日本の日常でもECの利用が増えてきています。海外でも同様の傾向があり、インバウンド市場でも自社商品の購買チャネルとしてECの利用価値はますます高まっています。
海外のECサイトを正しく利用することは、市場を広げ、売り上げを上げていくために重要になってくると考えられます。
この記事では訪日旅行に関連した市場の中でもひときわ大きな存在感を持つ「中国」のECサイトについて解説します。
越境ECとは?「旅アト」との関係は?
まずそもそもECとは何を指すのか、そして越境ECとはなんなのかという基本情報を整理します。そして、越境ECとインバウンド市場の接点となる「旅アト」についても解説していきます。
そもそもECとは?越境ECとは?そのメリットは?
ECはElectronic Commerceの略で、日本語では電子商取引と訳されます。オンライン上でのモノやサービスの売買を総称して使われる言葉です。いわゆる「インターネット通販」や「ネットショップ」を指します。
ECの取引を行うのがECサイトです。ECはウェブサイトを通じて売買の取引を行うため、店舗を構えず物販が行え、世界を相手に自社のサービスをビジネス展開できる点がメリットです。
加えて、インターネットを通じた情報のやり取りにより、顧客データの収集も容易でデータを元にビジネスをより効率化できる点もメリットです。
近年では各国でECサイトが発展していますが、その中には自国外の商品を取り扱うものも少なくありません。こうした国をまたいで商品の購入ができるECは越境ECと呼ばれます。
越境ECと深い関係にある「旅アト」って?
「旅アト」とは旅行者が母国に帰国し、旅行の余韻にひたる期間を指します。
おおむね旅行後の1ヶ月を指し、旅行者は友人にお土産を配ったりSNSに旅行を振り返る投稿をしたりします。
インバウンドマーケティングにおいては、旅行者が再び日本を訪れるリピーターになるかどうかが決まる期間であり、旅行者のSNS投稿や口コミなどで新たに訪日客を創出できる可能性もある重要な期間です。
越境ECはこの「旅アト」の訪日外国人の行動に影響を与え、消費需要を取り込むことのできる重要な購買チャネルです。旅行の振り返りを行う「旅アト」期間中に、ECサイトへのアクセスすることがあれば、旅行中に買いそびれた商品の購入や新たな商品の需要が掘り起こされ、商品の購入が見込めます。
なぜ中国のECが注目されるのか?
「旅アト」において訪日外国人の消費需要を取り込むことのできる存在として、インバウンド市場におけるマーケティングではもはやECを無視することはできません。中でも中国のECは大きな注目を浴びています。
圧倒的な市場規模
中国ECが注目される最大の理由は、世界において圧倒的な市場規模を持っているということです。下の表は、BtoCのEC市場規模の国別ランキングです。
| ランキング | 国名 | 市場規模 |
| 1位 | 中国 | 122.6兆円 |
| 2位 | アメリカ | 50兆円 |
| 3位 | イギリス | 12.3兆円 |
| 4位 | 日本 | 10.4兆円 |
| 5位 | ドイツ | 7.1兆円 |
(※ eMarketer,Feb2018より作成)
中国は122.6兆円と、2位のアメリカの50兆円をダブルスコア以上で差をつけています。中国EC市場は世界市場でもダントツの1位ということがわかります。
2018年の世界のEC市場規模は308兆円であり、その3分の1以上を中国が占めていることになります。中国は2018年時点でもECサイト市場で無視できない存在になっているのです。
さらなる成長見込み
すでにEC市場のなかで圧倒的な存在感を持っている中国ですが、今後さらなる成長が見込まれています。
これまで中国EC市場は2012年から2019年にかけて毎年2桁の成長率を記録してきました。(※2016年から2019年は予測値)
下のグラフは調査会社 iResearchによるもので、中国EC市場の成長率と総流通額を表したものです。

この続きから読める内容
- 【中国越境EC】前年度50%増で1兆円超え市場に/今後の中国ECキーワードは「90後・95後・美容」 |
- 訪日数が多い分取り込みやすい
- 中国越境ECランキング
- 【中国越境EC】前年度50%増で1兆円超え市場に/今後の中国ECキーワードは「90後・95後・美容」 |
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