シェアリングエコノミー型サービスの一環として近年急速にユーザー数を伸ばしているAirbnb。空き部屋や物件を旅行者に比較的低価格で貸し出す民泊の代表的プラットフォームで、その使い勝手の良さから世界中で多くの観光客に愛用されています。Airbnbは2020年までに35億ドル(日本円でおよそ3,500億円)の年間売り上げを達成する見込み であり、民泊市場においては 一人勝ち状態 が続いています。以前の訪日ラボの記事でもご紹介した通り、Airbnbは中国市場では苦戦が続いていましたが、最近では 中国市場でも存在感を発揮しだしている ようです。
300万人の訪日客が利用:国内で普及が進む民泊サービスAirbnbの利用実態をわかりやすくご紹介
2016年11月2日、日本政府観光局(JNTO)により、2016年1月から10月までの訪日外国人観光客数が2,000万人を超えたとの報道発表がありました。訪日外国人観光客数が異例のペースで増えている中、国内ではインバウンド向け宿泊施設の不足が問題となっていますが、最近では訪日外国人観光客の間で世界最大の民泊サービスであるAirbnbの普及が日本においても進んでいます。Airbnb Japan株式会社のプレスリリースによると、2016年1月から10月の間にAirbnbを利用した訪日外国人観光...
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Airbnbがついに中国の民泊市場を攻略?! 中国での利用拡大で2017年に史上初となる通年黒字化を達成見込み!
CNBCの記事によると、Airbnbは2017年、通年で黒字化となる見込み だとのこと。通年黒字化は史上初のことで中でも第3四半期の売上高は、史上最高の約10億ドルで前年同期比50%以上の増収となったとのこと。この背景には中国での利用拡大があります。CNBCがAirbnbに対して行ったインタビューによると、中国での利用者は前年同期に比べて180%増加し、100万人を記録 しました。中国でもユーザーを獲得しつつある民泊世界最大手Airbnb。しかし、そこまでには長い道のりがありました。
中国の民泊市場で苦戦がつづいていたAirbnb:中国系民泊サービスが市場を独占していた中国の民泊市場
そもそも、中国の民泊市場は中国系民泊サービスが圧倒的人気を誇っていました。 特に中国国内外に450,000件の民泊物件をリスティングしている 途家(トゥージャー) とFITに強い民泊サイトである 自在客(ズーザイクー) は中国の民泊サイトの2強となっていました。どのマーケットにとっても中国は「ガラパゴス化」しており、独特の文化・政治システムから開拓困難なエリアとされています。
民泊市場においても同じ状況が続いており、このような状況の中国の民泊市場を戦うにあたって、Airbnbは中国市場においてブランド構築を目的に Aibiyingと名前を変更 したり、2017年3月に中国市場において スタッフ数を3倍に 拡大したりと他の 中国で人気の民泊サイトとの提携を模索 したりとさまざまな取り組みを行っていました。こういった取り組みの成果として中国人の間で利用が拡大し、2017年度において通年黒字化を達成したのではないかと予想できます。
途家(トゥージャー)と自在客(ズーザイクー)の2強にAirbnbは苦戦?!中国で人気の民泊サービスまとめ6選
日本では民泊ビジネスが普及の一途をたどっており、中でもAirbnbを通じて民泊運用を行うケースが多々。一方で、お隣の国、中国ではどのような民泊サービスが人気を集めているのでしょうか?今回は中国で人気となっている民泊系サービスをご紹介します。民泊についてより詳しい資料のダウンロードはこちら「民泊運用代行」の資料をDLして詳しく見てみる目次[中国の人気民泊サービス①]途家(トゥージャー):中国でシェアNo.1!中国国内外に450,000件の民泊物件をリスティング[中国の人気民泊サービス②]自在...
まとめ:苦戦中の中国市場でもユーザー数が増加中:通年黒字化を達成したAirbnbの今後の躍進に期待
2017年において通年黒字化を達成見込みのAirbnb。背景には 中国市場での利用者数増大 があります。Airbnbはすでに独自の民泊サービスが発達していた中国の民泊市場で苦戦を強いられていましたが、スタッフ増員や名称変更などさまざまな取り組みの結果、中国の民泊市場でもユーザー数を増やすことに成功しました。日本国内の民泊事業者においても、今後 訪日中国人観光客を集客する際にはAirbnbでのリスティングがますます有効になってくる かもしれません。
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<参照>
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