今回の大阪府北部地震の被害・インバウンドへの影響を振り返る:訪日外国人への非常時のインバウンド対応はどうあるべき?

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6月18日朝に大阪府北部でマグニチュード5.9の大地震が起きました。発生から7日が経ち、現地はようやく徐々に落ち着きを取り戻しつつあるようです。海外のメディアも第一報はセンセーショナルに伝えたものの、その後に続く報道はほとんどないようです。訪日外国人によるSNSでの地震関連のツイートもあまり見かけなくなりました。

【海外の反応】大阪で地震!被災した外国人のSNS投稿から見る「災害×インバウンド」のホンネとは?

2018年6月18日に大阪府北部の大地震により、多くの訪日外国人観光客も被災しSNSなどを通じて大きく拡散されました。日本は地震や台風など、災害が多い国です。災害時に日本語がわからない訪日外国人観光客を案内すれば良いのか、旅行中に地震で被災した訪日外国人観光客と海外の反応をTwitterやWeibo(微博)などのSNSを通してご紹介します。インバウンド受け入れ環境整備の資料を無料でダウンロードする「翻訳・多言語化」の資料を無料でダウンロードする「多言語サイト制作」の資料を無料でダウンロード...

この地震による日本のインバウンド全体への影響は今のところ限定的といえそうです。しかし今回の地震対応では、インバウンド観光をリードする都市として成長しつつある大阪にも改善すべき点がみられたようです。

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大阪府北部で6月18日に起きた地震規模・被害状況まとめ

NHK Worldブレイキングニュース6月18日より

NHKWorldブレイキングニュース6月18日より
  • 震源地:大阪府北部(北緯34.8度、東経135.6度)
  • マグニチュード:5.9
  • 最大震度:6弱
  • 震度6弱:大阪市北区/高槻市/枚方市/茨木市/箕面市
  • 震度5強:京都府京都市、亀岡市など18市町村
  • 人的被害:死者5名・負傷者408名(毎日新聞 2018年6月20日朝刊より)
  • 避難者数:1700人(ロイター通信 2018年6月20日より)
  • 住宅被害:2352棟(日本経済新聞 2018年6月22日より)
  • エレベーター閉じ込め:339件・(1万2000機以上が緊急停止・産経WEST大阪版 2018年6月18日より)
  • その他:交通機関のマヒ、電気・水道・ガス供給停止

気象庁地震情報より平成30年6月18日発表

気象庁地震情報より 平成30年6月18日発表

こうしてデータを見ると、甚大な被害が出た大地震であったことを再認識させられます。

[blogcard url=” https://honichi.com/news/2018/06/19/osakaearthquakebreakingnews/”]

多言語での案内や情報提供が不足していた今回の大阪府北部地震

大阪を中心に市民生活に大きな影響を与えた今回の大阪府北部の地震ですが、被災した訪日外国人への影響はどうだったのでしょうか?

今回の大阪府北部地震では、ネット上での安全情報や災害情報の拡散が、うまくいかなかったことが指摘されています。

大阪地震から見えた”SNSの上手な活用法”とは?:ツイッター・微博など

6月18日の大阪府北部の大地震では、被災した訪日外国人たちがTwitterやWeibo(微博)などのSNSを活用して情報収集している様子が伝えられました。しかしSNSとの連携不足のために正しい公式情報が上手く情報が拡散できなかったケースや、正しい情報不足からデマが拡散してしまったケースもあったようです。自治体やDMOがインバウンド向けにTwitterやWeibo(微博)などのSNSを活用する動きは増えていますが、うまく情報が伝わらなかった・炎上したというトラブルも増えています。自治体やDM...

この他、駅やホテル・ショッピングアーケードなどで流された公共アナウンスがまったく英語対応しておらず、問題だったことが指摘されています。思いもがけぬ非常時で、日本語のアナウンスを入れること以上に気も手も回らない、という状況だったようです。

良かった点としては、これだけの大きな地震があったにもかかわらず大きなパニック騒動は起きなかったことでしょう。日本人がみな落ち着いて行動したことで、訪日外国人もそれにならい、大きな混乱なく状況を見ることができたようです。

多言語対応だけでなく、災害時の空気づくり(ボディランゲージや表情しぐさのコミュニケーション)は非常に大事なようです。

まとめ:災害時のインバウンド対応にはSNS上のオンラインの情報発信、現地の案内によるオフラインの情報提供・両方が必要

今回の大阪の大地震でから学べることは、訪日外国人への非常時の多言語対応は急にはできないということです。いざという時のために会話やよく使う表現をパターン化して用意しておけば安心です。

現在、防災アプリなどにはヘルプカードと呼ばれる、多言語対応した会話集が掲載されていることが多いようです。これらを使って常日頃から用意しましょう。

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<参考> - 首相官邸ホームページ 大阪府北部を震源とする地震について - ハフィントンポスト【大阪地震】「何が起きているのか理解できなかった」外国語での情報不足に困惑する大阪の訪日外国人

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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