1999年からインバウンドに取り組んできた小田急電鉄のインバウンド対策とは:”長い目”で見た対策こそ鍵となる

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訪日外国人に人気の日本の観光地を数多く結ぶ小田急こと小田急電鉄は様々なインバウンド対策を古くからしてきました。特に小田急電鉄のお膝元ともいえる箱根や江の島・鎌倉は、富士山の絶景、箱根の温泉、歴史ある鎌倉の旅などが楽しめるとして人気となっています。この小田急のインバウンド対策を詳しく見ていきましょう。

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1999年にオープンした「小田急外国人旅行センター・新宿」

小田急が 1999年 に開設した「小田急外国人旅行センター・新宿」は、訪日外国人向けの案内所としてオープンしました。様々な国や地域の訪日外国人の対応が出来るよう、英語、中国語、韓国語が出来るスタッフがいるほか、無料Wi-Fiも備えています。利用者数は年々増加し、2016年度の年間利用者数は 18万人 を超えています。今後も2020年に向けて利用者の増大が見込まれること、リピーターが増加していること、訪日外国人旅行者の関心が「コト消費」に以降していることなどを踏まえ、3月29日には訪日外国人旅行者向けサービスを強化した「小田急旅行センター 新宿西口」としてリニューアルオープンします。

今回のリニューアルでは多言語対応の窓口を、従来から4窓口増やして8窓口とし、近年そのニーズが増えている手荷物の一時預かりサービスを開始、IoTおもてなしクラウド事業でも注目を集めているものと同様、手荷物の空港、新宿区内ホテル等への当日配送サービスを開始、着地型商品や沿線事業者との連携商品の販売、箱根旅行商品の手配等を強化します。

手ぶら観光がインバウンド対策の鍵に!?国交省も推進する環境整備の実態

「手ぶら観光」は訪日外国人などの旅行者がスーツケーツなどの大きな荷物を持ったままの観光するのが不便という課題を解決するために、国土交通省も推進しているインバウンド対策の一つです。2020年の東京オリンピック・パラリンピックが開催されることから、より多くの旅行者が国内外から訪れます。旅行者が観光を楽しめるようにIoTサービスを駆使し、国を挙げて環境整備が進められています。この記事では、手ぶら観光のためにどのような取組がされているのかをご紹介します。この度2月1日から東京空港交通、NEC、ジャ...

また、2月26日からは新たに小田急旅行センター 新宿南口を新設、日本語、英語、中国語対応の多言語対応窓口を3窓口新設、訪日外国人旅行者向けに割引周遊券等の販売を開始するほか、小田急沿線観光地および都内を中心とした観光案内、交通案内、乗車券、ロマンスカー特急券、割引周遊券(一部商品を除く)など鉄道商品の販売を行います。

訪日外国人旅行者専用の各種割引周遊券を発売

小田急は訪日外国人に人気の 訪日外国人旅行者専用の割引周遊券 を複数発売しています。2017年12月から発売を開始した「箱根鎌倉パス HAKONE KAMAKURA PASS」は、新宿、下北沢、町田など多彩な東京の町を楽しめる他、箱根、江の島・鎌倉など関東を代表する観光地を満喫することが出来ます。これは小田急線全線の他、箱根登山電車、箱根登山ケーブルカー、箱根ロープウェイ、箱根海賊船、小田急箱根高速バス(指定区間)、箱根登山バス(指定区間)、観光施設めぐりバス(箱根登山バス)、東海バスオレンジシャトル(指定区間)の8つの乗り物、江ノ島線全線が乗り放題となります。

また、2017年8月から発売している箱根からも見える富士山の観光を楽しむための「富士箱根パス」は、訪日外国人に非常に人気の高い富士山、そして箱根エリアを周遊出来るものです。特に箱根、富士山を一度に周遊出来ることから東アジア、東南アジアからの訪日外国人に人気となっています。箱根登山電車、箱根登山ケーブルカー、箱根ロープウェイ、箱根海賊船、小田急箱根高速バス(指定区間)、箱根登山バス(指定区間)、観光施設めぐりバス(箱根登山バス)、東海バスオレンジシャトル(指定区間)の8つの乗り物の他、富士急行線と富士急バスの一部エリアで乗り降り自由となる他、富士箱根パスの提示により、箱根エリア50施設以上、富士山エリア40施設以上の、合計90施設以上での優待特典が受けられます。

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訪日外国人観光客の増加から、日本国内の企業はインバウンド誘致を進めています。以前の記事でご紹介したように、鉄道業界でも訪日外国人観光客誘致に注力しており、その取り組みは多岐にわたります。最近、鉄道業界では、東南アジアなど訪日旅行が人気のアクティビティーとなっている国に、インバウンド拠点を構えることで訪日外国人観光客の誘致を図る試みが行われています。<関連記事> 目次JR東日本、シンガポールにインバウンド拠点「JAPAN RAIL CAFE」を12月4日に開業Platform for rea...

在日外国人を対象にしたモニターツアーを積極的に開催

小田急では急増している訪日外国人のさらなる誘致、最訪に繋げるため、外国人目線で良さをSNSなどで発信してもらうため、在日外国人や留学生を対象にしたモニターツアーを実施しています。藤沢・江の島エリアを対象としたモニターツアーでは、20以上の国・地域の外国人留学生約100名が参加、参加者によるフォトコンテストを同時開催し、景色・グルメ・お土産などジャンルを決めて優秀賞を決定しました。こうして集まった写真を小田急の外国語サイトでも活用しています。また、在日フランス商工会議所との協力で実現した在日フランス人の日帰りモニターツアーでは、ツアー後に実施したアンケートで得た情報を商品開発などに繋げています。

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ファムトリップ(FAMトリップ)とは?インバウンドプロモーション手法のメリットと事例紹介

インバウンドプロモーション手法の一つとして、ファムトリップ(FAMトリップ:Familialization Trip)が注目を浴びています。この記事では、ファムトリップとはファムトリップのメリットファムトリップ成功事例についてご紹介します。訪日客の地方誘致に重要なのは、まず「知ってもらうこと」。効果的なインバウンドプロモーションについてより詳しい資料のダウンロードはこちらコト消費に対応!インバウンド動画プロモーションについてネット上の有名人を活用したインフルエンサープロモーションについてイ...

インバウンドのベンチャービジネスを支援する「INBOUND LEAGUE」

小田急グループのUDS株式会社は、新宿にインバウンド関連事業者向けコワーキングスペース「INBOUND LEAGUE」(インバウンドリーグ)を2017年9月に開業しました。ここではインバウンド関連の知識交流のための勉強会、事業PRなどのプレゼンが出来るイベントを開催。7階は在日外国人や訪日外国人が使える外国人専用のシェアハウスとなっており、イベントや仕事マッチングフェアなどを開催しています。ツーリストサービスカウンター、ワークスペース、サービスオフィスなども併設しています。また荷物の一時預かりサービスの他、自転車の貸出も行っています。

着実なインバウンド対策が長い目で見ると功を奏する

インバウンド対策というと、何から始めれば良いのか?どういった事をすれば訪日外国人が多く訪れるようになるのか?という考えの中で、すぐに結果を求めたくなるものです。しかし、多くのインバウンド対策は、それをすれば正解というようなものでもなく、インバウンドに関する取り組みを始め、その内容を実地調査、実際の訪日外国人の声などを聞きながら常に改善していく中で結果が出るものです。そういった意味では、小田急が1999年から取り組んでいる様々なインバウンドの取り組みは、取り組み開始から約20年を経て素晴らしい形で成果が出てきていると言えるでしょう。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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