わずか2週間でPR動画1100万再生超え!東京〜福島の1都4県を結ぶ「ダイヤモンドルート」はポスト・ゴールデンルートとなるか

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インバウンドにおいて一躍脚光を集めた「ゴールデンルート」。日本の観光の”美味しいところ”を全て楽しめるということで特に初訪日の訪日外国人観光客から人気を集め、インバウンド市場を狙うビジネスにおいては重要なラインとして未だその存在感を残しています。しかしながら、インバウンドの「コト消費」化、そして地方周遊が進むにつれて、ゴールデンルート一辺倒ではないインバウンドが広まりつつあります。

今回は、「ゴールデンルート」の対抗馬として登場した、福島・栃木・茨城・東京を結ぶ観光ルート「ダイヤモンドルート」についてご紹介します。

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最近話題の「ダイヤモンドルート」とは福島・栃木・茨城・東京を結ぶ新しいインバウンド観光ルート

「ダイヤモンドルート」とは、東 京を起点に福島、茨城、栃木を結ぶ新しいインバウンド向け観光ルート です。東京に集中するインバウンドを、1都3県で連携することで福島・栃木・茨城に呼び込むことを目的としており、さらには今なお東日本大震災の影響が残る福島周辺の復興創生につなげることを狙ったもの。

ダイヤモンドルートに関する事業は、「ダイヤモンドルート情報発信事業」として昨年10月頃からスタートし、今年2月に、福島県と福島中央テレビ、福島テレビ、福島放送、テレビュー福島の民放4社が協力してPR動画を作成・公開しました。

YouTubeに公開されたダイヤモンドルートPR動画がわずか2週間で合計1100万再生超え

ダイヤモンドルートのPR動画は「Health & Lifestyle」「Nature」「Outdoor」「History」の切り口による4編に、ダイヤモンドルート全体のコンセプトを映し出した1編の合計5編。福島、茨城、栃木の見どころを、外国人目線の美しい映像で紹介するものです。

YouTube「Diamond Route Japan」公式チャンネル

YouTube「Diamond Route Japan」公式チャンネル

ダイヤモンドルートPR動画の制作には、上記の福島県と民放4社に加え、内閣府クールジャパン地域プロデューサーの渡邉賢一氏が代表を務める株式会社XPJPと、海外クリエイターが協力した他、海外のYoutuberが出演。2月24日に福島市で行われた試写会の後、YouTube上で一般公開されました。

その反響は大きく、動画公開からわずか2週間強で、ダイヤモンドルート全体のコンセプトを表現した動画が約330万再生、「Health and Lifestyle」切り口の動画が約210万再生、「Nature」が約132万再生、「Outdoor」が127万再生、「History」が314万再生となっており、 合計1100万以上の再生回数 に登っています(再生回数は記事執筆3月14日時点)。

ダイヤモンドルート公式ウェブサイト

ダイヤモンドルート公式ウェブサイト

公式ウェブサイトhttp://diamondroutejapan.com/も用意されており、もちろん多言語化対応されています。しかしながら、文字情報は際立って少なく、画像や映像を用いてビジュアルで訴求するかたちをとっており、それぞれの観光名所の説明については、Googleの検索画面にリンクされているという割り切り様。一周回ってダイヤモンドルートのイメージが伝わりやすいものとなっています。

それでは、Youtube上にアップロードされたダイヤモンドルートPR動画をご紹介しましょう。

330万再生:ダイヤモンドルート全体のコンセプトを表現「Diamond Route Japan - Fukushima, Tochigi, Ibaraki: The Ultimate Japan Experience.」

210万再生:ダイヤモンドルートでの温泉や食といった文化を紹介「Diamond Route Japan: Health and Lifestyle. Mouthwatering Food and Drink with YouTuber Micaela.」

132万再生:ダイヤモンドルートの自然を美しく切り出す「Diamond Route Japan: Nature. Awe-inspiring Scenery and Crafts with Frankie Cihi.」

127万再生:ダイヤモンドルートで楽しめるスノースポーツをクールに表現「Diamond Route Japan: Outdoor. Snowboarding the Ultimate Powder with Kazushige Fujita.」

314万再生:”サムライ精神”を感じる歴史・文化を映し出す「Diamond Route Japan: History. Discover the Living Samurai Spirit.」

改めて復習「ゴールデンルート」とは

ゴールデンルートとは東京、箱根、富士山、名古屋、京都、大阪など日本の主要観光都市を周る観光周遊ルートのことです。東京スタート、大阪スタートの双方向がありますが、東京スタートであれば、

  • 成田空港から入国し、東京ディズニーランドへ
  • 東京入りし、浅草、築地といった東京観光スポット、そして銀座や新宿などのショッピングを漫喫
  • その後箱根や富士山で温泉や登山などを体験
  • 次に名古屋に向かい、名古屋城やトヨタ博物館を見学
  • 京都入りし、京町や金閣寺、清水寺、伏見稲荷大社などの日本の歴史に触れる
  • 大阪では、繁華街を散策したりショッピングをし、USJも楽しむ

といった、日本観光の美味しいところを総取りでき、なおかつ効率的に回れることから、非常に人気のコースとなっています。

特に初訪日の訪日外国人観光客からは、このルートの特徴から非常に好まれており、旅行代理店も、このゴールデンルートを巡る団体旅行の旅行商品を数多く販売しています。

ゴールデンルートは廃れたのか

今回ご紹介したダイヤモンドルートの他、各地で様々な広域観光周遊ルートの整備が進められており、インバウンドの「コト消費」化、そしてリピーター割合が増えるにつれ、 ゴールデンルートだけではなく地方にインバウンドが分散 しつつあります。

しかしながら、ゴールデンルートは日本観光の美味しいところを効率的に回れる点で未だ評価は高いといえ、特に 初訪日の外国人観光客向けのルートとして、今後も存在感は衰えない ものとなるでしょう。

まとめ:インバウンドの地方誘致なるか「ダイヤモンドルート」

ダイヤモンドルートは、福島・栃木・茨城・東京を結ぶルートで、東京に集中するインバウンドの東北地方への誘致を狙ったものです。ダイヤモンドルートのPR戦略として用いられたのは動画。どうしても文字情報で各地の魅力を伝えたくなるところを、 イメージだけで割り切って伝えようとしている 姿勢に好感が持てます。

ゴールデンルートは自然発生的にインバウンドの定番となりました。が、今後のインバウンドにおいて地方への誘致や、真の意味での観光立国を果たすためには、受け身のインバウンドではなく、このような 戦略的な攻めのインバウンドが重要になってくる でしょう。そういった意味でも、ダイヤモンドルートを始めとした、これらの「攻め」のインバウンド誘致戦略に注目が集まります。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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