIKAの「ネーム変換」ですが、訪日外国人側の視点に立って考えると、ありそうで無かったサービスと言えます。これも相手の立場に立ったおもてなしの一環と言えるでしょう。
インバウンド対応というと日本の観光事業者側の課題解決の視点で考えがちですが、訪日外国人観光客側の利便性を高めるという視点でのサービス設計も重要ですね。
インバウンド最大の中国市場は「旅マエ」にアプローチするが重要!おすすめのインバウンド対策の資料を無料でダウンロードする
「中国向けインフルエンサープロモーション」の資料を無料でダウンロードする
「Wechatを活用したプロモーション」の資料を無料でダウンロードする
「Weiboを活用したプロモーション」の資料を無料でダウンロードする
訪日ラボ 最新版セミナー&インバウンド情報まとめ
訪日ラボおすすめの記事をご紹介します。
旅ナカで差をつける!インバウンド集客に役立つプロモーション術
訪日外国人観光客は「旅マエ」で旅行の計画を立てる一方、滞在中の「旅ナカ」では周辺地域の情報を検索し、その結果として行動が変わることも少なくありません。訪日観光客に対して効果的に情報を提供し、顧客満足度や付加価値を高めることは、引き続き重要な課題です。
実際に、観光地や施設、店舗で「旅ナカプロモーション」を実施した結果、訪日観光客の消費行動や満足度が向上し、企業が成功を収めた事例も多くあります。このことから、「旅ナカプロモーション」は欠かせない施策と言えます。
本セミナーでは、成功事例を交えながら、旅行中の体験価値を高めるための「旅ナカプロモーション」の重要性を改めて理解し、効果的な手法とその活用法を解説します。
<本セミナーのポイント>
- 旅行者の旅ナカ集客の課題解決に向けたポイントが分かる!
- インバウンド市場の最新動向と、今後の展望について理解を深めることができる!
- 国慶節や年末、これからのタイミングでも活用できるトレンドやデータが得られる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→旅ナカで差をつける!インバウンド集客に役立つプロモーション術
【インバウンド情報まとめ 2024年8月前編】円相場が乱高下、円高傾向に インバウンドへの影響は? 他
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に7月~8月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。
最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!
本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→円相場が乱高下、円高傾向に インバウンドへの影響は? / 関西空港の外国人旅客数、1〜6月で過去最高に【インバウンドまとめ 2024年8月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
![](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/12427/main_kAca-bnr.png?auto=format)
スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!