台湾人の3人に1人は北陸旅行を検討中?訪日客から注目集める北陸地方 2018年の北陸地方のインバウンド市場を読み解く4つの傾向を解説

台湾人の3人に1人は北陸旅行を検討中?訪日客から注目集める北陸地方 2018年の北陸地方のインバウンド市場を読み解く4つの傾向を解説

インバウンド誘致は地方創生につながるものとして注目されています。以前の記事でもご紹介したように、訪日外国人観光客は日本人旅行者の4倍以上のお金を旅行中に支出するため、訪日外国人観光客の誘致は地方での財源の確保、人口減・過疎化といった社会問題の解決に間接的につながります。こういった背景から、地方部ではインバウンド誘致が加速しており、企業や自治体、観光協会はインバウンド対策に乗り出しています。北陸地方でもインバウンド誘致に対する取り組みを行っており、訪日外国人観光客の間でも徐々に北陸地方に対する関心度が上がっているようです。

Q.なぜ地方創生にインバウンドが重要なの?→A.人口減1人分を訪日客8人で賄えるから:訪日客は日本人観光客の3倍以上消費する

2017年7月19日の観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、2017年前半期のインバウンド消費額は史上初めて 2兆円 を突破しました。また、2017年に入ってからも 7カ月連続で前年を上回る訪日外国人観光客数を記録 しており、日本国内で「インバウンド誘致」はホットなキーワードになっています。加えて、インバウンド誘致は地方の過疎化・人口減少など 日本の抱える諸問題を解決する手立てとしても注目を集めています。訪日客の地方誘致に重要なのは、まず「知ってもらうこと」。効果的なインバウンドプロモー...

インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?

北陸新幹線の認知度は年々向上:過半数の訪日客が北陸新幹線を認知していた2017年

** 北陸新幹線に対する訪日客の認知度(2016年と2017年の比較)**

  知っている 聞いたことはある 聞いたことがない
2016年 21.0% 29.0% 50.0%
2017年 23.0% 33.0% 44.0%

日本政策投資銀行の「北陸地域におけるインバウンド客の意向調査~DBJ・JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査(平成29年版)」によると、北陸地方を訪れるための主要交通機関である北陸新幹線の知名度は、近年大幅に上昇している ようです。2016年に訪日した外国人観光客のうち、「北陸新幹線を知っている、もしくは聞いた気がする」と回答した人は全体の50%でした。この数字は2017年に 56%を記録 し、6ポイント上昇 する結果になりました。2017年に訪日した外国人観光客による北陸地方に関する認知度は、未だ21.0%にとどまりますが、北陸新幹線に関しては訪日外国人観光客の過半数が知っている結果に なりました。

台湾人と香港人は北陸好き?欧米豪圏ではアメリカが注目の市場に

訪日外国人観光客の北陸地方に対する認知度・訪問意欲(2017年)

  中国 台湾 香港 韓国 タイ インドネシア マレーシア シンガポール イギリス アメリカ フランス オーストラリア
認知度 33.0% 55.0% 50.0% 12.0% 17.0% 11.0% 16.0% 12.0% 8.0% 16.0% 7.0% 13.0%
訪問意欲 12.0% 31.0% 23.0% 3.0% 6.0% 5.0% 6.0% 4.0% 5.0% 10.0% 5.0% 5.0%

国籍別にみてみると、訪日台湾人観光客訪日香港人観光客の間で北陸地方の認知度・訪問意欲が特に高い結果に なりました。訪日台湾人観光客の場合、55.0%北陸地方を認知しており、そのうち 31.0%北陸地方に訪れたいと考えています。訪日香港人観光客の場合は、50.0%北陸地方を認知しており、そのうち 23.0% が実際に北陸地方を訪れたいとのこと。北陸地方インバウンド誘致を検討している観光協会や自治体、企業にとって、訪日台湾人観光客訪日香港人観光客は、魅力的なターゲットとなるでしょう。欧米豪圏においては、訪日アメリカ人観光客の間で北陸地方に対する認知度が 16.0%、訪問意欲が 10.0% となっており、もっとも高い結果になりました。 北陸地方にてインバウンド誘致を狙うのであれば、アジア圏では訪日台湾人観光客訪日香港人観光客、欧米豪圏では訪日アメリカ人観光客を狙うのが無難 かもしれません。では、こうした訪日外国人観光客は北陸旅行で何を求めているのでしょうか。

「段取りが9割」失敗しない台湾インバウンドマーケティング…Who(誰に?)とWhat(何を?)をじっくり決めましょう!〜大いなるボタンの掛け違いを起こさないために〜

今回は、効率良い台湾向けインバウンドマーケティングのための前提づくりについてお話したいと思います。何ごとも「段取り9割」、前提を誤ると、そのあとの戦略がすべて狂ってしまいます。誰に売りたいのか?よく「訪日外国人」という言い方がされますが、例えば欧米圏と中華圏では行きたいところも買いたいものもかなり違います。たとえば中華圏の人は、欧米の人ほどサムライ・ニンジャを好みませんし、欧米の人は中華圏の人のように、日本のお菓子や化粧品を大量に買いません。ゆえに「外国人」とひとくくりにせず、ど...

