訪日外国人にとって、自国で無料Wi-Fiを利用できることが当たり前となっています。
日本は諸外国に比べ無料のWi-Fi環境の整備が遅れています。
そのため観光庁が2017年2月に発表した「訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関するアンケート」によると、訪日外国人観光客が感じる「訪日旅行で最も困ったこと」の第2位に「無料公衆無線LAN環境」がランクインしています。
この記事では、インバウンド対策のために無料Wi-Fiの導入が必要不可欠な4つの理由と、店舗向けのオススメWi-Fiサービスをご紹介します。
『困ったことはなかった』初の1位に:「訪日客が困ったこと」2017年版発表
日本のインバウンド市場はここ数年好調に推移しており、2017年の訪日外国人観光客数は史上最多となる 約2,870万人を記録 しました。今後も訪日外国人観光客数は増加し続けることが予測されており、JTBの「2018年の旅行動向見通し」によると、今年の訪日外国人観光客数は 3,000万人を突破 するとのこと。こうした背景から、国内ではインバウンド受け入れ体制の整備が進んでいますが、訪日外国人観光客側は、日本のインバウンド対策をどのように評価しているのでしょうか。 観光庁の資料をもとに解説してい...
訪日外国人が日本国内でスマホを使うには、日本の通信回線を使えるSIMに入れ替えるか、ポケットWi-Fiをレンタルするなどして、新たに通信手段を用意しなければなりません。しかし、海外旅行は何かとお金がかかるため、通信手段は無料Wi-Fiで済ませたいと考える人も多い状況です。そのため、訪日外国人観光客の満足度をアップさせるためには、Wi-Fi環境を充実させる必要があるのです。
そこで今回は、インバウンド対策にWi-Fi導入が必要な理由とオススメのWi-Fiを紹介します。
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インバウンド対策に無料Wi-Fiの導入が必要な4つの理由
インバウンド対策に無料Wi-Fiの導入が必要な4つの理由その1:お客さんが安心してインターネット接続できる
訪日外国人観光客の多くは、日本で使えるSIMカードを購入、あるいは海外用のポケットWi-Fiをレンタルしてネット接続をおこないます。
ただ、SIMカードもポケットWi-Fiも通信量の上限が決まっているほか、ネット接続のスピードが遅いことも。無料で使えつ且つ高速のWi-Fiで素早く情報収集できた方が、ネットに繋がらないことへのストレスも少なく済みます。
インバウンド対策に無料Wi-Fiの導入が必要な4つの理由その2:SNSでお店をシェアしてもらえる
親日で知られる台湾やタイを始めとして、多くの訪日外国人観光客が「日本の食べ物」「日本の街並み」の写真を撮っては、頻繁にInstagramやTwitter、Facebookに投稿しています。
SNSにシェアするために写真を取りに来る!? 最新インバウンド動向がまるわかり SNS分析から見る訪日客の国別意識・嗜好調査
各地域を訪れる訪日外国人観光客の行動は出身国によって様々です。千葉県は、インバウンドの出身国による嗜好の違いをSNSから調査し「平成27年度 SNSを活用した外国人観光客ニーズ・動向調査事業 調査結果資料」でまとめています。今回千葉県の商工労働部の観光企画化が調査したのは「大韓民国、中華人民共和国、台湾、タイ王国、シンガポール共和国、マレーシア、インドネシア共和国、フィリピン共和国、ベトナム社会主義共和国、アメリカ合衆国、フランス共和国」の11カ国・地域で、対象期間は平成27年9月〜11月...
