居酒屋の「お通し文化」外国人観光客はどう思ってる?意外にも「席料だよ」「代わりにチップが要らない」との理解が進んでる

公開日:2018年10月01日

訪日外国人の増加につれ、日本人にとっては当たり前だった慣行が「どうしてなの?」と指摘されることも増えてきました。その一つが日本の居酒屋などで着席後すぐに出される「お通し文化」です。訪日外国人にとって、オーダー抜きで提供され、料金もかかってしまう「お通し」は説明不足もありぼったくりの一種のように感じる人もいるようです。

日本のメディアでも訪日外国人の「お通し」をめぐるトラブルがよく取り上げられています。ここではTwitterで最近流れた「お通し」に関するコメントをリサーチし、外国人の本音を探ってみました。

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居酒屋の「お通し」をめぐるツイートの数々

「お通し」に関する不満はかなりあるようです。頼んでいないのに勝手に出て来てお会計時にお金を請求される、という不満に加えて、その内容がまったく選べないのが不満、という意見もあります。

「最近行った居酒屋でお通しのチャージに関する英語の説明を見てびっくりした。ポルトガルにも断らない限りはパンとオリーブオイルを出してお金を取る習慣があるけどね」

「僕はベジタリアンだからお通しはほとんど食べられないけど、居酒屋では席料(カバーチャージ)だと思っている。時には食べられるものに交換もしてもらう」

「それはお通しっていって、居酒屋の席料。だいたい300円から500円だ」

「日本ではチップを払わないでいいんだね!なんてみんな言ってるけど、お通しがあるんだよ」

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日本人からの「お通しについての説明」も増えてきた

外国人からの反応に対して、日本人が積極的に「お通し」文化を発信することも増えてきているようです。

「お通しは日本のレストランや居酒屋で座って飲み物を注文すると運ばれてくる小さな前菜です。もともとはシェフが“あなたのオーダーを通しました”という意味で出していたものです」

これほど丁寧な説明をしてあげれば、日本の文化として「お通し」を理解する訪日外国人も増えるかも知れません。

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お通しのもう一つの問題点「美味しくない・原価率が低い」

訪日外国人は「何を食べるか、どうやって食べるか」といった食の選択に日本人より意識が高い人も多いようです。日本に来てこれから何を食べようかとまさに胸を膨らませている訪日外国人に、通り一遍の「お通し」提供がどのように感じられるかは考えたほうが良さそうです。

また、お通しのもう一つの問題点として「美味しくない・原価率が低い」という評価も少なくないのが挙げられます。

本来ならその店でとる食事の最初のひと口になるはずの一品ですが、原価の安い作り置きや出来あいの食品を出す店もあります。そういう場合、一番大事な「最初のひと口の感動」を利益を出すために捨てているのです。

日本人客からも「お通しはいらない」という意見が

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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