訪日香港人は和歌山県白浜町で320億円消費してる!?inbound insightでわかる本当のインバウンド消費

観光庁より発表される訪日外国人消費動向調査。これにより、訪日外国人観光客の消費額や訪問率などから、どの地域にどれくらいのインバウンド消費が落ちているのかをある程度推定することができます。訪日ラボでも、これらの調査をもとにして各都道府県別でインバウンド消費を算出してみました。[blogcardurl=https://honichi.com/10015]しかしながら、これらの調査では県単位レベルでしか把握できず、市町村レベルや観光スポットレベルで、どれくらいのインバウンド消費...

北陸地方で何を期待しているのか?ポイントは「自然」「食」「宿泊」

北陸地方の訪問希望者が北陸旅行で期待していること・期待していないこと

順位 期待していること 期待していないこと
1位 自然・風景 ギャンブル・ショー
2位 ご当地グルメ ショッピング
3位 日本料理 スポーツ観戦
4位 宿泊 演劇・伝統芸能鑑賞
5位 雪景色 マリンスポーツ

日本政策投資銀行の同資料によると、北陸地方を訪れたいと思っている訪日外国人観光客は「自然」「食」「宿泊」を楽しみにしている ようです。一方、ギャンブルやショッピングなど都会で楽しめるアクティビティに関しては、北陸地方を訪問したい訪日外国人観光客の中でそこまで重視されていないコンテンツであるようです。インバウンド誘致を検討するのであれば、先述のとおり北陸地方の認知度・訪問意欲が高い訪日台湾人観光客訪日香港人観光客、訪日アメリカ人観光客に対して、北陸地域ならではの自然や郷土料理、「和」を感じることができる旅館などをアピールしていくべきでしょう。 では、北陸地方を訪れたい外国人観光客を実際に北陸地方に呼び込むためには、これから先どのような点を中心に受け入れ体制を改善すべきなのでしょうか。

「インバウンド×雪」を徹底調査 アジア圏と欧米豪で雪に感じる魅力が違うことが判明:ジャパンガイドのデータでみる雪の観光地トレンドとは

1996年に設立され、現在、月間約180万人のユーザー*が閲覧している「ジャパンガイド」は、英語圏からのアクセスが上位を占めている訪日観光客向けの情報ポータルサイトです。前回は神社をテーマに欧米豪の傾向についてご紹介しましたが、今回は「雪が見られる観光スポット」をテーマに、過去1年のジャパンガイドのアクセスデータを参照しながら、アジア圏と欧米豪それぞれにおいて人気のあるエリアとその理由について見ていきたいと思います。[blogcardurl=https://honichi.com...

訪日客は北陸地方のどこに不満?問題は「コミュニケーション不足」か

北陸地方を訪れた訪日外国人観光客が不満足だった点(2017年)

順位 項目 回答率
1位 英語の通用度 17.0%
2位 母国語の通用度 14.0%
3位 ギャンブル・ショー体験 10.0%
4位 日本料理 10.0%
5位 ご当地グルメ 10.0%
6位 ロケ地巡り 9.0%
7位 名所旧跡 8.0%
8位 化粧品購入 8.0%
9位 日本旅行 8.0%
10位 旅行代金 8.0%

日本政策投資銀行の同資料によると、2017年に北陸地方を訪れた訪日外国人観光客は 「外国語対応」に不満を感じていた ようです。もっとも不満の声が多かった選択肢は 「英語の通用度(17.0%)」 となっており、2番目は 「母国語の通用度(14.0%)」 でした。約3割の訪日外国人観光客がコミュニケーション面に不満を感じた計算に なります。各種外国語対応サービスの利用や多言語表示の整備などが急務となってくるでしょう。また「日本料理(10.0%)」「ご当地グルメ(10.0%)」に対する不満も一定数存在しています。先述の通り、「食」を期待して北陸地方を訪れたいと考えている訪日外国人観光客は多い ため、この点に関しても改善が必要になってくるかもしれません。

まとめ:インバウンドから注目集まる北陸地方 2018年の飛躍に期待

今回は、日本政策投資銀行の「北陸地域におけるインバウンド客の意向調査~DBJ・JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査(平成29年版)から北陸地方インバウンド市場の動向に関してご紹介してきました。

北陸地方において大きなターゲットとなってくるのは、認知度・訪問意欲の高さという観点から見ると、アジア圏であれば 訪日台湾人観光客訪日香港人観光客、欧米豪圏であれば 訪日アメリカ人観光客 となってきそうです。北陸地方を訪れたいと考えている訪日外国人観光客は 「自然」「食」「宿泊」 を楽しみにしているため、こういったポイントは訪日外国人観光客に対してアピールポイントとなってくるでしょう。2017年に北陸地方を訪れた訪日外国人観光客は 「コミュニケーション面」に不満を感じている ため、より多くの訪日外国人観光客に北陸地方の訪問を促したいのであれば、外国語対応の推進は欠かせないものでしょう。

訪日客の地方誘致に重要なのは、まず「知ってもらうこと」。効果的なインバウンドプロモーションの資料を無料でダウンロードする

「インバウンド動画プロモーション」の資料を無料でダウンロードする

「インフルエンサープロモーション」の資料を無料でダウンロードする

「SNSプロモーション」の資料を無料でダウンロードする

「インバウンドメディア」の資料を無料でダウンロードする

<参照>

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!