"安倍マリオ"が好印象、海外から高い評価も「猛暑」懸念大きく【東京2020オリンピック】

"安倍マリオ"が好印象、海外から高い評価も「猛暑」懸念大きく【東京2020オリンピック】

2020年東京オリンピックの開会式まで、残すところ1年となりました。NHKや民放といったテレビ局の総合司会が次々と発表され、またJALが特別塗装機の2号目の就航を開始するなど、イベントムードが日々高まっています。

東京では1964年以来55年ぶりに開催されるオリンピックとなる今回のオリンピックですが、2016年リオデジャネイロオリンピックの閉会式で登場した「安倍マリオ」から始まり、様々な観点から海外でも大きな話題になっています。

今回は、世界中の期待が寄せられつつある2020年東京オリンピックで期待されている経済効果と、大会に対する海外の反応を紹介します。


オリンピック開催まであと380日!

2020年東京オリンピックの開会式は2020年7月24日に予定されています。2019年7月現在、開催まで残り約1年となりました。

2013年9月7日の開催地決定から実に7年弱、日本社会はオリンピックの開催に向けて少しずつ勢いを増し、いわゆる「オリンピック景気」の様相も呈してきました。

ここではオリンピックがもたらす経済効果と消費効果についてご紹介します。

オリンピックでの経済効果

東京都は、2017年に今回の2020年東京オリンピックがもたらす経済効果の試算を公表しました。

これを見てみると、2020年東京オリンピックの開催が決まった2013年から大会終了10年後の2030年までの18年間で約32兆円もの経済効果が生まれると試算されています。

この32兆円という金額を詳しく見てみると、開催が決定した2013年から実際に開催される2020年までの計8年間で約21兆円、開催後の2021年から2030年までの計10年間で約11兆円という内訳になっており、開催終了後も経済効果は継続して発生すると予想されています。

32兆円のうち約6割は東京都への経済効果、残り約4割はその他の地域への経済効果とされており、日本全国がこの経済効果を享受できると見られています。

オリンピックのもたらす経済効果について詳しくは、以下のサイトも併せてご覧ください。

【32兆円】すごすぎる経済効果の東京オリンピック/開催で起こる変化・メリット・課題とは?

2020年の東京オリンピックは、いよいよ開幕まで500日を切りました。それにともない、16日、大会組織委員が競技日程の詳細を発表したり、18日には、チケット抽選を申し込むためのサイトがプレオープンするなど、開催が近いことを思わせるニュースも増えてきました。世界中から人が集まり注目をあびるだけあり、その経済効果にはすさまじいものがあります。この記事では、東京オリンピックがもたらすであろう日本経済への効果や、我々の生活にもたらす影響、インバウンド市場へのインパクトを解説していきます。東京オリン...

2種類の消費効果が見込める

東京都は、同じく2017年に発表した「東京2020大会開催に伴う経済波及効果」において32兆円の経済効果の根拠として、大会運営費や観戦客による消費支出などの「直接的効果」と、東京都の街づくりやバリアフリー対策、イベント振興、国際ビジネス拠点の形成などの事業において発生する「レガシー効果」の2つを挙げており、直接的効果は約5.2兆円、レガシー効果は約27.1兆円と試算しています。

まとめると、観光需要の増加と都市のインフラ整備や拡充の2箇所において消費効果があり、大きな経済波及が見込まれています。

消費効果について詳しくは、以下のサイトも併せてご覧ください。

オリンピックの影響

2020年東京オリンピックの開催まで、いよいよ500日を切りました。オリンピック開催による日本への経済効果は、東京でのオリンピック・パラリンピック開催が決定した2013年から2020年の開催、そして開催後10年間の2030年までの18年間で、30兆円規模にのぼることが予測されています。実際の過去オリンピックデータや現状などを参考に、オリンピックがどのような経済効果をもたらし、またインバウンド業界にどのような影響があるのか読み解きます。2020年東京オリンピック開催による経済効果は30兆円規...

