中国&韓国口コミ紹介「やっぱり紅葉は永観堂」インバウンドの心つかむ”カラフルさ”と”お寺”

公開日:2019年09月26日

秋分の日も過ぎ去り、紅葉の季節が近づいています。

日本の重要な観光コンテンツの一つである紅葉ですが、インバウンドでの重要市場である「中国」「韓国」ではどのように旅行プランに影響を与えているのでしょうか。

トリップアドバイザーから探ってみました。(訳は全て訪日ラボ編集部によるもの)


日本の紅葉は中国・韓国でも人気?

トリップアドバイザーが発表した2017年日本の紅葉名所ランキングによると、1位に京都の永観堂禅林寺が選ばれています。2位と3位にはそれぞれ、新宿御苑と東福寺が続きました。

日本では各所で紅葉が見られ、訪日外国人にも人気の行事となっています。

実際に紅葉を見に日本を訪れた中国人と韓国人の反応を見てみると、かなり満足していることがわかります。

「夜の楓は無敵、こんな素敵な場所世の中に2つとない!」

▲トリップアドバイザーより
▲トリップアドバイザーより

訳 : 

11月の半ばにここに来て紅葉観賞した。5時半に開いて入園、空が暗くなっていって明かりがつく。その時の園全体の美しさったらない!

夜の紅葉は赤と黄色が混ざって、美しさがにじみ出ている。周りが少しざわざわしていたとしても、ぜんぜんこの魅力を減らすことはないです。夜の美しい紅葉を撮影したいならここに来るべきですよ〜

「紅葉観賞なら、絶対行くべき!」

▲トリップアドバイザーより
▲トリップアドバイザーより

訳 

中国人作家の蒋勛が講演したことがあり、みかえり阿弥陀で有名な永観堂はずっと行きたい場所だった。

今回が初めての訪問で、ちょうど紅葉になる時期に行ったのだけど、本当にすごい良かった!

中は広くて座って庭園を眺めることができる場所もある。これまで訪れた中でも最も雰囲気のあるお寺だと感じた。池との組み合わせは言葉にできない。行かないと後悔しますよ!

「やっぱり紅葉は永観堂」



▲トリップアドバイザーより

訳 : 

やはり京都の秋の紅葉の代表になる場所らしく、赤く染まった紅葉が印象的な場所だ。

赤い紅葉だけでなく、黄色や緑、オレンジ、赤色に水面に映った紅葉がとても綺麗だった。

もちろん京都で代表的な場所なので人は多いけど、京都に行ったら是たちに訪れてほしい場所だ。

「京都紅葉旅行の終わりに最高」

▲トリップアドバイザーより

訳 : 

銀閣寺を見て、永観堂に向かった。銀閣寺も紅葉が綺麗だったけど、永観堂がもっと記憶に残っている。

どこを見ても紅葉がとても綺麗で、日本の方たちもパッケージツアーで訪れているのを見て不思議でもあった。

日本の紅葉が中国・韓国で人気の理由

日本の紅葉は世界一美しいと言われています。

中国や韓国は比較的気温が似ており、自国でも紅葉は見られます。わざわざ日本の紅葉を見に来る理由とは何なのでしょうか?

そもそも紅葉するのは常緑樹と落葉樹のうち落葉樹のみです。国土の7割が森林の日本には、様々な落葉樹が存在し、その種類は世界で最も多い26種類です。メープルのイメージが強いカナダでも13種類のみです。

種類が多い分紅葉の色も様々であり、赤や黄色に加えて、まだ紅葉していない緑の葉をも一度に見ることができる日本の紅葉は、珍しいものとして映るようでです。

また、外国人にとって紅葉と日本のお寺や神社の組み合わせはとても相性がいいと人気です。

日本の紅葉が人気の理由は、色のバリエーション日本ならではの風情にあると考えられます。

「日本の紅葉が世界で一番美しい」と言われるワケ/外国人も紅葉がお好き?人気はやっぱり京都の東福寺・永観堂

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紅葉シーズン、訪日中国人・韓国人は増える?

