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新規航路の開設や新サービスの創出に期待
国土交通省は、3月22日、これまで以上に魅力ある海事観光を実現するべく、「インバウンド船旅振興制度」を4月より創設することを発表しました。
近年、インバウンド旅客の個人旅行(FIT)化が進んでいます。これに伴い、旅客船事業においても、新たな観光航路の開設やインバウンド需要に対応した運航を柔軟に実行することが望まれています。
FIT需要を呼び込む環境を整備
現在の観光航路は、フェリー、離島航路等、旅客船を使用し、特定の航路を一定のダイヤ通り運航する形態や、遊覧船等の旅客船を使用し、遊覧や貸し切りにより運航する形態が一般的です。
同省では、新制度を通じ、「人の運送をする不定期航路事業」における一定の条件を満たす観光航路につき、同一航路を年間30日間まで運航できるようにします。これにより、旅客船事業者は、新規航路開設等の新サービスの創出が、より柔軟にできるようになります。
また、同省では「一般旅客定期航路事業」について、予約状況に応じた柔軟な「航路変更」ができるようにします。これにより、インバウンド等の観光需要に対応できるうえ、柔軟な寄港も可能となります。
政府では、インバウンド数を「2020年に4,000万人」という目標を掲げており、同省でも、インバウンド対応を主とした観光振興に、現在、力を注いでいるところです。
同省は、新制度創設を契機に、観光ルートの多様化や海事観光のバリエーションの豊富化、さらには観光を通じた地域活性化に期待を寄せています。
(画像は写真ACより)
インバウンド受け入れ環境整備を資料で詳しくみてみる
▼外部リンク
国土交通省 プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji03_hh_000116.html
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