先日、訪日外国人ゲストが宿泊先に期待することのトップ3としては無料WiFi、快適な寝具、清潔な水回りなどであることをご紹介しましたが、それ以外にもホストから日本ならでは情報を色々と教えてもらったことが嬉しかったというレビューも民泊サイト上で見かけます。
今回は民泊サイトなどのレビューや口コミから、民泊のホストが訪日外国人観光客に伝えると喜ばれる情報を分析してご紹介。日本人でないと知らない情報やマナーなども、海外からすると珍しい内容が多いようです。
民泊事業者が準備すべき設備とは何か?これだけは抑えたい3つのポイントをご紹介
目次外国人ゲストが宿泊先に求めるものとは?民泊でニーズのある設備①:フリーWiFi民泊でニーズのある設備②:快適な寝具民泊でニーズのある設備③:清潔な水回りまとめ外国人ゲストが宿泊先に求めるものとは?日本でも一般的になりつつ民泊サービスですが、民泊サービスの事業者として訪日外国人ゲスト向けに用意しておいたほうが良いものとは何でしょうか?民泊物件の運用、民泊事業参入のためのマーケティングリサーチを行っているBnB Insightの分析を元にみてみましょう。 民泊でニーズのある設備①:フリーW...
インバウンド対策サービスを探している方必見!無料で資料DLできる「訪日コム」を見てみる
観光情報編
周辺の観光情報
ほとんどの旅行者は予め観光プランを立てて日本に訪れるようですが、周辺の穴場スポット、どこそこにいくなら絶対に訪れたほうが良い場所などがあれば、積極的に教えてあげるとよいでしょう。なお、そうした観光スポットへの行き方、所要時間なども予めわかっていれば伝えてあげると喜ばれます。
最寄り駅、最寄りのバス停
日本は先進国の中でも鉄道網が最も発達している国の1つです。JR線、私鉄、地下鉄など様々な駅が利用可能であればそうした情報を、バスも有効利用出来そうであればバス停を教えてあげると良いでしょう。
予め日本中を旅して回る予定の訪日外国人の場合は、JRグループ6社が共同して提供するジャパン・レール・パスを購入している場合があるかもしれません。ただ、こうしたパスを購入していない場合、東京を数日観光するだけなどの場合はSUICAやPASMOを知らない場合もありますので教えてあげると良いでしょう。また、バスを利用する場合は乗降の方法、運賃の払い方なども教えてあげると良いでしょう。
<関連>
JRグループ、インバウンド向け鉄道パス「JAPAN RAIL PASS」販売方法を拡充:さらなる地方訪問進むか
訪日外国人観光客が年々増加している中、国内の各業界の間でインバウンド誘致が注目されはじめています。以前の記事でもご紹介したように、鉄道業界でも訪日外国人観光客受け入れ環境の整備にさまざまな取り組みやサービスの開始を行っています。JRグループでは、訪日外国人観光客向けのサービスとして新たな取り組みを開始します。<関連記事> 目次JRグループ6社、インバウンド向けパス「Japan Rail Pass」を国内でも販売へ:来年3月8日より7日間大人3万3000円から:車両種類、期間ごとの購入が可能...
