あまりの人気ぶりに新語「爆花見」も誕生! 訪日外国人観光客が桜の開花シーズンに日本にやってくる理由

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春の行事として古くから楽しまれてきた花見。近年では、訪日外国人観光客のあいだでも知られるようになっており、桜の開花シーズンに合わせて日本に訪れる人もいるのだそうです。それについてまとめたデータ自体はなかなか見当たらないものの、4月になると実際に訪日外国人観光客数が増える傾向があることなどから需要が存在することは自明視されています。

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さて、訪日外国人観光客のあいだで、花見はどのように受け止められているのでしょうか。今回は国際的に注目を集めるようになった「Hanami(花見)」についてご紹介します。

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かねてからインバウンドに需要があると認識されていた日本の花見

まずは、JNTO(日本政府観光局)が毎月発表している「訪日外客統計」から花見需要の変遷を見てみましょう。

Webサイト上には平成22年(2010年)3月から推計値に関するデータが掲載されており、同年4月から「桜鑑賞を目的とする訪日旅行需要が喚起された(台湾)」「シンガポールの旅行会社は、日本での桜見物(3月下旬~4月下旬)を特集した広告を、本年1月から新聞紙面などで開始」と、もともと需要があった旨が書かれています。

東日本大震災のあった平成23年(2011年)の推計には「例年4月は、桜前線の北上に伴って、世界的に人気のある『日本への桜鑑賞旅行』の需要が発生するが、本年4月はこの需要を取り込むことができなかった」との記載があります。この年は残念ながら奮わなかったわけですが、JNTOが以前から桜人気の高さを把握していたことがはっきりと分かるのではないでしょうか。

JNTOは、4月になると必ず桜を切り口にしたプロモーション活動を行っていたこと、それによる旅行者の増加などを報告しており、平成26年(2014年)には「これまで積み重ねてきた訪日プロモーションにより、4月の日本の『桜』ツアーが各国で定着化した」と発表。平成28年(2016年)には中国、台湾、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、インドといったアジア圏だけでなく、オーストラリア、ドイツ、スペインから桜を目当てにした訪日外国人観光客が来日したとしています。

 

訪日中国人観光客からは「爆買い」ならぬ「爆花見」と言われるほどの人気ぶり

トレンドExpress社が平成28年(2016年)に発表したデータによれば、 日本の花見旅行は中国で需要拡大しており、SNSでのクチコミ件数も増加傾向にある そうです。2015年2月、2016年同月で比較すると「日本の桜」に関する書き込みは2倍に増加。また、中国メディアによる報道数も2013年から2015年で4倍に増えており、近年、急速に注目が高まっているようです。

「日本に桜を見に行く」と言及した書き込みの場所に注目すると、京都、東京、大阪といった大都市圏が多い傾向 が見られたとのこと。具体的に「河津」「伊豆」「松田町」などの地名を投稿する人も多かったのですが、これらの地域には桜の開花が早いという共通点があります。トレンドExpress社は「 誰よりも早く日本の桜を見ることができると、面子を気にする中国人の人気を集めています 」と分析しています。

訪日中国人観光客が花見シーズンに日本に殺到することは国内で広く知られており、「爆買い」になぞらえて「爆花見」と呼ばれることもあります。また、それに伴い、花見前線の移動に合わせて各地のホテルが埋め尽くされている現象を指して「爆宿」という造語が使われることも。

これらの語を使った報道は「日本人がホテルを取れない」「マナー違反が問題視されている」など否定的な論調が多いものの、最近は訪日中国人観光客のマナーが良くなってきたという話が現れています。国内で啓蒙活動が行われているか、実は中国にも花見文化が存在しその際のマナー違反が国内で社会問題化していることから、対策が進められているのだそうです。

 

そもそも花見は世界各国で行われている?

中国以外の地域で花見はどのように受け止められているのでしょうか。先に取り上げていた 台湾、韓国、フィリピンといった地域には類似の風習 が存在しており、桜を観光資源として受け入れる土壌があります。

では、欧米はどうでしょう。実は、アメリカ・ワシントンDCには1912年に、イタリア・ローマには1959年に日本から桜の木が寄贈されており、こちらでも日本のように「Hanami(花見)」が行われています。桜の花見は日本独自の文化というより、ゲームやマンガのように「日本を本場とする国際的な文化」になっているのです。そのおかげで、海外にも魅力が伝わりやすいのかもしれません。

 

まとめ:世界的に知られる日本の花見文化!

日本に独特な文化だと思われがちな花見。実は海外にも似た風習があるほか、欧米では日本から寄贈した桜の木で「Hanami(花見)」を楽しむイベントが開催されています。JNTOは以前から花見需要の高さを認識しており、プロモーション活動に注力。2014年には「4月の日本の『桜』ツアーが各国で定着化した」と資料内で発表しています。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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