東京オリンピックは以前から期待されていた

2016年リオデジャネイロオリンピックでは、閉会式に任天堂のゲームキャラクター・マリオに扮した安倍総理大臣が登場し、会場を湧き立たせました。

また、1982年に連載が開始された漫画「AKIRA」では2020年東京オリンピックが予言されており、話題となりました。

このように、日本のみならず世界各国で今大会に対する期待が高まっています。

リオ五輪の閉会式を盛り上げた"安倍マリオ"

リオ五輪の閉会式では、ビルや寺院を舞台に演技を繰り広げるアスリート達からボールを託された安倍首相がマリオに変身し、渋谷のスクランブル交差点の土管から地球の反対側へ飛んで行く映像が流れました。

この映像に合わせてリオ五輪の閉会式会場に設置された土管からマリオの衣装に身を包んだ安倍首相がボールを手に現れ、会場では大歓声が上がりました。

これに対する海外の反応をいくつかご紹介します。

当然のように、彼のサプライズ登場は熱狂的な反応を受けた。(アメリカ・ABC News)
この日曜夜の閉会式での演出は、Twitter上で好評を得ている。(イギリス・The Teleglaph)
最終日にひとりの男が全ての称賛をかっさらって行った。そして彼はアスリートですらないのだ。日本はリオ五輪の閉会式で遥かに良い演出をしたと言えるだろう。(イギリス・JOE.co.uk)
クールだった。ブラジルが地理的に日本の真裏にあることを考えると、素晴らしい演出だったと思う。(ブラジル人)
今から東京オリンピックに行くと宣言しよう。最高だね。(アメリカ人)

このようにリオ五輪から2020年東京オリンピックへの引継ぎの演出は世界各地で大好評を博し、2020年東京オリンピックへの期待が高まっていることが伺えます。

「安倍マリオ」への海外の反応について詳しくは、以下のサイトも併せてご覧ください。

海外の反応は?安倍首相マリオ姿「トーキョーショー」への海外メディア、ネットでの反応まとめ

http://www.forbes.com/より引用オリンピックの閉会式では次の開催年がパフォーマンスをすることで知られていますが、リオオリンピックの閉会式で、日本はプロジェクションマッピング(※建物や物体、あるいは空間などに対して映像を映し出す技術の総称 ※wikipediaより引用)や素晴らしいダンスパフォーマンス、幻想的な雰囲気の音響効果だけでなく、紹介映像の中に漫画やアニメ、ゲームのキャラクターが登場し、観客を楽しませました。しかし、その中で一番の驚きとなったのは、 マリオに扮して...


「AKIRA」の予言も海外で話題に

「AKIRA」とは大友克洋氏によるSF漫画で、講談社の青年漫画誌「ヤングマガジン」にて1982年12月20日号より連載が行われていました。作品の中では2019年の東京は第3次世界大戦を経て崩壊し、人々は東京湾上に建設された「ネオ東京」に生活の舞台を移しています。

そして現実と同じく2020年に、オリンピック開催を控えるまで復興を遂げたという設定になっていました。このため、2020年東京オリンピックの開催が決定した際には、「AKIRA」が開催を予言したとして世界中の話題になりました。

東京オリンピック開催への現在の反応は?

残り400日となった現在、2020年東京オリンピックには海外からどのような反応が寄せられているのでしょうか。Twitter等のSNSが普及した現在では、海外の反応も以前と比べ簡単に調査できるようになりました。

ここでは期待を寄せている声と、暑さに対する懸念の声を紹介します。

期待が高まっている

2019年5月9日には観戦チケットの抽選申込が開始されましたが、Twitterではオリンピックが近づいているというツイートだけではなく、チケットを買いたいというツイートや一緒に行ける人を探しているというツイートも見受けられるようになりました。

「誰か私と東京オリンピックに行きたい人はいる?」

「2020年の東京での夏季オリンピックが近づいている」

暑さを懸念する声も

2018年の夏は記録的な猛暑だったこともあり、「マラソンランナーに命の危険がある」「観客の安全は大丈夫か?」といった報道記事も出ています。

イギリス・ガーディアン紙は2018年に埼玉県熊谷市で41.1度の猛暑を記録したことを受け、「日本で熱波・2020年の五輪に懸念の記録更新」との記事を掲載し、選手や観客に熱中症の危険があるとしています。

また、晴天の場合は熱さによりマラソンコースがランナーにとって「極めて危険」な状態になり得るという大学教授らの研究結果も紹介し、東京大学・横張真教授の「真夏に開催する以上、どんな安全対策も万全とは言えない」との言葉も掲載しました。

かつてない人数のインバウンドが訪日、需要に応える環境整備を

開催まで400日を残した現時点でも世界各国からの反応は大きく、インターネット上でのオリンピックに関する話題も日に日に沸騰しつつあります。

観戦チケットの販売も開始され多くの人がチケットを求めていることからも、2020年東京オリンピックの開催時には今までにない量の訪日外国人が東京に集まることが予想されています。

彼らをおもてなしする側の我々は、しっかりとインバウンド対策を行い、見込まれる需要に対応できるように万全の備えをしておくことが重要だと言えるでしょう。


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!