途家(トゥージャー)と自在客(ズーザイクー)の2強にAirbnbは苦戦?!中国で人気の民泊サービスまとめ6選

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日本では民泊ビジネスが普及の一途をたどっており、中でもAirbnbを通じて民泊運用を行うケースが多々。一方で、お隣の国、中国ではどのような民泊サービスが人気を集めているのでしょうか?今回は中国で人気となっている民泊サービスをご紹介します。

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[中国の人気民泊サービス①]途家(トゥージャー):中国でシェアNo.1!中国国内外に450,000件の民泊物件をリスティング

途家(トゥージア):公式ホームページ

途家(トゥージア):公式ホームページ

途家(トゥージャー)は、中国北京に本拠を置く中国人向けバケーションレンタルサイト。中国国内335都市、海外(香港台湾を含む)1,018都市において、民泊登録物件数450,000件を運営しており、中国で最も利用されている民泊サービスです。

中国Airbnb」と置き換えられることもありますが、実際のサービス内容はAirbnbではなく、HomeAwayに近いものです。

民泊ホテルの両方に注力しているサービスで、特にハイシーズン時のサービス品質確保に定評があります。現在、途家(トゥージャー)は、店頭予約のほか、携帯アプリSNS、電話やオンラインサイトからの利用も可能となっており、既にアプリダウンロード数は1億件を達成。

2017年より、日本語ページも開設されており、2020年までに日本の民泊物件のリスティング数を5000軒を目標に事業を加速させていきます。

[中国の人気民泊サービス②]自在客(ズーザイクー):中国の民泊市場において第二位 FITに強い民泊サービス

自在客(ズーザイクー):公式ホームページ

自在客(ズーザイクー):公式ホームページ

自在客(ズーザイクー)は、2011年に設立した中国最大級のグローバルバケーションレンタルサイト。自在客(ズーザイクー)とは、「旅行者を自由自在に」という意味で、旅行を楽しんでもらいたいという意味が込められています。中国民泊市場としてはシェア2番目。

全世界で約1万人のホストが約5万室(80%以上にあたる約4万2000室が台湾)を提供しています。

「宿泊先の住民たちの働きぶり、暮らしぶりを体験させることこそ、旅の真の魅力である」をスローガンに、台湾を中心に人気の民泊サービスになっており、2015年には約1億元の売り上げを達成しています。

自在客(ズーザイクー)の特徴は、FITに強い点で、最近では中華圏のみならず日本、アメリカなど海外展開にも注力しています。

[中国の人気民泊サービス③]小猪短租網(シャオジュー):301の都市に100,000件の民泊物件を掲載!

小猪短租網(シャオジュー):公式ホームページ

小猪短租網(シャオジュー):公式ホームページ

小猪短租網(シャオジュー)は、北京に拠点を置く民泊プラットフォーム。小猪は、中国語で「子豚」という意味です。

ビジネスモデルはAirbnbと似ており、中国内の301の都市に10万の宿泊施設を掲載しており、アクティブユーザはおよそ1,000万人に上ります。

[中国の人気民泊サービス④]大魚(フィッシュトリップ):台湾の民泊市場に特化 ユニークなキャッシュバック制度も

大魚(フィッシュトリップ):公式ホームページ

大魚(フィッシュトリップ):公式ホームページ

大魚は中国北京に本拠を置く民泊サービスです。主に台湾民泊マーケットに特化しています。

FIT向けの観光ルート提供に評判があり、民泊物件利用時に、ゲストが宿泊先の写真をアップロードすることでキャッシュバックがもらえるなど、ユニークなサービスも提供しています。

[中国の人気民泊サービス⑤]住百家(ジュバイジャ):中国の高所得者層や若手エリートをターゲットにした民泊サービス

住百家(ジュバイジャ):公式ホームページ

住百家(ジュバイジャ):公式ホームページ

中国で普及している民泊サービスとして住百家(ジュバイジャ)も一例に挙げることができます。

2012年にドイツのWimduがアジア市場を撤退するのをきっかけに元役員陣が立ち上げ、深圳に本拠地を置いています。

中国の高所得者層や若手エリートを主にターゲットとしており、その影響もあってか現在では香港においてAirbnbの利用者を上回る人気のサービスとなっています。

宿泊施設の手配、送迎サービス、航空券予約、現地ガイド探しなどのプライベートガイドやツアーサービスも提供しています。

[中国の人気民泊サービス⑥]Airbnb China:Airbnbは意外にも中国では苦戦中…

Airbnb China:公式ホームページ

Airbnb China:公式ホームページ

さて、大本命のAirbnbですが、中国国内でのシェアは大きくありません。

先ほどご紹介した途家(トゥージャー)や急成長中のスタートアップ系民泊の自在客(ズーザイクー)に比べ、事業成長スピードでは後れを取っており、中国における事業計画の見直しを迫られています。

理由としては、民泊市場だけにとどまらず、中国の市場全体がガラパゴス化していることが挙げられ、中国人は外資系の民泊サービスよりも、中国人のニーズに特化した中国資本の民泊サービスを好んで利用する傾向にあることが挙げられます。

Airbnb側は、具体的な対策案として3月に

  • Airbnb Chinaにおけるスタッフ数を3倍にすること
  • 中国でのブランド構築を目的にAirbnbから中国名Aibiyingに正式名称を変更

2つを発表。今ままでとは違った方法で、中国の民泊市場へアプローチしていきます。

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ホテルや旅館など一般的な宿泊施設を利用するよりも安価であることや、インターネットの普及、シェアリングエコノミー型サービスの流行などを理由に、世界的で旅行時に「民泊サービス」を活用する観光客が増えています。2017年2月15日の米フォーチュン誌によると、民泊サービス最大手であるAirbnbは、2020年までに35億ドル(日本円でおよそ3500億円)の年間売上を達成する見込みとのこと。民泊市場が世界規模で見ても大きなマーケットになっていることが把握できます。このような状況の中、Airbnbクロ...

まとめ:中国では途家(トゥージャー)と自在客(ズーザイクー)が2強!Airbnbは中国本土では苦戦が続く…

世界的規模で見ても大きなマーケットになっている「民泊市場」。日本でも民泊ビジネスが普及の一途をたどっており、中でもAirbnbを通じて民泊運用を行うケースが多く見られます。

一方、お隣中国では、民泊市場の状況は全く異なっており、世界各地でシェアNo.1を誇るAirbnbが苦戦しており、途家(トゥージャー)と自在客(ズーザイクー)などを中心とした、中国人に特化した民泊サービスが人気を集めています。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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