東京五輪に向けて「インバウンド」「訪日観光客」といった言葉を耳にする機会が増えましたよね。観光業に関わる方だけでなく、小売業などに関わる方々にとっても、インバウンド観光の動向はチェックしたいところ。
しかし、インバウンド観光データはどこでチェックすればいいの?という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回、インバウンド観光データを無料で閲覧・ダウンロードできるサイトをまとめてみました。
インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
無料で閲覧・DLできるインバウンド観光データまとめ8選
インバウンドにかかわる観光統計データが確認できるサイトについて、発表元や特徴などとあわせて紹介します
1. 国土交通省 観光庁
URL:http://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/index.html
観光庁が公開している各統計データ。都道府県別の訪日観光客数や訪問回数など、細かいデータが発表されています。
国籍別の旅行消費単価や訪日旅行満足度なども発表しており、市場動向の調査だけでなく、インバウンド関連の資料作成の際にも重宝するデータになりそうですね。
2. 日本政府観光局(JNTO)
URL:http://www.jnto.go.jp/jpn/inbound_market/report.html
日本政府観光局のWebサイトでは、訪日外国人の動向データに加え、月次で「市場動向トピックス」というレポートが発表されています。対アジア諸国に対して、どういったインバウンドプロモーションが展開されているのかを把握できる貴重な資料。
その他にも、訪日旅行客の細かいデータがまとまっている「JNTO訪日旅行データハンドブック2016」は必見です。
3. 一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会(JSTO)
URL:http://jsto.or.jp/documents/
「世界に日本のショッピングツーリズムの魅力を伝え、より多くの訪日ゲストをお迎えする。」を1ミッションに掲げる一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会(JSTO)。
インバウンド関連データをいくつか公開しており、中でも参考になるのが、『訪日外国人カレンダー』。各国の連続休暇状況やバケーションシーズンなどをまとめており、いつ、どの国の人が日本に訪れやすいのかを把握することができます。また各国の観光客がどういった消費行動をするかの特徴データも公開しており、小売業社にとって非常に役に立つ資料が公開されています。
4. JTB総合研究所
URL:http://www.tourism.jp/research-studies/
JTB総合研究所によるオリジナルの調査レポートやコラムが掲載されています。
調査レポートはインバウンドに限らず、旅行全般のレポートも含まれますが、他が調査していないような独自の切り口の調査レポートは一見の価値あり。
またデータだけでなく、コラムでインバウンド事情を知れるのもありがたいです。
5. 公益財団法人日本交通公社
URL:https://www.jtb.or.jp/research/theme/inbound
公益財団法人日本交通公社による自主調査レポートおよびコラムが掲載されています。
更新頻度は低めですが、「外国人の温泉に対する意識」調査など、独自調査ならではのレポートはぜひ参考にしたいところです。
6. 沖縄インバウンド.net
URL:https://www.visitokinawa.jp/oin/report/
一般財団法人沖縄観光コンベンションビューローが運営する当サイトは、沖縄に特化したインバウンド観光情報サイトです。
入域観光客統計中心としたインバウンドデータや、独自コラムも展開しています。
沖縄観光に携わる方は必見でしょう。
7. 北海道庁 経済部観光局
URL:http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kkd/irikomi.htm
北海道庁による北海道観光入込客数調査報告書。北海道と言っても、道央、道南、道東など非常に広いため、北海道の各エリア別に情報がまとまっているのはとてもありがたいです。
また数値データだけでなく、それらの増減の要因についても記されているため、北海道のインバウンド事業に関わるのであれば必見のデータです。
8. 経済レポート
URL:http://search.keizaireport.com/
経済レポート情報をまとめた同サイトでは、シンクタンクなどが発表するインバウンドレポートをまとめて確認することができます。
また調査レポート以外にも、インバウンド関連の最新トピックも確認できます、更新頻度は高めのため、定期的にチェックしたいサイトの1つです。
おわりに:訪日中国人の爆買いデータ公開中
以上、無料で閲覧・ダウンロードできるインバウンド観光データサイトを8サイト、まとめてみました。継続的にこれらのサイトをチェックして、インバウンド観光の動向をチェックしていきたいですね。
また訪日ラボにおいても、様々なインバウンド観光データを公開中。また今回は訪日中国人の爆買い動向についてのホワイトペーパー『訪日中国人の爆買いは本当は終わっていない 数値で見る訪日中国人の爆買い推移』を公開しています。
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その他、無料でインバウンド対策・集客サービスを比較検討できる資料ダウンro
ードサイト「訪日コム」では様々なインバウンドソリューションに関する資料やインバウンド市場に関するレポートをダウンロードすることが出来ます。
上記より各企業のソリューションの詳しい資料やホワイトペーパーをダウンロードできますので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、また!
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

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