連日の猛暑で毎日のように各地で今年の最高気温を記録している日本列島。日本人ですら持て余すこの猛暑の中、わざわざ訪日観光に訪れた外国人はどのように過ごしているのでしょうか?
今回はSNSでのつぶやきをメインに、日本の暑さを訪日外国人がどのように感じて観光しているのか、また暑さに負けない屋内の人気施設・イベントについて調べてみました。
訪日客が驚く日本の暑さ 2020年東京オリンピックに向けて進むインバウンド向け熱中症対策とは?
うだるような暑さが特徴の日本の夏ですが、多くの訪日外国人観光客が母国の夏よりも過ごしにくいと感じているようで、タイ、インドネシアなどの熱帯地域出身の外国人に関しても、日本の夏のほうが高温多湿だと感じている人が多いという事が各種の調査で明らかになっています。 こうした日本の暑さについて、2020年の東京オリンピックに向けて訪日外国人観光客向けの暑さ対策、熱中症対策が進んでいます。インバウンド受け入れ環境整備についてより詳しい資料のダウンロードはこちら「翻訳・多言語化」に関する詳しい資料のダウ...
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【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
「暑い」だけじゃない!日本は「蒸し暑い」んだよ!!!
TwitterなどのSNSで訪日外国人が日本の夏の暑さを嘆いているツイートがよくみられるこの7月。特に目立つのが蒸し暑い(hot and humid)という表現です。
「日本の猛暑なんてクソくらえだ、ってみんなバカにするけど、湿度70%以上もあって気温も高いのよ!蒸し暑いってのはラスベガスみたいにカラッとして暑いのとは別物なの! Twitterより」

Twitter:日本の猛暑を伝える投稿(https://twitter.com/Katiemo__/status/1022190081098960897)
「もう午後10時になってるのにまだ37度もあるみたい!日本の夏ってやばすぎ! Twitterより」

Twitter:日本の猛暑を伝える投稿(https://twitter.com/mommingitinjapn/status/1020662715889487872)
訪日外国人観光客向けの熱中症対策:自治体、官公庁が多言語対応した資料を上手に活用
湿度が高く厳しい日本の夏。熱中症は日本人だけでなく、訪日外国人観光客にとっても問題です。初来日で日本の気候を経験したことのない場合は、なおさらのことでしょう。しかし、日本語に不慣れな相手に対して、熱中症の危険性、対処法を説明するのはとても困難です。今回は、熱中症の解説に加え、訪日外国人観光客向けに利用できる資料をご紹介します。 目次熱中症対策の症状、対処法訪日外国人観光客向けに使える熱中症対策の資料熱中症予防声かけプロジェクト埼玉県、島根県などのWebサイトまとめ:熱中症に関する既存の資料...
とにかく暑い…しかし観光はしっかり楽しんでいる様子の訪日客のツイート
暑いのに参っているのは訪日外国人も同じのようですね。しかし、同時に目立つのはこのすさまじい暑さも日本での体験の一部として受け止め、観光をしっかりと楽しんでいるツイートです。
「日本で最後の夜です。すさまじい暑さと湿度だったけど、楽しかった。暑さのおかげで頭にバンダナを巻くチャンスが出来たしね。人生で一番美しいと思える場所に幾つも行けた。おススメだよ。 Twitterより」

Twitter:日本の猛暑のなかで観光する訪日外国人の投稿(https://twitter.com/martinfoot/status/1022861266652524544)
「館林祭-私の住んでいる街では毎年1週間も続く夏祭りがあります。踊りや大道芸、屋台や、ミュージシャンも出演するの。信じられないくらい蒸し暑いけど、ここでは誰もが外に出てお祭りします。 Twitterより」

Twitter:日本の夏祭りに関する投稿(https://twitter.com/mislokatied/status/1021691268739424256)
「京都。焦げるほど暑くて、美しい。 Twitterより」

Twitter:日本の猛暑のなかで観光する訪日外国人の投稿(https://twitter.com/Yir_Man_Dan/status/1020625662262984704)
猛暑の中、訪日外国人の絶賛ツイートが連投の「チームラボ」のデジタルアート施設
屋外では蒸し暑さに四苦八苦の訪日外国人客たちに、やはり屋内イベントは人気のようです。
2018年6月21日にオープンしたお台場パレットタウン『MORI Building DIGITAL ART MUSEUM : EPSON teamLab Borderless(森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス)』と、2018年7月7日に豊洲にオープンした「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM. comに関するツイートは毎日のように更新されています。
「PRビデオ:超巨大没入空間「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM. com」東京・豊洲に2018年7月7日にオープン Twitterより」