日本のひとつの魅力として四季が挙げられます。四季によってそれぞれ需要があります。

4月前後は桜需要、7月、8月はバカンス需要、10月は紅葉需要、12月は雪需要です。 

中国と韓国に焦点を置くと、10月は日本と同じく休日が少ないため、特別観光客が増えているわけではないようです。

しかしJNTOが発表した2018年月別訪日外客数では、10月の全体訪日外客数は4月、7月に次いで3位です。

各国によってばらつきは見られるものの、特に近い2国においては、気温も涼しい紅葉のシーズンに日本を訪れる観光客も多いと言えます。

インバウンド・外国人観光客が多い時期がひと目でわかる「インバウンドカレンダー」:全国籍&アジア(中国、台湾、香港、韓国、タイ)編

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訪日韓国人は減少の可能性も

一方で、日韓関係の冷え込みの長期化によって訪日韓国人の減少が目立っています。

JNTOは9月18日に2019年8月の訪日外客者数について発表しており、これによると、2019年8月の訪日外客者数は2018年9月以来11か月ぶりに前年同月を2.2%下回る、252万人となっています。

特に韓国市場の落ち込みが大きく、訪日客数は前年同月比48.0%減の30万8,700人でした。

JNTOはこの結果に対して考えられる原因として、日韓情勢以外にも、韓国人の旅行先の多様化や韓国経済の低迷などを挙げていますが、現在の情勢を考慮すると、2019年の紅葉需要による訪日韓国人は例年より少なくなる可能性も考えられます。

8月の韓国人客「半減」の急降下…未曾有の「コリア・ショック」どう乗り切る?

観光庁の18日の発表によれば、8月に日本を訪れた韓国人旅行者数は、前年同月より48.0%減の30万8,700人にとどまりました。この数年は中国に続き市場2位であるインバウンド韓国市場ですが、今年7月からの対韓輸出規制強化により反日感情の高まりが実際に数字として表れたとも見られ、業界に驚きと不安を与えています。目次訪日外客数、11ヶ月ぶりに前年同月割れ訪日韓国人48.0%減が大きく影響「コリアショック」 「影響は9月から」と言われていたが…ボイコットジャパンが向かい風に「コリアショック」どう...

【事例】Instagram「#kyotogenic」「#autumninkyoto」で訪日誘客

紅葉需要での訪日客を増やすには、その視覚に訴える景観の魅力を活かせるコンテンツで全世界にユーザーがいるInstagramでのプロモーションが効果的と言えます。

外国人観光客が多い京都では2018年、京都市観光協会が「秋の"京都ジェニック"キャンペーン」を開催しました。京都市観光協会の公式アカウントをフォローし、ハッシュタグ「#kyotogenic」と「#autumninkyoto」を付けて投稿することで、豪華賞品が当たるキャンペーンに応募できます。

実際にInstagramで「#kyotogenic」と検索すると、2019年9月現在1万4,821件のハッシュタグの付いた投稿が見られました。

このキャンペーンでは、公式アカウントからの発信だけでなく、実際にカメラを持って訪れた人に魅力的な写真を投稿を促すことで、京都の紅葉のPRを図っています。「インスタ映え」が流行する今、このようにSNSへの投稿を目的にした旅行も決して珍しくはないでしょう。

紅葉需要に備え、色鮮やかな画像・動画を発信

日韓関係の冷え込みにおける訪日韓国人の数は減っているものの、合わせて年間訪日客の半数以上を占める訪日中国人、韓国人はインバウンドにおいて非常に重要な市場と言えるでしょう。

四季がはっきりしている日本では、季節ごとに異なる観光コンテンツが存在し、インバウンド市場にも幅広い需要が見込まれます。SNSなどを通じて日本に来たいと思えるような画像・動画を発信することは、中国人、韓国人の訪日旅行に対する期待を高めるでしょう。

動画や静止画にインパクトのある構図で映しこむことのできる紅葉は、こうした期待を高めるのにぴったりの素材となるはずです。


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!