日本観光振興協会、日本旅行業協会(JATA)が主催する「ツーリズムEXPOジャパン」をご存知でしょうか。2014年からスタートした大規模な旅行博で、日本のみならず、世界の国や地域から数多くの出展者が集まります。
今年は2016年9月22~25日まで行っているのですが、前半の2日間は業界向けの開催となっており、旅行業、観光業などに携わる方には非常に参考になるはずです。今回は、「ツーリズムEXPOジャパン」についてご紹介します。
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ツーリズムEXPOジャパンとは:世界最大級 旅の祭典
日本旅行業協会(JATA)は1977年から隔年(のち毎年)、「JATA旅博」「JATA世界旅行博」などの名称で旅行商談展示会を行っていました。また、日本観光振興協会は1995年から観光総合見本市「旅フェア」を行っていました。この2つを統合したのが、2014年にスタートしたツーリズムEXPOジャパンです。「世界最大級 旅の祭典」を自称しており、国内外のグルメやステージパフォーマンスなど、観光関連の催しが行われます。
「ツーリズム EXPO ジャパン組織委員会」にはANAホールディングス、KNT-CTホールディングス、ジェーシービー(JCB)、観光庁、文部科学省、日本ホテル協会、内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局などが加わっています。
また、国土交通省、総務省、外務省、農林水産省、経済産業省、環境省などの官公庁に加え、日本貿易振興機構(ジェトロ)、日本経済団体連合会、 日本商工会議所などが後援しています。
今年は9月22~25日まで行われ、22~23日に入場できるのは業界関係者・プレスのみ。場所は東京ビッグサイト(東京都江東区)で、大人の入場料は当日券が1,300円、前売り券が1,100円です(いずれも税込)。
インバウンド観光向けの催し
ここからは、今年開催される「ツーリズムEXPOジャパン2016」の見どころなどをご紹介します。3回目となる今回のテーマは、「旅は変える。人生を。世界を。(Be part of the world. Travel.)」。国内旅行、海外旅行をテーマとした企画も数多く行われますが、ここでは訪日外国人観光客をインバウンド観光を中心に取り上げます。
ツーリズムEXPOジャパンフォーラム
UNWTO(国連世界観光機関)と連動した国際会議「ツーリズムEXPOジャパンフォーラム」は「輝き続ける日本、そして世界-インバウンド4000万人時代の交流大国を目指して」をテーマに、海外、国内、訪日旅行のマーケットトレンドや手法を取り上げるテーマ別シンポジウム、各種フォーラム、セミナーなどを行います。「訪日旅行シンポジウム」のテーマは「持続可能な地方誘客 日本旅館と地域のコラボレーション」です。
インバウンドEXPO2016
会場内で、インバウンド観光の最新情報、ノウハウなどを一同に紹介する展示ゾーン、セミナーステージなどを設ける企画「インバウンドEXPO2016」が行われます。訪日外国人観光客を対象としたインバウンドビジネスの相談ができる商談コーナーも設けられており、情報収集から課題解決の方法探しまで利用できます。
展示ゾーンに登場するのは、以下のようなゾーンです。
- 人材接客支援ゾーン:多言語対応可能な人材提供、インバウンドに特化した育成研修、E-ラーニングなどを紹介
- 飲食・その他販売支援ゾーン:ムスリム対応、オーダーメイドの旅行商品造成サービスなどを紹介
- 多言語対応支援ゾーン;多言語表記に有効なツール制作、翻訳サービスなどを紹介する
- 販売促進支援ゾーン:訪日外国人観光客を集客するためのWebマーケティングソリューション、店頭でのプロモーションに有効なコンテンツを紹介
また、9月23~25日まで各種セミナーが実施されます。テーマは23日が「地域活性化とショッピングツーリズム~地域創生に取り組む~」で、残り2日間が「訪日外国人観光客へのおもてなし~初めてのインバウンド対応~」。
さまざまな業界の企業が参加することが決定しており、テーマ「中国の今と、コミュニケーションで観光客を取り込む」(FJサイバー)、「免税制度で地方創生~キャラクターがタックスフリーを応援!~」(サンリオ)、「はとバス外国語ツアーと、車内外でのプロモーション事例」(はとバスエージェンシー)など多種多様です。
まとめ:観光業界関係者は必見のイベント
「ツーリズムEXPOジャパン」は日本観光振興協会、日本旅行業協会(JATA)が主催する大規模な旅行博で、「世界最大級 旅の祭典」を自称しています。今回の期間は9月22~25日までで、インバウンドビジネスに特化した展示ゾーンやセミナー、シンポジウムなどが行われます。足を運ぶと情報収集のみならず、具体的な課題の解決方法探しにも役立つと思われます。
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