日本政府観光局(JNTO)の推計によると、2018年1月~8月に日本を訪れた訪日外国人観光客数は、前年よりも12.6%増の2,130万人を突破。訪日外国人観光客が年々増加する一方、地方都市の飲食店や商業施設では「多言語表記の少なさ」「コミュニケーションの取りづらさ」などが大きな課題となっています。
訪日客はここで困る 3人に1人が"買い物中に店員とうまく会話できないこと"と回答 観光庁のアンケート調査で
観光庁は平成29年(2017年)2月7日、「訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関するアンケート」の調査結果を発表しました。空港などで「旅行時に困ったこと」「多言語対応、通信環境などの受け入れ環境へのニーズ」「満足度」といった項目について答えてもらったもので、訪日外国人観光客が感じているリアルな感覚が反映されていると考えてよいでしょう。いったい、どのような結果になっているのでしょうか。やはり、先日ご紹介したリクルートライフスタイルの調査と同様の結果になっているようです。<関連>イン...
事実、訪日外国人観光客が日本で困ったことのひとつに、「施設等のスタッフとのコミュニケーション」がランクインしているのです。1人でも多くの訪日外国人観光客に、日本のおもてなしを感じてもらい「また来たい」「来てよかった」と思ってもらいたいもの。そのためには、コミュニケーションに関するインバウンド対策は必要不可欠です。そこで今回は、多言語対応に関連するインバウンド向けのオススメアプリやソリューションを紹介しましょう。
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インバウンド向けオススメの翻訳アプリ
VoiceTra
「VoiceTra」は、話しかけると外国語に翻訳してくれる便利で使いやすい音声翻訳アプリです。「日本語」「英語」「中国語(簡体字/繁体字」「韓国語」「タイ語」を含めた31言語に対応しています。街を歩いているとき、旅行客から道を聞かれたときや、飲食店でメニューを聞かれたときなど、さまざまなシーンで活用できます。
Google翻訳
「中国語」「スペイン語」「ロシア語」「韓国語」など、100言語に対応している「Google翻訳」。テキストだけでなく音声での入出力が可能なうえ、オフラインでも利用できます。
また、Google翻訳の音声入力マークの横にカメラボタンがあり、撮影した写真の文字を翻訳をすることも可能。そのため、多言語対応が求められる飲食店や商業施設、駅の乗り換え案内など、メニューや案内などを作成しなくてもさまざまなシーンで活用できます。
グーグル翻訳が新翻訳方式GNMTの採用で日→英翻訳の精度が劇的に向上
インバウンド対策と一言で言ってもあらゆる側面を持っています。ターゲットとなる訪日外国人観光客の国・地域別の数値やニーズの把握、それによるマーケティング分析、商品開発、Wi-Fiや多言語対応といったインフラの設備、人材教育ないし外国人採用などなど。その中でも「とりあえずこれから」と始めやすいながらも、意外と壁が高いのが「多言語対応」でしょう。とりあえずWEBサービスで翻訳をしてみたものの、違和感のある英語にとまどった、という経験のある方も多いのではないでしょうか?そんななか、中国語→英語で採...
まるで「ほんやくコンニャク」カメラをかざすだけで翻訳できるグーグル翻訳の「WordLens」ついに日本語対応に!
昨日26日、Google(グーグル)はスマートフォンアプリ版「Google翻訳」をアップデートしました。このアップデートで、前回お伝えした「Google翻訳」のAR(拡張現実)技術を活用した「Word Lens」機能が日本語に対応しました。 [blogcard url=”https://honichi.com/12821”] [blogcard url=”https://honichi.com/12647”] [cta_toc_upper_banner] 目次 カメラで写した文...
