こんにちは、Ad Arch(アドアーチ)の白川です。訪日外国人観光客が年々増加しており、みずほ総合研究所の調査によれば、本年2017年の訪日外客数は2,800万人 とも言われています。
訪日外国人観光客の主な目的は、「日本での観光」となりますが、その観光業においてより動画を活用すべき業界 をご紹介します。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
私が考える、インバウンド需要の拡大と動画を活用すべき業界
近年、インバウンド需要の拡大により、より多くの外国人観光客の獲得を目指している業界も多いと思われます。その中でも、ホテルや旅館などの宿泊施設業界こそが動画を活用すべき業界 ではないかと私は考えています。
「国内観光の動画PR=TV番組」が長く続いた反動
これまで、日本国内の観光PRにおいての動画活用は、「TV番組でのピックアップだけ」という状況が長く続いていました。それは、インターネット予約が活性化する以前から、ウェブ上の動画発信環境が発展した現在まであまり変化していません。実際、人気の宿は宣伝を行わなくとも集客が出来ており、改めて動画などによる情報発信を行う必要がないと見られていました。
しかし、ウェブ・インターネット の発達により情報発信の一般化が進んでいる近年、訪日外国人観光客が必ず利用する「宿泊業界」において、オフィシャル動画による情報発信が必要になっています。
一般人が発信する情報と、オフィシャルで発信する情報の違いとは
SNSで、一般のお客様が写真や動画を使用して情報発信を行う時代となりました。また、予約サイトでは口コミ評価が必ず行われており、口コミ評価によるランキングがあります。訪日外国人観光客の多くも、それらの情報をもとに訪日先を決定する場面が増加しているそうです。
それらは嘘偽りのない信頼感のある情報として捉えられがちですが、果たしてそうでしょうか。
本来ある姿ではない色の写真に加工されたり、文字・写真・動画の面で自由な形での情報発信が行われます。5つ星ホテルや情緒ある旅館で、場にふさわしくないポップなトーンの投稿がバズる(SNS上などで急速に拡散される)こともあるかもしれません。つまり、ホテルや旅館が意図しないブランディング・イメージが拡散されてしまう危険性があるということです。
これらは、 同じ日本に住む日本人が見ると「ふさわしくない」や「投稿者が悪い」と理解してもらえるかもしれませんが、言語や文化、人種など多くの違いを持つ訪日外国人観光客においては、その口コミ・投稿をストレートに捉えられる危険性を持っています。
そこで重要となるのが、オフィシャルの動画発信です。
動画でオフィシャル情報を発信する利点
オフィシャル動画の発信は、ホテルそのものの公式情報 として捉えられる情報源になりえます。一定の高クオリティで制作することで、ホテルの力の入れ方だけではなく、お客様に感じて欲しい「雰囲気」を伝えることが出来、ホテルとしても求めるお客様像にしっかりと届けることができます。
世界のホテルではオフィシャル動画活用の動きが加速しており、今後日本にもその波が来ると言われています。
さいごに。世界のホテル、オフィシャル動画紹介
さて、「世界のホテルではオフィシャル動画活用の動きが加速している」と直前で触れましたが、実際に海外の有名ホテルがどのような動画プロモーションの活用をしているかを紹介して終わりにしましょう。
■インターコンチネンタルホテル
■フォーシーズンズホテル
■ペニンシュラホテル
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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