春節(旧正月)期間とは?訪日中国人のインバウンド誘致対策について解説

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2019年の春節旧正月)の連休期間は「2月4日~2月10日」です。この春節とは毎年2月初旬から中旬にかけて中国や台湾、香港、韓国などで旧正月を祝う期間のことを指します。

この春節期間中に連休を利用して多くの訪日外国人観光客が日本を訪れ、インバウンド消費に大きな影響を与えています。

この記事では、春節春節期間中の概要、インバウンド対策について解説します。

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春節とは?

春節とは、中華圏における旧正月のことを指します。春節の期間は、元旦にあたる「春節当日」の前日から平均7日間なので、来年の2019年は「2/4~2/10(春節当日は2/5)」となっています。

春節は旧暦での正月を祝うものですが、旧暦は現在世界で一般的に使われる新暦(グレゴリオ暦)とはずれが生じます

そのため春節の開始日は毎年異なります。春節の正式な開始日やスケジュールは、毎年12月に中国の国務院(日本の内閣にあたる機関)から発表されることになっています。

春節の前日は除夕(チューシー)と呼ばれ、その日には特別な食事を食べて新年の準備をします。

そのため、例年休日は春節前日からはじまり、そこから1週間の連休となります。

中国をはじめとした中華圏では1644年に制定された旧暦が広く使われていました。

中国で新暦が採用されたのは20世紀に入ってからのことで、中国の文化・習慣に旧暦は深く根付いています。

中国では誕生日を旧暦で表したり、新暦・旧暦両方で祝ったりするほどです。

そのため、新暦での1月1日を元旦として祝いつつも、旧暦での正月、つまり春節をより盛大に祝うという文化が未だに根強く残っています。

2018年・2019年の春節は?訪日中国人は1人当たり約22万5千円消費

2018年の春節連休期間は、2月15日~2月21日までの7日間(春節当日は2月16日)でした。

2019年の春節休暇は2月4日〜2月10日までの7日間(春節当日は2/5)です。

観光庁の調査によると、春節にあたる2018年2月の時期に日本を訪れた訪日中国人の数は約71万6千人でした。

同じ2018年1月は約63万2千人3月が約59万4千人であることと比較すると、春節にあたる2月は圧倒的に訪日中国人の数が多いことがわかります。

春節に日本を訪れる訪日中国人が多い理由としてLCCの発達で航空券が安い」「滑走路の増設で発着便が増えた」「中国から近い」「治安が良くて安全」などが挙げられます。

また、訪日中国人が日本滞在中に使う1人あたりの金額は、約22万5千円でした。

買い物や宿泊費、飲食費にお金を費やしており、宿泊はホテル、買い物は化粧品や健康グッズの購入が多い傾向にあります。

また、日本貿易振興機構(ジェトロ)が北京市や上海市を中心としたミドル・ハイエンド層に対して行った、日本をはじめとする各国の海外旅行、越境ECなどへの関心についての最新調査によれば、中国人が旅行したい国として日本が史上初のトップになったということです。

その回答率は全体の40%にのぼり、インバウンド市場における中国市場の更なる盛り上がりが予想されます。

「モノ消費」から「コト消費」へと需要が変化している

「訪日中国人=爆買いのイメージが強いかもしれませんが、彼らの目的は買い物だけではありません。

ここ数年は、農業体験着物体験折り紙体験といった日本食や文化に高い興味関心を示す訪日中国人が増えています。

つまり、訪日中国人の消費スタイルが「モノ消費」からコト消費」へと変化しているということです。

その背景として、オンラインショッピングでも日本製品を購入できることが考えられます。

わざわざ日本に来なくても自分の国からボタン一つで日本製品を購入できるので、モノ消費への欲求は満たされるということです。

「モノ消費からコト消費」の意味や種類とは?変化の理由とインバウンド対策方法を解説

世界的な消費行動の変化として、商品を購入する「モノ消費」から体験型の「コト消費」へと変化しています。 この変化は国内消費だけでなく、訪日外国人観光客のために酒造見学や田舎暮らしの体験ツアーなどが提供されている事からも変化を感じ取ることができます。 この記事ではモノ消費からコト消費へシフトしている理由とインバウンド誘致における対策方法について解説します。 インバウンド対策にお困りですか?「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応...


春節期間のインバウンド対策について

訪日中国人が増える春節を迎えるにあたり、日本のホテルや飲食店などでは、「中国の文化への理解」「決済方法の多様化」「中国語での対応」などをより強化することが求められます。

訪日中国人にいかに楽しく快適にスムーズに旅行を楽しんでもらえるのかで、満足度は大きく変わります。

それと同時に日本文化の体験、日本食の魅力を前面に押し出していくことで集客率・売り上げアップが見込めます。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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