訪日台湾人観光客における企業のインバウンド対策事例3つをご紹介

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2013年に訪日外国人観光客数が1000万人を超え、本格的な観光大国への歩みを進み始めた日本。その経済波及効果には目を見張るものがあり、国内企業はこの大きなビジネスチャンスを掴むために対策に乗り出しています。そして今、親日国である訪日台湾人観光客を呼び込む対策に注目が集まっています。訪日台湾人観光客のインバウンドについて主だった企業の対策事例を3つご紹介いたします。

 


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「マス」から「個人」がキーワード。広告としてのメディア対策事例

台湾をはじめとした東アジア東南アジアの国々では、日本とは比べ物にならないほどSNS文化が浸透しています。そのため、訪日台湾人観光客をターゲットとしたプロモーションにおいて、SNSやグログなどのメディア対策を強化することが重要です。

国内外の人気ブロガーの拡散力を利用した対策

SNSやブログを用いたインバウンドプロモーションにおいて、訪日台湾人観光客に有効なのがKOL(インフルエンサー)マーケティングです。

台湾の人気ブロガーやフォロワーの多いアカウントで影響力が強い人(インフルエンサー)に自社サービスや商品の紹介を依頼するといったもので、訪日台湾人観光客に限らず、東アジア東南アジアでのインバウンドプロモーションで絶大な効果があります。

人気を集めるブロガーというフィルターを通すことで興味を持ってもらうことができ、共感や親しみを生み出すことにつながります。今後、ブログやツイッター、フェイスブック等でのインバウンドはさらに広がりを見せると予想されています。

KOLとは

近年の訪日外国人観光客の急増により、訪日外国人向けのマーケティング全般を意味する「インバウンドマーケティング」の考え方が浸透しています。この記事では、中国版インフルエンサーマーケティング「KOL」とは何か?注意点や活用方法、事例を解説します。目次「インバウンドマーケティング」とはKOLマーケティング・インフルエンサーマーケティングとは?中国の人気SNS「Weibo(微博)」のKOLKOL選抜の際の注意点KOLの活用方法とその事例爆買時代の終焉、そして個性消費の時代へ「インバウンドマーケティ...

 

訪日台湾人観光客向けのクラウドソーシングの活用事例

ブログなどのメディアを活用する他にも、近年飛躍的に需要が高まったクラウドソーシングを利用したインバウンド対策も非常に有効な手段と位置付けられています。日本の名所やレストラン、その他アミューズメントパークなどの情報の翻訳や口コミによって得られる効果とはどのようなものでしょうか。

思わぬ名所、サービスの発掘による二次的集客の事例

日本国内の訪日台湾人観光客を呼び込みたい観光地について、国内外のワーカーにクラウドソーシングを通じて翻訳および口コミをして貰うことは、各々の経験に基づいた新しい観光名所の発掘や魅力的な情報により、コストパフォーマンスに優れた集客を実現することが可能になります。特に資金を潤沢に使えない中小企業などにとっては、これらの対策に集中することで大きなコストパフォーマンスの高いプロモーションに繋がります。

 

訪日台湾人観光客を「おもてなし」の心で迎えた企業の事例

訪日台湾人観光客をターゲットにしたインバウンドを行う場合、親日国であることを大いにアピールすることが重要であり、それは台湾が昔から親しんできた「和」の心による気配りと、未だ見たことがない日本の姿を知らせることにあります。

細かな配慮の行き届いた対応と台湾人の文化を尊重した対策

台湾の公用語は中国語です。中国本土では、通常使用される字体は漢字を簡素化した「簡体字」が用いられます。しかしながら台湾では簡素化されていない「繁体字」を用い、中国語の1方言である「広東語(台湾語)」が主に話されています。そのため、繁体字と広東語を接客に用いることで、より親しみを感じてもらいリピーターが増える可能性が高くなります。

このように、訪日台湾人観光客向けにフィットした対策をすることで質の高いインバウンドにつながることになります。そして、それに加えて新しい日本の魅力を伝えていくことで、これまで以上に日本に興味を持ってもらうことに成功し、リピーター獲得へとつながるでしょう。

 

まとめ:訪日台湾人観光客のインバウンドのキーは「文化」と「親近感」

台湾インバウンド対策について、特に注目したい3つを挙げて解説しましたがいかがだったでしょうか?観光、サービス業以外にも様々な分野で活用、応用ができる事例だと思います。競争がさらに激化していくことを考えれば、各社早い段階での対策の強化が急がれます。

 

訪日台湾人観光客インバウンドデータ集

データでわかる訪日台湾人観光客

インバウンド施策をしていく上ではターゲットとなる方々がどのような特性や国民性を持っているのかを知るのは非常に重要です。このページでは台湾人は国として国民性としてどのような特徴や特性を持っているのか、訪日台湾人は日本国内でどのような行動を取っているのかを実際のデータを元に紐解いていきたいと思います。

訪日台湾人観光客の特徴

親日家が多いことで知られる台湾は、中国に次いで世界で2番目に日本観光が盛んな地域です。訪日台湾人観光客はテレビ番組などから日本の最新情報を入手していることが多く、人気のエンターテイメントや話題の商品についてよく知っています。

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
  • 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
  • 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

詳しくはこちらをご覧ください。

宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

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「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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