アメリカのSNS利用状況 | ソーシャルメディア利用動向・SNSを利用したインバウンドマーケティング

公開日:2019年06月17日

インバウンド市場における情報発信や顧客ニーズの分析には、様々なインターネットサービスが活用されています。

JNTOの推計によると、2019年4月の訪日外客数は292万6,700人で、1月からの累計で1,000万人を突破しました。

そこで今回は2019年4月の国・地域別での訪日外国人数で第5位となったアメリカについて、SNSを中心としたインターネット利用状況、さらにそれらを利用したインバウンドマーケティングについて解説していきます。


アメリカ人の95%がインターネットを利用

「Digital 2019」によるとアメリカ人の95%(約3億1,200万人)がインターネットを利用しています。   

さらに、ソーシャルメディアのアクティブな利用者の割合は70%で、先進国においても50程度や60%代程度にとどまる国が多い中、かなり普及している部類にはいるでしょう。モバイルではやや落ちるため、PCもまだまだ主流のツールとして利用されていると考えられます。

携帯電話端末の加入率は106%なので、携帯電話は一人一台以上の普及率です。

▲[THE UNITED STATES OF AMERICA]:Digital 2019より引用]
▲[THE UNITED STATES OF AMERICA]:Digital 2019より引用

日本との比較

アメリカのインターネット利用状況をよりイメージしやすくするために、日本での利用状況も見てみましょう。

日本とアメリカのインターネット普及率はほぼ同じです。

モバイルソーシャルメディアの利用率は変わりませんが、日本のソーシャルメディアのアクティブなユーザーの割合はアメリカよりも少ないという結果が出ています。

▲[JAPAN]:Digital 2019より引用
▲[JAPAN]:Digital 2019より引用

アメリカで利用率の高いSNSランキング

SNSは、離れた場所にいる訪日前の外国人へのアプローチ方法として非常に有効です。また、SNSプロモーションを行うのであれば、ターゲット層において利用率の高いSNSを実施場所にするのが良いでしょう。

ここではアメリカのインターネットユーザーにおける利用率の高いSNSを、ランキング形式で紹介します。82%でトップのYouTubeについては、各国でも1位となっているので、2位のFacebookから解説します。

1. Facebook

アメリカのインターネットユーザーで最も利用率の高いSNSは、Facebookです。アメリカのインターネットユーザーのうち、Facebookを使っていると答えた人は80%です。アメリカにおいてFacebookは国民的SNSと言えるでしょう。

Facebook社が提供するメッセンジャーアプリ・FB(Facebook) Messengerのインターネットユーザーにおける利用率は57%であり、アメリカでは最も利用されているメッセンジャーとなっています。Facebookを利用してコミュニケーションをとる人が多いようです。

▲[MOST ACTIVE SOCIAL MEDIA PLATFORMS]:Digital 2019
▲[MOST ACTIVE SOCIAL MEDIA PLATFORMS]:Digital 2019

2. Instagram

2位は「Instagram」です。日本でも「インスタ映え」という言葉が市民権を得ているように、非常に人気があります。アメリカでは、インターネットユーザーのうち51%が利用しており、たとえば20代の女性というように、属性を絞ればさらに高い利用率となることが考えられます。

Instagramでは写真や動画のコンテンツが一番に目に着くような形式でアップロードされるので、色彩を豊かにする、またはビビットにする、また文字を画像に載せるような加工などが閲覧数の増加につながります。

3. Twitter

日本では最もインストールされているモバイルアプリの一つであるTwitterですが、アメリカのインターネットユーザーにおける利用率は42%にとどまっています。

TwitterはFacebookやInstagramと違い、フォローしていないユーザーの投稿も、他ユーザーのアクションによりタイムラインに流れてきます。

また他人のコンテンツを自分のフォロワーに紹介できる「リツイート」の機能のあり、他のSNSに比べ拡散力に強みがあります。インバウンド市場における集客にも応用できるでしょう。

アメリカで最も情報収集に用いられているSNS:Facebookを利用したマーケティング事例3選

アメリカからの旅行人口は英語圏TOPです。 アメリカ人に人気な旅行先としては日本は8位にランクインしているので、PR次第でまだまだ取り込んでいくことが可能でしょう。 

ここでは、アメリカで最も情報収集に用いられているSNS・Facebookを活用したマーケティング事例を紹介します。

1. 澤の屋旅館

澤の屋旅館」は、東京都台東区にある訪日外国人に人気の旅館です。家族で経営するこの旅館には大浴場と露天風呂が完備されており、東京国立博物館や上野動物園などに簡単にアクセスできます。

1982年からインバウンドの受け入れを開始し、現在では宿泊客の90%以上が欧米圏からの訪日外国人というまでになりました。

この旅館ではFacebookに毎日英語で投稿、写真や動画とともに天気や地域の催しものなど周辺情報や施設の情報などを配信しています。

イベントの動画も配信しており、バラエティー性に富んだ投稿と更新頻度の高さが特徴的です。

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2. アキバフクロウ

東京・秋葉原にあるフクロウカフェ「アキバフクロウ」は、トリップアドバイザーの「外国人に人気の日本の体験・ツアー ランキング 2018」で第2位にもなった訪日外国人に人気のスポットです。

アキバフクロウのFacebookには、主にフクロウの写真が投稿されています。毎日とまではいきませんが、かなりまめに投稿しているようです。

外国語対応に関しても、フクロウの種類のみ日本語と英語が併記されているだけで、他はすべて日本語です。しかしながらコメント欄には外国語のコメントが多く寄せられています

外国語対応も必要ですが、魅力的な写真を載せこまめに更新することも重要だということがわかります。

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3. お宿 山久

お宿 山久」は岐阜県の高山市にある、明治・大正時代をイメージしたロマンチックなアンティークが特徴の宿です。家庭的なおもてなしと、飛騨のかかさま料理("おかあさま"による手料理のこと)が堪能できます。

日本語と英語の2か国語で投稿をしており、宿泊者の写真も同時にアップすることで、宿泊を考えている人にとって宿の様子がイメージしやすくなっています。また、動画も使用し旅館の雰囲気を伝えています

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Facebookを利用してアメリカ人に向けた効果的なマーケティングを

アメリカにおいてFacebookは非常に広く普及したSNSです。またFacebookを利用したインバウンド市場における認知向上や集客には、すでに成功事例があります。

ターゲット層に親和性の高いSNSについて仮説を立て運用し集客に活かしていくマーケティング活動は、今後インバウンド客をターゲットとする施設や自治体にとって必ず取り組むべき施策と言えるでしょう。


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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