昨今インバウンドへの関心が高まり、世界各国における旅行博やファムトリップ、ローカルメディアとのタイアップなど、日本の各自治体や企業が訪日客誘致に向けた様々な施策を行っております。そんな中、皆様は自信をもって正しいアプローチを企画、実行できていますでしょうか。 プロモーションしている内容は本当にターゲットの訪日観光客が求めているものでしょうか。
このシリーズでは訪日旅行ビジネスに精通しているシンガポール現地のスペシャリストにインタビューを行い、今のシンガポール市場の現状や訪日観光に関するリアルボイスを前篇、後篇の2回にわたってお伝えします。
今回は シンガポール4大旅行代理店の1つであるDynasty Travel(ダイナスティ・トラベル)の広報責任者であるアリシアさん に話を伺ってきました。アジアの中でも特に競争の激しいシンガポール旅行業界をけん引する現場のリアルボイスに迫りたいと思います。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)インタビュイー紹介:アリシア・シア(Alicia Seah)さん 旅行業界で25年の経験

本日インタビューするアリシア・シア(Alicia Seah)さんはシンガポール旅行業界で 25年の経験 を持ち、ダイナスティ・トラベルの広報責任者として企業のブランドの向上のため、持続可能な発展に全力で取り組んでいます。顧客のニーズを最優先に考え、ユニークで経験豊かな旅を求めている中級から上級者まで、ターゲットを絞ったマーケティング活動を行っています。
シンガポール国内メディアにおいて観光に関する番組のゲストコメンテーターとして招かれることも多く、また「International Taiwan Fair」(台湾)、「NATAS Industry Accreditation & Presentation Ceremony」(シンガポール)や「JATA Tourism EXPO Japan」(日本)のような国外イベントにもゲストスピーカーとして参加しています。2015/2016年にはシンガポール「Marketing Interactive’s Best Marketing and PR Awards」の審査委員も務めました。
今回はアリシアさんに、シンガポールの旅行市場の変化、シンガポール人旅行者の特性やトレンドなどついて現場の声を聞いていきたいと思います。
ネットの普及によりF.I.Tが増加したシンガポール市場 所得上昇によりリッチな旅行商品へのニーズ変化も
<Points(以下:P)>
本日はお忙しい中ありがとうございます。では早速ですがシンガポールの現状から伺っていきましょう。この10年、シンガポールの旅行業界は劇的に変化したと思いますが、どのように変わりましたか。
<Dynasty Travel アリシアさん(以下:ア)>
そうですね。最も明白な変化は F.I.Tの増加 です。現在、多くのシンガポール人は旅程の計画からアレンジまでほとんどすべてを自分たちで行います。少人数(2〜6人)のグループを好み、もはや団体では旅行しなくなってきています。
F.I.Tの増加はインターネットの普及とオンライン予約システムの発展によってもたらされました。今日では、個人がインターネットを使ってリサーチし、航空券からホテル、レンタカーまで簡単に予約できます。特に、新しい情報に敏感な20代~40代の若者やファミリー層に多く見られます。
シンガポール国内のニーズの変化でいうと、この数年、シンガポール人の平均所得は上昇し、質の高くて贅沢な旅行商品への要望が増えてきています。 例えばアフリカ、南アメリカ、アイスランド、グリーンランド、ブルガリア、ジョージアとアルメニアのようなあまり知られていないエキゾチックな場所ですね。このような場所はいまだに情報や交通手段が少ないため、ツアーで行くことが必然的に多くなります。
テクノロジーが進歩しても絶対に置き換えることができないもの:ヒューマンタッチ
<P>
なるほど、経済の発展により所得が増え、インターネットの普及や発展によって情報が増えたことにより様々な選択の幅が出てきているということですね。団体旅行が減ってきている反面、個人では行きにくい場所や贅沢な旅というものが旅行会社にとっては新しいマーケットとなってきているのですね。
さて、続いてテクノロジーに関してお伺いします。テクノロジーの進化は旅行業界にも革命的な変化をもたらしたと思いますが、ダイナスティ・トラベルはこの変化にどのように対応していますか。
この続きから読める内容
- 旅行先で英語・中国語・マレー語が通じるならF.I.T、通じないならツアー旅行が好まれる
- まとめ
- 日本の魅力ある商品を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
- 【インバウンド情報まとめ 2026年2月後編】訪日中国人数6割減でも「インバウンド全体としては好調」、観光庁 / 1月の訪日外客数359.8万人、韓国が史上初の110万人超え ほか
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