タクシーの拾い方
例えばアメリカではタクシーの配車と言えばUberX(※日本でいうところの白タクサービス)、もしくは直接タクシー会社の電話をして配車を頼む場合が一般的です。日本の場合は「全国タクシー配車」「LINE TAXI」などが便利です。なお決済方法の事前登録が必要な場合もありますので注意が必要です。Uberは日本では提供サービスの幅と提供エリアが狭いため、Uberは日本には進出していないという認識の外国人が多いようです。
アプリを使用しない場合のタクシーの拾い方として、「駅のタクシー乗り場」を使用する方法、「流しのタクシーを拾う」方法などもあります。駅のタクシー乗り場で待つ場合は簡単ですが、流しのタクシーを拾う場合は、空車表示灯の表示によって赤、オレンジ、緑など色々とありますが、赤が空車で乗車可能という事を教えてあげると良いでしょう。
また、タクシーの止め方は国によって様々です。タイでは手を斜め下に出し、香港では水平に出すことで乗車の意思表示をします。日本では、そのスタイルだと気づかれないこともあることも併せて教えてあげると良いでしょう。
日本の文化・習慣編
チップを渡さなくても良い
日本に複数回来たようなことがある訪日外国人観光客にとっては常識でしょうが、タクシー、レストラン、ホテルなどでチップを渡す必要がないという事を知らない外国人もまだまだいます。
「それでは代わりにどうしたら良いんだ?」という質問をされる場合もあると思いますが、その場合は単純に「Arigatou Gozaimashitaと言えば良い」と教えてあげると良いでしょう。
麺類は音を立てて食べて良い
ラーメンやうどんは海外でもポピュラーな日本食になりつつありますが、海外の文化に麺をすすって食べるという習慣はありません。単純に行儀が悪いとされているのですが、食習慣の問題でもあるので、麺をナイフで切ってフォークで食べる人もいますし、そもそも麺をすすっても良いと教えても麺のすすり方を知らないという外国人もいます。
<関連>
麺をすする音が外国人には「ヌーハラ(ヌードルハラスメント)」と話題
インバウンド市場において、訪日外国人観光客が増えるのは非常に喜ばしいことです。しかしながら、その受け入れ体制が整っておらず、対応が急がれていることも事実。訪日ラボでも、これまで様々な言葉、宗教、文化的背景に対するインバウンド受け入れに関する事例や取り組みをご紹介してきました。今回は、インバウンド受け入れ体制の構築にあたって、一考の余地がある事例として「ヌーハラ(ヌードルハラスメント)」についてご紹介します。 目次「ヌーハラ(ヌードルハラスメント)」とは「ヌーハラ(ヌードルハラスメント)」が...
食べ歩きはマナーが悪いとみなされる
欧米では食べ歩きは特にマナーとして問題になりませんが、日本では周囲の人を不快にさせるかもしれないということで、一般的にマナー違反とされています。町中の観光であればともかく、神社仏閣を観光するなどの場合は特に注意したほうが良いという事を教えてあげると良いでしょう。
まとめ
日本を訪れる外国人の多くは、「日本ならでは」の体験をしたいと思っています。そのため日本ならではルールやしきたり、マナーなどについても興味を持っている人が多いようです。
例えば浴衣の着方にしても右前に着るべきで、なぜ左前は縁起が悪いとされるのか?などのうんちくとともに説明してあげると喜ばれます。
日本人にとって当たり前の情報も外国人からすると珍しい内容となることがあります。「これくらいは知っているだろう」という情報でも積極的に教えてあげると良いでしょう。
【6/11開催】欧米豪インバウンドに刺さる!“地域にどっぷり浸かる”ローカルイマーシブ観光とは?
本ウェビナーでは、株式会社movと株式会社大阪メトロ アドエラの共催により、欧米豪向けインバウンドをターゲットとした「ローカルイマーシブ “地域にどっぷり浸かる没入体験”の提供」をテーマに最新情報をお届けします。
2025年大阪・関西万博の開催を契機に、欧米豪を中心とした訪日外国人観光客が関西を中心に日本全国に訪れる機会が急増しています。
一方で、地域の受け入れ側には「英語対応が難しい」「どう関わればいいかわからない」「コンテンツや訴求方法がわからない」「対応できる人材がいない」といった課題も多く、せっかく外国人観光客が訪れても、地元に経済的な波及効果が十分届いていないのが現状です。
本セミナーでは、大阪メトロ アドエラが展開する欧米豪向けインバウンド事業「Osaka JOINER」をもとに“まち全体でインバウンド受け入れるスキーム”を通じた、インバウンドに関わる人と経済のパイを増やすための可能性を紹介します。
観光施策、まちづくりに携わる方にとって、明日から活かせるヒントが満載です。
<本セミナーのポイント>
- 欧米豪インバウンドに刺さる「ローカルイマーシブ観光」の実践例がわかる!
- 多様な人材や事業者を巻き込む”まち全体”に経済効果を波及させる仕組みがわかる!
- 旅行者目線を徹底し、英語対応が難しくても、無理なくインバウンドを受け入れる方法が学べる!
- 旅行者満足度を獲得することで、マーケティング・プロモーションなど、広がる可能性がわかる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→欧米豪インバウンドに刺さる!“地域にどっぷり浸かる”ローカルイマーシブ観光とは?【6/11開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!