特に飲食店は「日本の食べ物をこれから食べる」という感情が高ぶる瞬間です。そんな時にインターネットに接続できなかったら「今この瞬間」をアップしたくてもできません。これによって、お店をプロモーションする機会を逃してしまうことにもつながるのです。
インバウンド対策に無料Wi-Fiの導入が必要な4つの理由その3:利用者一人ひとりの滞在時間が伸びてアイドルタイムを減らせる
飲食店では、Wi-Fiを設置することにより、入店したお客様の滞在時間を伸ばすことができます。食事やお茶を飲みながら、次の観光地を調べたり、撮った写真をSNSに投稿したり、友人と連絡を取り合ったりしてもらうなど、飲食店で訪日外国人がやれることは数多くあります。
Wi-Fiを設置することにより、これらの作業を快適に訪日外国人観光客にしてもらうことができ、利用者の滞在時間が伸ばすことができます。これによって「店内にお客様が誰もいない」というアイドルタイムを減らし、また客単価をアップすることも望めるでしょう。
インバウンド対策に無料Wi-Fiの導入が必要な4つの理由その4:お店の強みになる
お料理の味やお店の雰囲気、おもてなしはもちろんのこと、「Wi-Fiが使える」という点は訪日外国人観光客にとって、そのお店の付加価値になります。
お店の価値をWi-Fiを設置するというだけで高められると考えれば安いものではないでしょうか。お店を利用したお客様が口コミサイトに「Wi-Fiがあるから気軽にネット接続できる」と書き込みをしてくれれば、新たなお客さんを呼び込める可能性もあるのです。
インバウンド対策として導入するWi-Fi選びのポイント3つ
ゲスト用のアクセスポイントが簡単に作れる
Wi-Fiを設置するにあたって気をつけなければならないのが、悪意ある第三者からお店のコンピューターに不正アクセスされてしまうかもしれないリスクです。お店のWi-Fiにアクセスした、利用者の個人情報も流出してしまう危険性があるのです。
そこで重要となるのが、ゲスト専用のアクセスポイントです。ゲスト用のアクセスポイントではインターネット接続のみを公開し、お店のPCへはアクセスできないようにセキュリティを保つことが可能となります。Wi-Fiを設置する際は、ゲスト用のアクセスポイントが簡単に作成できる機種を選びましょう。
設定が簡単
初期費用をおさえるためには、初期設定を外注せず自分でおこなえるのがベター。その場合には、素人でも簡単に設定できる機種を選んで設置しましょう。もちろん、セキュリティを重視する場合には設置から設定までを丸投げできる業者を選定すると良いでしょう。
電波干渉に強い5GHz帯対応
無線LANルーターで一番よく利用されるのは2.4GHz帯の帯域。しかし、2.4GHz帯は無線LANルーター以外にも、電子レンジ、コードレス電話、などでも使用されるため、電波干渉が起きやすいといわれています。
それに比べて「5GHz帯」は、無線LAN以外では使用されることが少ない電波帯域なので電波干渉が起きにくく安定した通信提供が可能なのです。
インバウンド対策にオススメの店舗向けWi-Fiサービス
日本最大級、全国約20万か所以上のアクセスポイントという実績:Wi2フリーWi-Fiソリューション
KDDIグループである株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)は「公衆無線LAN」のリーディングカンパニーです。大手カフェチェーンや自治体等導入実績多数。
Wi-Fiの導入は考えているものの、何から手をつければいいかわからない。そんな時にはWi2に相談すると良いでしょう。数多くのFree Wi-Fi導入実績を持つWi-Fiのプロが、あなたの目的、予算、規模に合わせたWi-Fiインフラの構築をお手伝いします。
また、導入後のサポートも万全で安心です。更に、訪日外国人専用アプリや最新のWi-Fi位置情報利活用サービスで、一歩進んだ集客、訪日外国人対策も提案可能。
店舗向けWi-Fi「Wi2フリーWi-Fiソリューション」を資料で詳しくみてみる
まとめ
もし自分がまったく知らない国に行ってインターネットに接続できない状態で過ごさなくてはいけないと想像したらとても不安になりませんか?料理や接客のおもてなしもとても大切ですが、お客さんが自分の国にいる時のようにリラックスして楽しんでもらえる環境を作ることも立派なおもてなしです。早速「誰もが使えるWi-Fi」を設置して自分のお店を世界に向けてPRするきっかけを作りましょう。
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中国SNS「RED(小紅書)」最新情報セミナー:訪日ラボ社内勉強会の内容を特別に公開します【訪日ラボ トレンドLIVE! Vol.6】
短時間でインバウンドが学べる「訪日ラボ トレンドLIVE!」シリーズの第6弾を今月も開催します!訪日ラボとして取材や情報収集を行う中で、「これだけは把握しておきたい」という情報をまとめてお伝えするセミナーとなっています。
今年も残りわずかとなりましたが、インバウンド需要はまだまだ好調をキープしている状況です。来年の春節や桜シーズンなど、訪日客が集まる時期に向けて対策を練っていきたいという方も多いでしょう。
今回もインバウンド業界最大級メディア「訪日ラボ」副編集長が、10〜11月のインバウンドトレンド情報についてお話ししていきますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
詳しくはこちらをご覧ください。
→中国SNS「RED(小紅書)」最新情報セミナー:訪日ラボ社内勉強会の内容を特別に公開します【訪日ラボ トレンドLIVE! Vol.6】
【インバウンド情報まとめ 2024年11月前編】UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に11月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で:インバウンド情報まとめ【2024年11月前編】
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