中国検索エンジンの最大手である百度の日本子会社であるバイドゥ株式会社は、直近1年間で日本を旅行で訪れた中国人を対象に旅行実態に関するアンケート調査を行いました。調査の実施期間は2017年の12月22日から12月29日で、2810人から回答が得られました。これによると、最近の訪日中国人のトレンドは 「観光名所に行く」が「買い物を」押さえて訪日中国人に最も人気のアクティビティになった ほか、訪日旅行の予約、情報収集にはTrip.comグループ(2019年10月にCtripから社名変更)のCtrip(携程、シエチェン)が最も使われることがわかりました。詳細を見ていきましょう。
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「観光名所に行く」が中国人に最も人気のアクティビティ
訪日旅行の目的で一番多かったのは「観光名所に行く」という回答で全体の76.1%が回答 しています。2番目に人気が高い目的は「日本の料理・食事を味わう」で全体の39.0%が回答、続いて「買い物」が38.1%、「自然風景の体験」が32.4%、「日本文化の体験」が27.3%と続きます。「買い物」の人気は相変わらず高いながらも、「観光名所に行く」、「日本料理を味わう」、「自然風景の体験」、「日本文化の体験」といった「コト消費」の項目が目立ちます。
それぞれの項目を地域別に見ていくと、「観光名所に行く」という回答で最も多かったのは九州地方で、北海道地方、関西地方、関東地方が続きます。「買い物」に関しては中国からアクセスの良い関西地方という回答が最多、九州地方、沖縄地方が続いています。「自然風景の体験」では四国地方がトップとなり、中部地方、関西地方と続いています。
中国でのFIT(海外個人旅行)の増加が改めて浮き彫りに
訪日旅行の手配方法に関しては 「全て個別で手配した」という回答が39.1% と最も多く、中国でのFIT(海外個人旅行)が増えていることが改めて浮き彫りとなりました。一方で「団体旅行・ツアー旅行」という回答が32.7%、「パッケージ旅行」という回答が27.9%となり、FIT(海外個人旅行)が増えている中でも、従来どおり「団体、ツアー、パッケージ」タイプの旅行を選ぶ旅行者のほうが総合的には多い事がわかりました。
訪日旅行の航空・宿泊予約方法のトップは「Ctrip(シートリップ/携程)」経由
訪日旅行の航空・宿泊予約方法に関して、最も多かったのは「Ctrip(シートリップ/携程)」で、過半数を超える55.8%が「Ctrip(シートリップ/携程)」経由での訪日旅行であった ことがわかりました。2位は「Qunar.com(チューナー/去哪儿网)」で24.5%、3位は「飞猪(阿里旅行)」となりました。旅行代理店での店舗という回答は僅か11.2%にとどまり、「Ctrip(シートリップ/携程)」の利用者が圧倒的に多い事が明確になりました。
観光情報の収集手段のトップもCtrip(シートリップ/携程)、買い物情報に関しては「検索エンジン」も人気
出発までの情報収集の手段としては、観光情報・買い物情報の両方で「Ctrip(シートリップ/携程)」が最多となり、2番目には「百度旅游」、3番目は「検索エンジン」となりました。年代別で見ていくと、年代が高いほうが「去哪儿网(Qunar.Com)」の利用が多くなり、年齢が低いほど「Weibo」をよく利用している事がわかります。また、観光情報に関しては「Ctrip(シートリップ/携程)」の利用者が多いことがわかりますが、買い物情報に関しては「検索エンジン」の利用者が相対的に多くなっていることも伺えます。
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<参考>
インバウンド戦略策定のポイントと、組織に必要な意思決定の仕組み化
訪日外客統計によると、2024年年間推計値は過去最高となる3,687万人を記録。またインバウンド消費動向調査においても、旅行消費額は年間速報値で8兆1,395億円となり、これまで過去最高であった2023年の5兆3,065億円から53.4%増となりました。
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