訪日タイ人に「白川郷」がウケる3つの理由とは? 秘訣は雪とインスタ映えにあり

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タイ人向け訪日旅行情報サイト「Chill Chill Japan」が2月1日に「タイ人の訪日旅行に関する意向調査」を発表しました。こちらの調査では、「訪日タイ人の人気観光地ランキング」が発表されており、1位が「富士山」でした。2位が「白川郷」。3位が「ユニバーサル・・スタジオ・ジャパン」でした。さらに、人気の街ランキングでも2位に「白川村(=白川郷を構成する村)」がランクイン。タイ人から富士山に次ぐ、人気を獲得している 「白川郷」の魅力 について調べてみました。

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訪日タイ人が訪問先を選ぶ理由:「四季自然を楽しみたい」「日本らしいから」「写真を撮りに行きたい」

冒頭でご紹介した「Chill Chill Japan」の調査によれば、「四季自然を楽しみたい」「日本らしいから」「写真を撮りに行きたい」 が訪日タイ人の訪問先選択基準になるといいます。

訪日タイ人の人気観光地ランキング発表! 都道府県別では北海道、スポット別では富士山が1位に タイ人の訪日旅行に関する意向調査 より

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白川郷は、この 「四季自然を楽しみたい」「日本らしいから」「写真を撮りに行きたい」 という訪日タイ人のニーズTOP3を満たすがために、人気を集めているものだと考えられます。それぞれの要因について見ていきましょう。

白川郷が訪日タイ人に支持される理由その①:雪や自然を楽しめるから

訪日タイ人は日本の四季や自然を好む傾向にあります。というのも、タイは年中暖かく、四季の変化が見れない、つまり雪を見る機会がありません。そのため、訪日タイ人からは 日本の四季コンテンツとして雪が人気を集めるのです。 北海道を訪れる訪日タイ人が多いのも同様の理由です。また、訪日タイ人の訪日需要の推移からも、雪コンテンツの人気を見て取れます。

訪日タイ人は、ソンクラーン(タイ国内の大型連休)の4月に訪日する人がもっとも多いですが、第2のピークは12月 となっています。自国では体験できない日本の雪景色に期待する人も増えています。このように、訪日タイ人には雪を楽しみたいというニーズがあり、したがって、白川郷も雪を楽しむことが出来るため、訪日タイ人から人気を得ているのです。

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白川郷が訪日タイ人に支持される理由その②:日本らしさを体験できるから

白川郷には温泉もあり、飛騨牛を使った美味しい料理、昔ながらの民家での宿泊など、日本らしい体験をすることができます。

つまり、インバウンドにおいても主流となりつつある「コト消費」に関する観光資源・コンテンツを豊富に持っています。そのため、日本らしい体験を求める訪日客からの人気を集めています。

コト消費とは? 訪日外国人の消費行動がサービスや体験に移行

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白川郷が訪日タイ人に支持される理由その③:インスタ映えする写真を取りたいから

スマートフォンの普及が爆発的に進みつつあるタイ。2016年時点でスマホ普及率は70%となっており、同時期の日本の普及率が59%であることを考えると、如何に普及しているかが想像できるのではないでしょうか。

iPhone vs Android:2016年版訪日国のスマホOSシェア率、普及率、ユーザー数まとめ

インバウンドマーケティングにおいて、集客施策をするのであれば訪日外国人観光客の生活にも密着しているスマートフォンのシェア率を把握しておくことは重要です。例えば、訪日米国人観光客向けスマートフォンアプリを作ろうとした際に、iPhone(iOS)とAndroid向けのどちらを先に作るべきか、またはダウンロード施策としてどちらに予算を割くべきなのか、などは各国でのOSシェアを把握していないと判断ができません。そこで、今回は各訪日主要国でのiPhone(iOS)とAndroidのシェア率の比較、そ...

スマホの普及と併せて、Facebook、Instagram、LINEといった、日本でもおなじみのSNSが爆発的なスピードで普及しています。そのため、写真を撮り、SNS上でシェアすることが盛んに行われています。旅行をしたら、写真を撮りSNS上にシェアすることも旅行の楽しみの一つとされています。

白川郷は世界遺産にも登録されている名所の一つです。雪が降っている頃にはとてもきれいな写真が取れると訪日タイ人の中で人気になっているのです。さらに、夜になるとこのようにライトアップされます。訪れたらぜひ、一度は写真に収めたくなる風景です。

まとめ

「Chill Chill Japan」の調査によれば、「四季自然を楽しみたい」「日本らしいから」「写真を撮りに行きたい」 が訪日タイ人の訪問先選択基準になるといいます。白川郷は、この3つのポイントを押さえた観光地であったために訪日タイ人の人気を集めたのでしょう。

もちろん、観光資源やコンテンツがあるだけではインバウンド集客はできません。例えば、近年タイ現地の旅行番組でも、白川郷が取り上げられており、メディア招聘や様々なプロモーションによる認知獲得の結果とも言えるでしょう。地方のインバウンド集客には、この白川郷の例のように、観光資源の発掘と、プロモーションの両軸が必要になってくるのではないでしょうか。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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