インバウンド誘致は地方創生につながるものとして注目されています。以前の記事でもご紹介したように、訪日外国人観光客は日本人旅行者の4倍以上のお金を旅行中に支出するため、訪日外国人観光客の誘致は地方での財源の確保、人口減・過疎化といった社会問題の解決に間接的につながります。こういった背景から、地方部ではインバウンド誘致が加速しており、企業や自治体、観光協会はインバウンド対策に乗り出しています。北陸地方でもインバウンド誘致に対する取り組みを行っており、訪日外国人観光客の間でも徐々に北陸地方に対する関心度が上がっているようです。
なぜ地方創生にインバウンドが重要なのか?交流人口から考える訪日客地方誘致の重要性
2017年7月19日の観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、2017年前半期のインバウンド消費額は史上初めて 2兆円 を突破しました。また、2017年に入ってからも 7カ月連続で前年を上回る訪日外国人観光客数を記録 しており、日本国内で「インバウンド誘致」はホットなキーワードになっています。加えて、インバウンド誘致は地方の過疎化・人口減少など 日本の抱える諸問題を解決する手立てとしても注目を集めています。インバウンド対策にお困りですか?「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが...
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訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)北陸新幹線の認知度は年々向上:過半数の訪日客が北陸新幹線を認知していた2017年
** 北陸新幹線に対する訪日客の認知度(2016年と2017年の比較)**
| 知っている | 聞いたことはある | 聞いたことがない | |
|---|---|---|---|
| 2016年 | 21.0% | 29.0% | 50.0% |
| 2017年 | 23.0% | 33.0% | 44.0% |
日本政策投資銀行の「北陸地域におけるインバウンド客の意向調査~DBJ・JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査(平成29年版)」によると、北陸地方を訪れるための主要交通機関である北陸新幹線の知名度は、近年大幅に上昇している ようです。2016年に訪日した外国人観光客のうち、「北陸新幹線を知っている、もしくは聞いた気がする」と回答した人は全体の50%でした。この数字は2017年に 56%を記録 し、6ポイント上昇 する結果になりました。2017年に訪日した外国人観光客による北陸地方に関する認知度は、未だ21.0%にとどまりますが、北陸新幹線に関しては訪日外国人観光客の過半数が知っている結果に なりました。
台湾人と香港人は北陸好き?欧米豪圏ではアメリカが注目の市場に
訪日外国人観光客の北陸地方に対する認知度・訪問意欲(2017年)
| 中国 | 台湾 | 香港 | 韓国 | タイ | インドネシア | マレーシア | シンガポール | イギリス | アメリカ | フランス | オーストラリア | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 認知度 | 33.0% | 55.0% | 50.0% | 12.0% | 17.0% | 11.0% | 16.0% | 12.0% | 8.0% | 16.0% | 7.0% | 13.0% |
| 訪問意欲 | 12.0% | 31.0% | 23.0% | 3.0% | 6.0% | 5.0% | 6.0% | 4.0% | 5.0% | 10.0% | 5.0% | 5.0% |
国籍別にみてみると、訪日台湾人観光客と訪日香港人観光客の間で北陸地方の認知度・訪問意欲が特に高い結果に なりました。訪日台湾人観光客の場合、55.0% が北陸地方を認知しており、そのうち 31.0% が北陸地方に訪れたいと考えています。訪日香港人観光客の場合は、50.0% が北陸地方を認知しており、そのうち 23.0% が実際に北陸地方を訪れたいとのこと。北陸地方でインバウンド誘致を検討している観光協会や自治体、企業にとって、訪日台湾人観光客や訪日香港人観光客は、魅力的なターゲットとなるでしょう。欧米豪圏においては、訪日アメリカ人観光客の間で北陸地方に対する認知度が 16.0%、訪問意欲が 10.0% となっており、もっとも高い結果になりました。 北陸地方にてインバウンド誘致を狙うのであれば、アジア圏では訪日台湾人観光客・訪日香港人観光客、欧米豪圏では訪日アメリカ人観光客を狙うのが無難 かもしれません。では、こうした訪日外国人観光客は北陸旅行で何を求めているのでしょうか。
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観光庁より発表される
北陸地方で何を期待しているのか?ポイントは「自然」「食」「宿泊」
北陸地方の訪問希望者が北陸旅行で期待していること・期待していないこと
| 順位 | 期待していること | 期待していないこと |
|---|---|---|
| 1位 | 自然・風景 | ギャンブル・ショー |
| 2位 | ご当地グルメ | ショッピング |
| 3位 | 日本料理 | スポーツ観戦 |
| 4位 | 宿泊 | 演劇・伝統芸能鑑賞 |
| 5位 | 雪景色 | マリンスポーツ |
日本政策投資銀行の同資料によると、北陸地方を訪れたいと思っている訪日外国人観光客は「自然」「食」「宿泊」を楽しみにしている ようです。一方、ギャンブルやショッピングなど都会で楽しめるアクティビティに関しては、北陸地方を訪問したい訪日外国人観光客の中でそこまで重視されていないコンテンツであるようです。インバウンド誘致を検討するのであれば、先述のとおり北陸地方の認知度・訪問意欲が高い訪日台湾人観光客、訪日香港人観光客、訪日アメリカ人観光客に対して、北陸地域ならではの自然や郷土料理、「和」を感じることができる旅館などをアピールしていくべきでしょう。 では、北陸地方を訪れたい外国人観光客を実際に北陸地方に呼び込むためには、これから先どのような点を中心に受け入れ体制を改善すべきなのでしょうか。
この続きから読める内容
- 「インバウンド×雪」を徹底調査 アジア圏と欧米豪で雪に感じる魅力が違うことが判明:ジャパンガイドのデータでみる雪の観光地トレンドとは
- 訪日客は北陸地方のどこに不満?問題は「コミュニケーション不足」か
- まとめ:インバウンドから注目集まる北陸地方 2018年の飛躍に期待
- 日本の魅力ある商品を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
- 【インバウンド情報まとめ 2026年2月後編】訪日中国人数6割減でも「インバウンド全体としては好調」、観光庁 / 1月の訪日外客数359.8万人、韓国が史上初の110万人超え ほか
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