最近インバウンド業界、旅行観光業界で新たに聞かれるようになったフラッシュパッカー(flashpacker)という言葉をご存知でしょうか?現時点では定義がまだ明確になっていないほどの新しいワードですが、2018年4月時点でどのような意味合いで使われている言葉なのかを解説していきます。
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Wikipediaではフラッシュパッカー(flashpacker)は裕福なバックパッカーと定義
フラッシュパッカー(flashpacker)に関しては様々な解釈がされていますが、Wikipediaではフラッシュパッカーについて
フラッシュパッキング(flashpacking)、フラッシュパッカー(flashpacker)は裕福なバックパッカーを指す新語である。伝統的にバックパッキングが低予算の旅行と物価の比較的安い目的地に結び付けられてきたのと対照的に、フラッシュパッキングは単純には旅行中により多くの予算を使えるものとして定義される
としています。フラッシュパッカーのフラッシュの起源は曖昧ながら、英語のflashには「光る」「見せびらかす」といった意味があり、そのため、スマートフォンやタブレット、PCなど画面が光るものを持ち歩き活用する、またバックパッカーよりも潤沢な資金で海外旅行をしていることから、バックパッカー目線では豊富な予算をみせびらかしているように映るとも解釈することが出来るでしょう。
そもそもバックパッカーとは何か?
フラッシュパッカー(flashpacker)が裕福なバックパッカーであるという事を前提に話を進めると、まずはバックパッカーとは何であるか?という問に答えを出す必要がありますが、このバックパッカーとは、文字通りバックパックに全てを詰め込み、低予算で世界中を旅する旅人の事を指します。
低予算というのは交通手段だけに留まらず、宿泊先、目的地で食べる食事に関してもそうだと言えます。渡航は格安チケットで外国を訪れ、移動にタクシーは使わずバス、徒歩など、もしくは現地の乗合タクシーなどを使用、宿泊先はバックパッカー向けの格安宿であるドミトリー、ゲストハウスなどを選び、食事は地元の人に格安で知られる店、露店などを好みます。
海外旅行で低予算ということからも伺い知れるように、普通は旅行者が訪れないような現地のディープ、危険なスポットを訪れたり、冒険的な旅行をすること、お金をかけずに現地の人と同様の濃度で現地を楽しむことを楽しんでおり、そうした事をする事がバックパッカーの心意気と考えている、バックパッカー同士の繋がりが強いことも特徴です。
インバウンドを取り込みたい観光地としてはフラッシュパッカー(flashpacker)は歓迎すべき存在
バックパッカーはなるべく安く旅を完結させようとするのに対し、フラッシュパッカー(flashpacker)は旅先でより多くの予算を使える旅人です。またスマートフォン、PCなどを駆使して情報を収集、旅で便利なアプリなども最大限に活用して旅をするのが特徴です。
当然バックパッカーと親和性が高い部分もあり、現地の人が行く知る人ぞ知る飲食店などに出向く、地元民向けのお祭りに足を運ぶ、様々な体験への参加は積極的ながら、バックパッカーが宿泊するようなドミトリー、ゲストハウスなどは選択せず、少し高級なホテルや、やや高めのAirbnbを利用することもあります。
また、移動手段に関してもバスや徒歩ではなくタクシー、Uberなどのライドシェアサービスを利用します。当然バックパッカーが見向きもしないような現地のある程度高価なお土産を購入するといった行動もしますし、普段から肌見放さないスマートフォンで写真を撮影、そしてそれをSNSや口コミサイトに登録するといった行動も欠かしません。
もはや観光業界の基礎知識『シェアリングエコノミー』とは?アジア出身の海外旅行者の約7割がAirbnbやUberを利用
近年世界中で利用者数が増加していうシェアリング型エコノミーサービス。旅行者に空き部屋を貸し出す民泊サービスや、アプリを通じて個人タクシードラーバーを手配することができる配車サービスなどが有名です。前者の代表例としてはAirbnb、後者の代表例としてはUberやGrabなどが挙げられるでしょう。日本人旅行者の間ではこうしたサービスの利用率は未だに高いものではありませんが、外国人観光客の間ではごく一般的に利用されており、観光庁の「民泊利用の訪日外国人」の動向調査によると訪日外国人観光客のうち ...
つまり、現地の住人とほぼ変わらない生活を体験したい、リアルな現地を見てみたいということで、観光客向けの商品やサービスには目もくれないバックパッカーと異なり、現地でより快適なサービスを享受するために旅行支出が大きく、またインターネットリテラシーも比較的高めであることから、SNSを中心に勝手に現地の情報を発信してくれる旅人でもあります。そのため、インバウンドを取り込みたい観光地から見るとバックパッカーと比較した時には、ありがたい観光客であると言えるでしょう。
より観光地でお金を落としてくれるフラッシュパッカー(flashpacker)に沢山来てもらうには?
それでは、バックパッカーと比較すると観光地にとってありがたいフラッシュパッカー(flashpacker)を惹きつけるには何が必要なのでしょうか?
まずホテルなど宿泊先に関して言えることは、1にも2にも無料Wi-Fiを整備することです。フラッシュパッカー(flashpacker)にとってスマートフォン、PCなどインターネットから情報を収集するデバイスは必要不可欠。
多くのフラッシュパッカー(flashpacker)のインターネットリテラシーは高めであろうことから、そもそも個人でその国で利用可能なポケットWi-Fiを利用しているケースもあるでしょうが、無料Wi-Fiが宿泊施設にあると無いとでは大きな違いです。
また、フラッシュパッカー(flashpacker)は宿泊先、旅行先を選択する際にスマートフォンやPCを最大限活用しますので、口コミサイトでの評判が良いこと、店や宿泊施設の写真が綺麗で充実していることは絶対条件です。ここでレビューの点数が低かったり、写真が綺麗ではなかったりすると、そもそも選択肢にすら入れてもらえないでしょう。
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