接客指さし会話
株式会社情報センター出版局が提供している「接客指さし会話」は、「英語」「中国語」「韓国語」をはじめ、およそ70カ国以上の言語に対応しています。飲食、観光、鉄道などさまざまな業種や職種に合わせ、オーダーメイドの「接客指さし会話」を作成することができます。
実際、小田急電鉄株式会社では「指さし会話シート」を各駅の改札や窓口に、携帯用の冊子を駅係員に配布しています。また、株式会社羽田エアポートエンタープライズでも、羽田空港国内線・国際線の物販店舗にてシートを配置。訪日外国人観光客とのコミュケーションを手助けしてくれるため、インバウンド対策にぜひオススメしたいツールのひとつです。
指差しだけで英会話接客!?手軽に多言語対応できるツール「接客指さし会話」とは
訪日外国人観光客が増え続け、インバウンド関連でビジネスをしている企業にとっては嬉しい状況が続いています。しかしながら、インバウンドに関して特に力を入れていない小売店や飲食店にとっては、訪日外国人観光客に対する接客のオペレーションが増えてしまい、困っているという現状もあるでしょう。小売店や飲食店にとっての訪日外国人観光客対策といえば、決済関連と免税関連、および接客におけるコミュニケーションがあげられます。なかでも、接客におけるコミュニケーションは従業員の言語力に大きく依存する上、訪日外国人観...
接客業にオススメのインバウンド向けアプリは?
talkappi
「talkappi」は、株式会社アクティバリューズが開発・提供している、誰でも簡単に外国語で接客ができるツールです。
対面サービス用の「talkappiアプリ」では、画面をタッチするだけで外国語でコミュニケーションをとることができ、「英語」「中国語(簡体字/繁体字)」「韓国語」「タイ語」の5言語に対応しています。そのため、訪日外国人観光客と接する機会の多い駅員、ホテルの受付、飲食店での導入にオススメです。
メガホンヤク
「メガホンヤク」とは、ボタンを押しながら話しかけた内容を、「英語」「中国語」「韓国語」の4ヶ国語に翻訳して再生できるメガホン型翻訳機です。
ディスプレイ画面に映し出された翻訳結果を確認し、ボタンを押せば日本語を翻訳してくれるというもの。多くの人が集まる空港や駅、展示会、イベントホール、スポーツ観戦スタジアム、テーマパークといったあらゆるシーンで活用できるのです。片手で持つことができて歩きながらでも使えるので、観客を誘導するのにイベントや空港での誘導にもってこいのアイテムです。
ネット上でたびたび話題にあがる拡声機型翻訳デバイス「メガホンヤク」 成田空港にも採用されるそのスゴさとは?
パナソニックが発売しているちょっと変わった翻訳機「メガホンヤク」をご存知でしょうか。拡声器にそっくりのデザインを施した商品で、名称は「メガホン」「翻訳」をかけたユーモアから採用されたと思われます。ご存知の通り、翻訳機能を持ったデバイス自体は珍しくありません。コンピューターを使った機械翻訳の発想自体は20世紀半ばごろから存在し、現在はAIを使った翻訳システムまで登場しています。精度の問題はあるものの、スマホアプリやブラウザで外国語に置き換えた音声を再生する無料サービスも少なくありません。しか...
まとめ
インバウンド対策をおこなう際、英語だけではなく、中国語や韓国語、タイ語といった多言語にも柔軟に対応しなければなりません。現場担当者は英会話に通う、独学で勉強するというのも言語を習得する方法のひとつではあるものの、せっかくなら誰でも手軽に取り入れられる翻訳アプリやサービスを取り入れてみてはいかがでしょうか?ぜひこれを気に、導入を検討してみてください。
2025年最新版!インバウンド×デジタルマーケティング戦略【訪日ラボトレンドLIVE スペシャルver.】
2024年も残りわずかとなりました。来年2025年は大阪・関西万博が開催されるほか、中国市場の回復などもあり、今年以上の盛り上がりが予想されています。2025年に向けて、訪日旅行者へ向けたマーケティング戦略を強化していきたいと考えている事業者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、株式会社movが毎月開催している「訪日ラボトレンドLIVE」をスペシャルver.としてお届け。今こそ知っておきたい「インバウンド×デジタルマーケティング戦略」を徹底解説します!
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訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に11月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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