鉄道は飛行機と並んで多くの訪日外国人が利用するものです。渋谷駅や東京駅など多くの訪日外国人が利用する駅をもつJR東日本では、これまで券売機の多言語表示などのインバウンド対策を進めていますが、これからはどのような取り組みを行っていくのでしょうか。JR東日本が2017年10月3日にリリースした資料「JR 東⽇本グループのインバウンド戦略の推進について」をもとに見ていきましょう。
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東南アジアの訪日客をターゲットにシンガポールに新事務所「JR東⽇本 東南アジア営業センター」を開設
JR東日本では、近年のビザ緩和やLCCの増便により訪日外国人の伸びが著しい東南アジアにおいて、訪日旅行の需要を拡大するための事務所 「JR東日本 東南アジア営業センター」 を2017年12月1日に開設しています。
JR東日本 東南アジア営業センターでは、JR東日本が販売するインバウンド向け鉄道パスや旅行商品等の販売促進が行われています。東南アジアのハブともいわれるシンガポールに事務所は位置しています。近年では、鉄道会社が海外に事務所を構えるケースが増えており、 以前の訪日ラボの記事でもご紹介したように小田急電鉄でもタイのバンコクに新事務所を開設しています。
鉄道業界で進む海外進出:JR東日本がシンガポールにインバウンド拠点「JAPAN RAIL CAFE」開設
訪日外国人観光客の増加から、日本国内の企業はインバウンド誘致を進めています。以前の記事でご紹介したように、鉄道業界でも訪日外国人観光客誘致に注力しており、その取り組みは多岐にわたります。最近、鉄道業界では、東南アジアなど訪日旅行が人気のアクティビティーとなっている国に、インバウンド拠点を構えることで訪日外国人観光客の誘致を図る試みが行われています。<関連記事> 目次JR東日本、シンガポールにインバウンド拠点「JAPAN RAIL CAFE」を12月4日に開業Platform for rea...
小田急、タイ・バンコクに新事務所開設:訪日タイ人観光客誘致 インバウンド対策に取り組む
訪日外国人観光客の増加を背景に、鉄道業界では様々なインバウンド対策に乗り出しています。近畿日本鉄道では、車両を豪華に仕上げた観光列車の導入を始めます。26日、同社は、大阪阿部野橋(大阪市)から吉野(奈良県)間を運行する観光特急を報道陣に公開。9月から運行が開始されます。主なターゲットは、裕福なシニア層と訪日外国人観光客。車内設備を豪華にすることで、長距離移動も快適になり、また車窓から美しい景色も楽しむことができることから、訪日外国人観光客への観光PRにつながるとしています。JR西日本とJR...
インバウンドの東北・北海道周遊を促す「JR Tohoku-South Hokkaido Rail Pass」を発売
JR東日本では、JR北海道と共同で 「JR Tohoku-South Hokkaido Rail Pass」を発売 しています。これは東北~北海道(南部)の訪日旅行を快適に楽しむことができるフリーパス。発行日から14日間のうち5日間を選んで使用することができ、期間内であればフリーエリア内の特急(新幹線含む)・急⾏列⾞・普通列⾞の普通⾞指定席が乗り降り⾃由となります。訪日ラボでもご紹介した通り、JRグループ6社は以前からインバウンド向けフリーパス「Japan Rail Pass」を発売しており、訪日外国人にとって快適な国内周遊を実現しています。
JRグループ、インバウンド向け鉄道パス「JAPAN RAIL PASS」販売方法を拡充:さらなる地方訪問進むか
訪日外国人観光客が年々増加している中、国内の各業界の間でインバウンド誘致が注目されはじめています。以前の記事でもご紹介したように、鉄道業界でも訪日外国人観光客受け入れ環境の整備にさまざまな取り組みやサービスの開始を行っています。JRグループでは、訪日外国人観光客向けのサービスとして新たな取り組みを開始します。<関連記事> 目次JRグループ6社、インバウンド向けパス「Japan Rail Pass」を国内でも販売へ:来年3月8日より7日間大人3万3000円から:車両種類、期間ごとの購入が可能...
渋⾕駅に「JR EAST Travel Service Center」の開設:英語対応でJR東日本のインバウンド向け商品を販売
また、JR東日本では訪日外国人の乗り降りが多い渋谷駅において「JR EAST Travel Service Center(JR東⽇本訪⽇旅⾏センター)」を開設しています。
営業開始日は2017年12月3日となっており、同施設は渋谷駅西口に位置しています。JR EAST Travel Service Center(JR東⽇本訪⽇旅⾏センター)では、JR東日本が販売するインバウンド向け鉄道パスの販売・引き換えや観光案内等が行われています。言語は英語に対応。
まとめ:さらなる訪日客の利用促進を目指しユニークなインバウンド対策を進めるJR東日本
訪日外国人の利用が多い駅を多く抱えるJR東日本では、近年上記でご紹介したようなインバウンド対策を行っています。三菱UFJリサーチ&コンサルティングによりリリースされた「外国人観光客の首都圏交通インフラ利用調査結果」によると、訪日外国人は日本の交通インフラはわかりづらいものであるという結果もでており、 JR東日本のこうした取り組みはインバウンド業界にとって重要なものであるということが言えるでしょう。
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<参照>
- 東日本旅客鉄道株式会社:JR 東⽇本グループのインバウンド戦略の推進について~訪日外国人旅行者向け商品の充実、販売体制強化等に継続的に取り組みます~
- 三菱UFJリサーチ&コンサルティング:「外国人観光客の首都圏交通インフラ利用調査結果」
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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詳しくはこちらをご覧ください。
→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
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