訪日台湾人観光客を理解する上では訪日数統計が役立ちます。訪日台湾人観光客の人数は年々増加傾向にあり、詳しく見ていくと訪日台湾人観光客の特徴が見えてきます。
インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?
インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)
訪日台湾人観光客の年度別人数
まずは統計資料から訪日台湾人観光客の訪日人数を見ていきましょう。2010年では日本を訪れる訪日台湾人観光客の数は126万人程度、2011年は東日本大震災の影響で99万人程度に落ち込むものの、2012年には147万人に増加してから順調に増加し続け、2015年には350万人を突破し約368万人に達します。
訪日台湾人観光客の訪日人数の増加ペース
2011年以降、2012年は前年比47%増、2013年は51%増、2014年は28%増、2015年は29%増と、訪日台湾人観光客の訪日人数が着々と増えてきています。この傾向は今後も続くと見られます。
訪日台湾人観光客が訪れる時期
そんな訪日台湾人観光客はどのような時期に日本にやってくるのでしょうか。特に多いのが6月、7月で、この時期は台湾での夏休みシーズンにあたります。対して、中華圏のインバウンドで注目される春節(旧正月)は、多少増加する傾向があるものの、夏休みほどの神通は見込めないことも特徴です。
<関連>
インバウンド・外国人観光客が多い時期がひと目でわかる「インバウンドカレンダー」:全国籍&アジア(中国、台湾、香港、韓国、タイ)編
インバウンド市場
訪日台湾人観光客が訪れる都市
訪日台湾人観光客が訪れる都市として人気なのが東京都で、33.7%の訪日台湾人観光客が訪れています。次いで千葉県、大阪府にも人気が集まっています。その他では京都や北海道、沖縄も訪日台湾人観光客には人気です。
<関連>
訪日中国人観光客に人気の都道府県ランキング
訪日中国人観光客は、日本のインバウンド市場で人数、消費額ともに最も大きな比率を占めています。訪日中国人観光客に人気の目的地は主に東京や大阪といった大都市ですが、近年リピーターの増加や、地方空港と中国核都市を結ぶ直行便の増加、体験の希少性を求める旅行者のトレンドを背景に、日本全国の各都市に対する関心も高まっています。2019年の訪日外国人数は全国籍3,188万人で、そのうち訪日中国人数は959万4,300万人を記録しました。訪日外国人市場全体で、950万人を超えたのは初めてのことです。また中...
沖縄県では28億円のインバウンド収益:「ブライダル」で訪日外国人観光客を誘致する動きが加速
訪日外国人観光客の増加を受け、政府は東京オリンピックが開催される2020年までに、現在の約2倍である4,000万人、2030年までには6,000万人の訪日外国人観光客を誘致することを目標としています。それを受け、国内市場が縮小傾向にある業界にとっては、訪日外国人観光客は魅力的なターゲットになっています。その例の一つが、主に結婚披露宴、結婚祝賀会の運営を行う、ブライダル業界。市場の縮小傾向から訪日外国人観光客にも、ターゲットを広めています。訪日客の地方誘致に重要なのは、まず「知ってもらうこと...
台湾の海外旅行事情とは:日本だけが突出して伸びている
それでは、台湾人の海外旅行の人気渡航先はどうなっているでしょうか?一時期まで2位、3位にランクインしていた香港やマカオの人気が下落、その他東南アジアの国々は横ばいの傾向です。
そのなか、2011年以降日本のみが急激な上昇を見せており、台湾国内での訪日旅行ブームがうかがい知れます。
<関連>
インバウンドの本当の競合は中国!? 各国の海外旅行先から見る日本の競合国:アジア編
近年の急速な訪日外国人観光客数の増加により、インバウンド市場は史上類を見ないほどに急成長をしています。おそらく、本メディア「訪日ラボ」をご覧になっている方はインバウンドビジネスを既にはじめていたり、または新規事業として検討段階にあったりすると思います。市場参入やビジネスをグロースさせるにあたり、市場分析、なかでも「競合調査」はどのビジネスでも重要視するのではないでしょうか。その競合調査にあたり、国内インバウンドビジネスがどのようなことをやっているのか、だけでなく、「日本」の競合はどこなのか...
中国を訪れる台湾人は依然として多い
また、中国を訪れる台湾人は大変多く、ここ数年は不動の1位となっています。2014年で比較しても訪日台湾人観光客の2倍程度になります。地理的に近いこと、ビジネスでの渡航が盛んであること、そして観光先としても中国が人気であることが背景にあると考えられます。
まとめ:訪日台湾人観光客の訪日人数は年々増加している
訪日台湾人観光客の訪日人数は爆発的に増えてきています。それだけ日本の良さが台湾で広まってきている証ですが、訪日台湾人観光客は夏に日本を訪れる事が多いのも特徴です。また、台湾人は観光地として中国を選ぶこともポイントですが、東南アジアの人気は横ばいで、日本のみが人気急上昇していることもおさえておきましょう。
訪日台湾・香港人向けオススメインバウンド対策についてより詳しい資料のダウンロードはこちら
メディアを活用して情報発信!「訪日台湾人・香港人向けメディア」の資料をDLして詳しく見てみる
ネット上でまずは知ってもらうために「広告プロモーション(台湾・香港向け)」の資料をDLして詳しく見てみる
訪日台湾・香港人の特性を知る「調査・リサーチ(台湾・香港)」の資料をDLして詳しく見てみる
旅ナカで集客するには「訪日台湾人・香港人向けフリーペーパー」の資料をDLして詳しく見てみる
<参照>
訪日台湾人観光客インバウンドデータ集
データでわかる訪日台湾人観光客
インバウンド施策をしていく上ではターゲットとなる方々がどのような特性や国民性を持っているのかを知るのは非常に重要です。このページでは台湾人は国として国民性としてどのような特徴や特性を持っているのか、訪日台湾人は日本国内でどのような行動を取っているのかを実際のデータを元に紐解いていきたいと思います。
訪日台湾人観光客の特徴
親日家が多いことで知られる台湾は、中国に次いで世界で2番目に日本観光が盛んな地域です。訪日台湾人観光客はテレビ番組などから日本の最新情報を入手していることが多く、人気のエンターテイメントや話題の商品についてよく知っています。
2025年最新版!インバウンド×デジタルマーケティング戦略【訪日ラボトレンドLIVE スペシャルver.】
2024年も残りわずかとなりました。来年2025年は大阪・関西万博が開催されるほか、中国市場の回復などもあり、今年以上の盛り上がりが予想されています。2025年に向けて、訪日旅行者へ向けたマーケティング戦略を強化していきたいと考えている事業者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、株式会社movが毎月開催している「訪日ラボトレンドLIVE」をスペシャルver.としてお届け。今こそ知っておきたい「インバウンド×デジタルマーケティング戦略」を徹底解説します!
<本セミナーのポイント>
- 観光・インバウンドに詳しい専門家3名が登壇!
- 2025年に向けた「インバウンド×デジタルマーケティング」の戦略や施策について、「深掘り」した情報を「いち早く」「無料で」学べる!
-
質疑応答の時間もご用意。インバウンドに関する疑問・お悩みについて、専門家から直接「ヒント」を得られる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→2025年最新版!インバウンド×デジタルマーケティング戦略【訪日ラボトレンドLIVE スペシャルver.】
【インバウンド情報まとめ 2024年11月前編】UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に11月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で:インバウンド情報まとめ【2024年11月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!