2018年に日本を訪れた外国人観光客は初の3,000万人を突破し、インバウンド市場は年々盛り上がりを増しています。銀座や原宿、渋谷など東京都内には数多くの観光スポットがありますが、特筆すべきはサブカルの街として知られる秋葉原です。
家電製品や漫画、アニメ、ゲームなど日本ならではの文化が凝縮された秋葉原が、世界各国から人気を集める理由を探っていきます。
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秋葉原は2016年に訪日外国人観光客数が訪れた場所ベスト5にランクイン
"アニメの聖地"秋葉原は日本を代表する人気観光スポット

秋葉原は、メイドカフェやコスプレ専門店、漫画を豊富に取り扱う大型書店、ゲーム専門店など数多くのお店がひしめくサブカルの聖地です。日本有数の観光スポットとして、国内のみならず外国人観光客からも人気を集めています。
秋葉原の魅力
秋葉原の魅力といえば、アニメキャラクターのコスチュームを着て街を散策する「秋葉原コスプレ体験」やスタジオでの記念撮影など、コスプレを気軽に楽しめるサービスが充実しているところ。秋葉原駅周辺には、アニメキャラクターのグッズ専門店も多く、メイド姿の女性が働く「メイドカフェ」も観光客から人気の高い観光スポットのひとつです。秋葉原が外国人観光客から人気を集める理由
GMOインターネットグループのGMOリサーチ株式会社と株式会社LIFE PEPPERが共同で、秋葉原を訪れた訪日外国人観光客100名を対象に街頭調査を実施しました。この調査によれば、旅行者の半数以上を20代の若者が占めています。
また、個人で訪れた旅行客の57.9%が、秋葉原を訪れた目的に関して「「アニメ・マンガ・ゲーム等サブカルチャー関連の買物、サービス」と回答。つまり、団体客に比べて個人で旅行する人ほどアニメや漫画などサブカルチャーに興味を示す人が多いと言えます。
さらに、「アニメ・マンガ等サブカルチャー目的の訪問客詳細」の項目では、具体的に興味のある作品、キャラクター名については「ドラゴンボール」「ONE PIECE」「ラブライブ!」「進撃の巨人」「銀魂」など、知名度の高いものから比較的新しい作品まで幅広い回答が挙がっています。
アニメや舞台の聖地が多数
訪日外国人観光客が日本を訪れる大きな目的のひとつに「聖地巡礼」が挙げられます。そもそも聖地巡礼とは、自身の好きなアニメや漫画に縁がある地を「聖地」と呼び、実際に訪れること。
日本のアニメに登場するモデルとなった土地の多くが、地方都市だと言われています。125以上もの国や地域で爆発的ヒットとなった2016年公開のアニメ映画『君の名は。』の聖地である飛騨高山では、聖地巡礼によって地域の活性化をもたらしました。
「君の名は。」「スラダン」聖地巡礼ブーム続く中国人観光客『同胞多すぎ、萎えた』との声も
「聖地巡礼」といえば、アニメやドラマの舞台となった場所を訪れ...
訪日外国人観光客の多くは東京や大阪、名古屋といったゴールデンルートを訪れる傾向にあることから、地方はインバウンド誘致が弱くなりがちです。しかし、アニメの舞台を訪れる「聖地巡礼」を楽しむ訪日外国人観光客が増えることで、地域活性化が見込めます。
【聖地巡礼】外国人観光客 マイナーな地方の隅々にまで殺到/地方創生の切り札
訪日外国人観光客から高い人気を集める日本のアニメは、世界に誇る文化産業のひとつです。2016年に公開された新海誠監督による長編アニメーション映画『君の名は。』の国内外での大ヒットは記憶に新しいですが、他にも『スラムダンク』、『名探偵コナン』、『新世紀エヴァンゲリオン』など、アニメを目的に日本を訪れる訪日外国人観光客は年々増えているのです。 [blogcard url=”https://honichi.com/news/2018/01/12/enoshimachina/”] 2017年に...
コスプレを楽しめる専門店が充実
アニメキャラクターのコスチュームを身にまとい、交流や写真撮影を楽しむコスプレイベントも多数開催されています。日本のコスプレは世界的に見ても需要が高いものの、イベント開催数が少ないことからあまり浸透していないのが現状です。コスプレを通して他者とのコミュニケーションが広がれば、国際交流の拡大にもつながっていきます。外国人観光客に人気の秋葉原の観光スポットとは?