Twitter:チームラボ プラネッツ TOKYOの投稿(https://twitter.com/teamLabPlanets/status/1015141336318599168)
チームラボは2000年代初めに東京大学と東京工業大学の大学院生ら5名によって設立されたIT企業で、近年特にデジタルアート制作の分野で高い評価を受けています。
チームラボの提供するデジタルアートは世界中の美術館や複合施設でフィーチャーされており、現在都内には前出のように、お台場と豊洲の2つの展示施設があります。このどちらも訪日外国人の間で非常に人気があるのです。
「みんなも世界初のデジタルミュージアムを体験してみて!(スペイン語のツイート) Twitterより」

Twitter:チームラボの画像(https://twitter.com/artemasmusica/status/1024099856628023297)
「魔法のような展示!(フランス語のツイート) Twitterより」

Twitter:チームラボの画像(https://twitter.com/dldesnoettes/status/1024179056592531456)
「インスタでみんなやってるのでやってみた(英語のツイート) Twitterより」

Twitter:チームラボの画像(https://twitter.com/FukuokaNow/status/1023863318098915328)
次から次へと様々な言語でツイートがつづられています。
VRを通じてリアルな観光地の姿をPR?インバウンド分野でも応用が進む先端技術 その活かし方がおもしろい!
近年、あらゆる分野に活用が進んでいるVRやARなどの先進技術ですが、それは観光分野でも然り。スペイン・マドリードに本社を置くIT企業Amadeusのアジア・オセアニアの海外旅行市場調査によると、アジア・オセアニアの海外旅行客は、旅行時に ARや360度動画を利用した体験型コンテンツに関心がある とされており、こうした需要を取り込むために、VRやAR、360度動画などの先進技術を通じて観光地のPRを行うケースは世界中で増加 しています。このような状況の中、360株式会社では観光協会や自治体・...
2018年のインバウンドで起こる5つのこととは?:地方誘致の加速、ナイトタイムエコノミーの開発、免税による消費額喚起、民泊利用の増加などなど
以前の訪日ラボの記事でもご紹介したように、大手旅行代理店JTBでは、2018年の訪日外国人観光客を3,200万人と予測 しています。背景としては東南アジアからの訪日旅行者の増加が今年も見込めること、インバウンド受け入れ体制が国内で整備されていることなどが挙げられます。2018年のインバウンド市場はほかにどのようなことが予想されているのでしょうか。同じくJTBの資料をもとに今年のインバウンド市場のトレンドを解説していきます。インバウンド対策なにから始めたら良いかわからない?訪日ラボがまとめた...
まとめ:猛暑の日本・インバウンド業界は訪日客へのオプションとして屋内のVR観光施設や夜間のイベント「ナイトタイムエコノミー関連市場」充実を
日本の夏は毎年、暑さを増しているような印象すらありますが、このような中で訪日外国人数も増えています。暑いけど楽しい、と観光してくれる外国人ばかりではなく、やはり体調を崩したり、外に出られずにフラストレーションを感じて帰国する人もいるに違いありません。
「福岡でのデジタルアートイベント Twitterより」

Twitter:Fukuoka Nowの投稿(https://twitter.com/FukuokaNow/status/1023863318098915328)
チームラボが提供しているアートは日本各地の自治体の「夜イベント」の盛り立て役としても非常に人気があります。このような屋内・夜間のイベントを充実させることが夏の訪日観光では大事になってくるかもしれません。「ナイトタイムエコノミー関連市場」への早期の対応も迫られそうです。
【その経済効果80兆円】インバウンドにおいて手付かずの成長市場である「ナイトタイムエコノミー関連市場」とは
未開拓の夜間市場の活用 を行うことが、大きな経済的インパクトを発生させるということで、日本でもナイトタイムエコノミーが大きな注目を集めています。 日本政策投資銀行、日本政策投資銀行がアジア8地域、欧米豪4地域の訪日外国人観光客旅行者を対象に行なった調査によると、「日本旅行で不満だった点は何ですか?」という質問に対して、「ナイトライフ(バーやクラブ・ナイトマーケット等)体験」という回答が7番目に多い回答となっています。日本の観光活性化策は昼間にどこを観光してもらうかという視点が中心であり、夕...
インバウンド受け入れ環境整備を資料で詳しくみてみる
<参考>
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

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