記念撮影も楽しめる癒し空間「アキバフクロウ」
「アキバフクロウ(OwlCafe Tokyo Akiba Fukurou)」は、34羽32種類のフクロウと触れ合える体験型のカフェです。お店の最寄り駅であるJR秋葉原駅の中央改札口から、歩いて3分の場所にあります。
フクロウ好きの夫婦が経営しているという店内では、展示されているフクロウと写真撮影ができるほか、頭を撫でたり自分の腕に乗せたり、普段なかなか触れることのできないフクロウと触れ合うことができます。完全予約制となっており、公式HPの専用フォームから申し込みができます。語学が堪能なスタッフも在籍しているため、「言葉が通じずスタッフとコミュニケーションがとれない」という不安もなく安心です。
インバウンド人気観光地ランキング2位「アキバフクロウ」の人気の理由・インバウンド対策とは
アキバフクロウは東京都千代田区神田練塀町67に位置する飲食店です。「フクロウと触れ合えるカフェ」とのユニークなコンセプトが訪日外国人にも人気のスポットとなっています。
語学が堪能な外国人メイドが多数在籍「Akihabara Multinational Gaijin Maid Cafe&Bar “Sugoi Kawaii”」
「Akihabara Multinational Gaijin Maid Cafe&Bar “Sugoi Kawaii”」は、JR秋葉原駅電気街口から歩いて5分程の場所にあるメイドカフェ。ロシア、台湾、フィリピン、アメリカ、イタリアなど日本語も堪能なメイドが多数在籍しており、日本人はもちろん海外からの観光客にも対応可能です。ガジェットやゲームは根強い人気を誇る
ドライヤーやゲーム機器、炊飯器、便座といった家電機器を豊富に取り扱うヨドバシカメラ 秋葉原店は、秋葉原駅前にある総合家電量販店。家電製品だけではなく、ファッションブランドやコスメ、医薬品なども販売されています。長時間の滞在でも飽きることなく楽しむことができ、多くの観光客で賑わう定番観光スポットです。サブカルの街「秋葉原」は日本が誇る圧倒的人気の観光スポットだった
秋葉原は日本が世界に誇る文化のひとつ、アニメや漫画の聖地として個人旅行で訪れる観光客から人気の高い観光スポットです。聖地巡礼やコスプレ、着物ツアーなど、体験型のサービスを実施することで、より多くの観光客の集客につながるのではないでしょうか。
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- 東京カレンダー:意外?妥当?東京で外国人観光客が実際に訪れた街トップ10発表!
- 日経電子版:アキバフクロウもランク入り 訪日外国人の新名所
- GLAM OF GIRLS:海外で日本のアニメが人気になったわけとは?その理由を徹底解剖!
- Business Journal:外国人観光客、地方のマイナーな土地の隅々にまで殺到…大人気の「聖地巡礼」とは?
- 日刊SPA!:「Youは何しに秋葉原へ?」秋葉原に来た外国人100人に聞いてみた
- pocket05_2018.pdf
- KAUMO:秋葉原観光!文化の発信地、秋葉原でのおすすめ体験10選!
- JOURNEY of JAPAN:秋葉原|東京
- GMO INTERNET GROUP:インバウンド調査事業でGMOリサーチとLIFE PEPPERが業務提携
- ライブ通訳:外国人観光客の目的はアニメ?日本のメリットと課題を解説!
- Latte:「日本の漫画やアニメ、コスプレは人気」って本当? 海外におけるオタク文化の影響力とは
- Sugoi Kawaii公式サイト
- もしもしにっぽん:電化製品やアニメグッズも!外国人に人気がある秋葉原の観光スポット8選
【7/9開催】消費額1.7兆円超!最新中国インバウンド市場の攻略ポイント
2024年、訪日外国人による旅行消費額は過去最高の約8兆1,257億円を記録。 そのうち中国は1.7兆円超(全体の約21%)と圧倒的な1位を占めており、宿泊日数や訪問者数でもトップクラスの存在感を示しています。
これだけ市場が大きく、経済インパクトのある中国インバウンド。 いま多くの企業が「中国向けに本格的な戦略を立てるべきではないか?」と検討を始めています。
しかし中国では、Googleをはじめとする多くのサービスに規制があり、中国現地のSNSや地図サービスを活用するなど、独自のカスタマイズされた対策が必要です。
本セミナーでは、インバウンド戦略の基本を押さえた上で、「中国市場の最新動向」と「具体的な対策」について、わかりやすく解説します。
<本セミナーのポイント>
- インバウンド戦略の基本が学べる!
- 中国インバウンド市場の規模と最新トレンドがわかる!
- 中国特有のSNS・地図アプリを踏まえた対応策を学べる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→消費額1.7兆円超!最新中国インバウンド市場の攻略ポイント【7/9開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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